今回より和歌山県立風土記の丘資料館の展示品を紹介する。所在地は古墳が集まる低い丘陵地帯である。
先ずは埴輪から紹介するが、注目すべき埴輪が多々出土している。先ずは過去に紹介した双脚輪状文埴輪から。この双脚輪状文は九州北部の装飾古墳の絵画文様に登場するが、従来訳の分からない呪い文様かと思われていた。しかし、出土した埴輪から人物の冠帽であったことが判明したものの、意味するところは魔除け・辟邪文であろうと考えられる。
円筒埴輪 大日山35号墳 6世紀
左・蓋(きぬがさ)形埴輪 右・靫(ゆぎ)形埴輪 いずれも大日山35号墳 6世紀
<続く>
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