<続き>
<第6章 祈ー鎮魂と辟邪ー:その1>
①鎮魂(ちんごん)と辟邪(へきじゃ)、②破断鉄器と折り曲げ鉄器、③潰された冠、④撒かれた玉とのテーマで展示されていた。
展示図録の『①鎮魂と辟邪』説明は以下のようになされている。”古墳で鎮魂を願う儀礼は各地で確認されている。具体的には、刃物を断ち切ったり、折り曲げたりする行為(当該ブロガー注:これは朝鮮半島南部の古墳にも示されており、騎馬民族渡来説の傍証のひとつである)がよく確認されている。モノを壊すことでその機能を停止させ、その力を奪い被葬者の鎮魂を願ったであろう。この他、玉類を撒く行為も確認される。玉には呪力があり、それを撒くことで呪力が効く範囲を広め、鎮魂を祈ったであろう。また、円筒埴輪や盾形埴輪、鏡や武器などの呪術具、飲食物などによって外部からくる悪霊を被葬者に寄せ付けない辟邪も行われていた。・・・と説明されている。では、展示品を紹介する。
②破断鉄器と折り曲げ鉄器
残る③、④については次回紹介する。
<続く>
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