南アフリカ共和国が永らくとっていた、黒人隔離政策(アパルトヘイト)を打破した、元大統領が老衰のため亡くなった。
アメリカの公民権運動のキング牧師と並び称される黒人指導者であった。マンデラ氏の教えに従って子弟に高等教育を受けさせた例がNHKで紹介された。そのお陰で教育を受けた人が、次代の人々の教育を支援しているという。憎みあう負の連鎖を断ち切るためにも教育が必要なことをマンデラ氏は事ある毎に指摘していた。深い憎しみを越えたところに、黒人と白人のあるべき姿を見通していたマンデラ氏。偉大な黒人指導者が亡くなったことによる影響は、これからの歴史が物語るだろう。決して歴史を逆戻りさせてはならない。その思いを、我々も忘れないことこそ大切だ。
マンデラ氏のご冥福を、心よりお祈りいたします。