過日、写真のミャンマー陶磁が出品されていた。年齢を重ね最近は断捨離である。60歳代であれば、迷うことなく応札していた。どうも落札価格の最終確認はしていないが1000-2000円であろう。焼成ひび割れがあり、骨董的価値はないものと思われるが、資料的価値は大きい。出品名称は忘却したが、宋胡録(スンコロク)✖✖✖だったかと思う。南蛮渡りしかも近年の新渡りのミャンマー陶磁にスンコロクでもなかろう。
この盤には、大きな特徴が3つあり、それによってミャンマーはヤンゴンの対岸のトワンテ窯ないしは、その近辺の窯場で焼成されたミャンマー青磁である。
その特徴とは
①暗緑色で多少褐色がかっている青磁
②カベットに二筋の鎬状の線刻が入っている
③見込み中央に5光芒の太陽紋をみる
その他に高台畳付き幅が狭いこと、胎土の特徴はトワンテ窯の特徴である。このようなミャンマー青磁は数も少ないことから、焼成ひびがあるものの極めて貴重である。落札者は儲けものであったことになる。
<了>
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