世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

サワデー・ピーマイ・カップ

2015-01-03 10:30:55 | タイ王国
 今年はBangkokのBankapiで新年を迎えた。現地時間で午前6時半過ぎの日の出である。当地は乾季の真っただ中で、朝夕の気温は25℃前後でくあろうか?非常に凌ぎやすく、BKKは年がら年中蒸し暑いとの誤解は、吹っ飛んだ。


 
 先般、Bangkok Insurance Meuseum #2で、写真だけ並べ、何らコメント記載していなかったが、写真の最上段から順に、以下にコメントを記載しておく。
 最上段は青磁櫛歯文高坏である。シーサッチャナラーイ青磁では、櫛歯文を多々見ることできるが、この高坏のカベットは芙蓉手のように区画され、その花弁に櫛歯で文様が刻まれている。この手の文様は、シーサッチャナラーイは素人である当該ブロガーには初見である。
 2段目はキャップションによると、ヤクシャ(Yaksha)である。インド神話において鬼神の総称と云われ、日本では夜叉と呼んでいる。財宝神クベーラ(毘沙門天)の眷属で、森林に棲む神霊であり、樹木に関係するため、聖樹と共に絵画にされる。バラモン教の精舎の前門には一対の夜叉像を置き、守護神にしたという。タイでは緑と赤色の対になった像が寺院の門に置かれており、これをヤックと呼んでいる。キャップションにヤクシャと紹介されている、この掌形物は今日タイの寺院でみるヤックの顔立ちと異なり、どーみても中国風の顔立ちに見えるが、ご覧の各位はどーであろうか?
 3段目は獅子であるが、シンハとは異なり、これも中国風の獅子にみえる。最後はMandarin Duckとキャップションに紹介されている。頭部が鉄釉で褐色に彩色されていることから、そうであろうがこれは、ハムサ(Hamsa)またはハンサ(Hansha)と呼ぶ、ヒンズー教に伝わる神鳥で、白いガチョウの姿をしており、ブラフマー神の乗り物であるが、そう思いたい。
 以上、写真で掲げた4点はシーサッチャナラーイPa Yang窯と紹介されていた。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿