飼育委員会の担当になってから8か月。この間、うさぎを何度も家に預かったり、えさをやりに休日出勤したりしてきました。そして、かなりたくさんの数の子ウサギの死を目の当たりにしてきました。こんな小さな生き物が、3週間やそこらで乳離れして、一人前に固形のえさを食べられるようになるのがすごいなと思いながら、そしてまた一方では、3週間未満の赤ちゃんうさぎに、人間のにおいが少しでもついてしまうと、育児を放棄する母親うさぎの習性を知り、動物たちの過酷な運命を見せつけられながら、ここまでやってきました。着任2日目に赤ちゃんうさぎの首だけが転がっていた惨劇は今でも忘れられません。
そんな中、先日も委員会のことを書いたときに触れましたが、秋の赤ちゃんラッシュが続いています。この1~2か月の間に、13羽のうさぎが産まれました。先行して産まれた2羽は、現在体長が15~20センチほどになり、禽舎のアイドルとなっています。でも、他の11羽は今日までに全て死に絶えました。先週、6羽産まれた赤ちゃんが、寝床に敷かれた羽毛を風に吹き飛ばされて、全て毛が生えることもなく、赤いまま死にました。そして、昨日まで職員室と我が家を毎日往復して一命を取り留めていた2羽のうさぎが、夕べまで元気だったのにもかかわらず、今朝見たら2羽とも死んでいました。部屋の中の出来事なので、寒さや飢えはあり得ません。しかも、2羽同時にです。育児放棄された5羽の内、職員室でミルクやゼリーを与えられて元気を回復したと思われていた2羽が、今朝、我が家で死んでしまったのです。原因も分かりません。えさも全部食べてありました。本当は今日から禽舎に戻して育てようと思っていた矢先の出来事でした。一番ショックだったのはうちの娘。毎日えさを与えたり遊んだりしてくれたのは娘なのです。我が家の小さな飼育委員には今朝の訃報は相当ショックだったようで、2羽の亡骸を見た瞬間に号泣してしまいました。妻から「死んだことは内緒にしておこうか?」と相談されたのですが、生き物の命の大切さや厳しさを教える機会になればと、私がわざわざ娘を起こして見せました。泣き止むまでにかなりの時間を要しましたが、こんな可愛い命も、こうして突然のお別れをしなければならないときがやってくると、娘に話して聞かせました。体長10センチにも満たない小さな命は、娘に大切なことを教えてくれたような気がしました。今、我が家には、同じ禽舎から頂いて育てている、7か月目のうさぎが2羽います。ずいぶんと大きくなり、もうすぐえさの質を変えなければならない時期になってきました。彼らをこの赤ちゃんうさぎのような姿にしないためにも、天寿を全うさせてあげるためにも、きちんと育てることを教えていきたいと、改めて思った1日でした。
そんな中、先日も委員会のことを書いたときに触れましたが、秋の赤ちゃんラッシュが続いています。この1~2か月の間に、13羽のうさぎが産まれました。先行して産まれた2羽は、現在体長が15~20センチほどになり、禽舎のアイドルとなっています。でも、他の11羽は今日までに全て死に絶えました。先週、6羽産まれた赤ちゃんが、寝床に敷かれた羽毛を風に吹き飛ばされて、全て毛が生えることもなく、赤いまま死にました。そして、昨日まで職員室と我が家を毎日往復して一命を取り留めていた2羽のうさぎが、夕べまで元気だったのにもかかわらず、今朝見たら2羽とも死んでいました。部屋の中の出来事なので、寒さや飢えはあり得ません。しかも、2羽同時にです。育児放棄された5羽の内、職員室でミルクやゼリーを与えられて元気を回復したと思われていた2羽が、今朝、我が家で死んでしまったのです。原因も分かりません。えさも全部食べてありました。本当は今日から禽舎に戻して育てようと思っていた矢先の出来事でした。一番ショックだったのはうちの娘。毎日えさを与えたり遊んだりしてくれたのは娘なのです。我が家の小さな飼育委員には今朝の訃報は相当ショックだったようで、2羽の亡骸を見た瞬間に号泣してしまいました。妻から「死んだことは内緒にしておこうか?」と相談されたのですが、生き物の命の大切さや厳しさを教える機会になればと、私がわざわざ娘を起こして見せました。泣き止むまでにかなりの時間を要しましたが、こんな可愛い命も、こうして突然のお別れをしなければならないときがやってくると、娘に話して聞かせました。体長10センチにも満たない小さな命は、娘に大切なことを教えてくれたような気がしました。今、我が家には、同じ禽舎から頂いて育てている、7か月目のうさぎが2羽います。ずいぶんと大きくなり、もうすぐえさの質を変えなければならない時期になってきました。彼らをこの赤ちゃんうさぎのような姿にしないためにも、天寿を全うさせてあげるためにも、きちんと育てることを教えていきたいと、改めて思った1日でした。