<続き>
長沙窯陶磁の全ては、量が多すぎて紹介しきれないので、この程度にしておく。揚州が長沙窯陶磁の輸出基地だったようで、多くの陶磁が過去に、そこから出土している。そこからジャワやマレー半島、ベトナム、カンボジア、タイへ輸出した。揚州と云えば空海上陸の地である。
長沙窯陶磁は、緑釉と褐釉で装飾性に優れ瓶、壺、碗、ピッチャーなど多種の器物を造形し焼成したもので人気があった。出土したタイプは830年頃と紹介している。
長沙窯陶磁には器面を装飾する手法として漢字を用いた。約400の碗に漢字装飾をみることができるという。漢字の多くは毛筆で黒褐色に発色している。以上で長沙窯陶磁の紹介を終える。
<続く>
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