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シンガポール・アジア文明博物館#2

2018-05-11 17:14:22 | 博物館・シンガポール

<続き>

長沙窯陶磁の全ては、量が多すぎて紹介しきれないので、この程度にしておく。揚州が長沙窯陶磁の輸出基地だったようで、多くの陶磁が過去に、そこから出土している。そこからジャワやマレー半島、ベトナム、カンボジア、タイへ輸出した。揚州と云えば空海上陸の地である。

長沙窯陶磁は、緑釉と褐釉で装飾性に優れ瓶、壺、碗、ピッチャーなど多種の器物を造形し焼成したもので人気があった。出土したタイプは830年頃と紹介している。

長沙窯陶磁には器面を装飾する手法として漢字を用いた。約400の碗に漢字装飾をみることができるという。漢字の多くは毛筆で黒褐色に発色している。以上で長沙窯陶磁の紹介を終える。

<続く>

 


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