平常の授業は授業であり、大学受験の準備はまた別のものとお考えの方、「それ、誤ってますよ!」
授業で習うことを確実にこなしてこそ、入試問題も解けるのです。小さなことの積み重ねがより重要なのです。
1.予習などと大げさに構えずに、次回授業であつかう内容を予め下調べしましょう。
・英語ならば、分からぬ単語、熟語、構文を調べておきましょう。もし意味が捉えにくい箇所があれば、チェックしてお
きましょう。(なお訳文はしっかりノートに書いておきましょう。授業中に先生の解説を聞いて添削しましょう。)
・古文ならば、重要古語を調べておきましょう。
・漢文ならば、重要句型を覚えておきましょう。(句型は例文とともに覚えておきましょう。)
・数学ならば、例題にしっかり目を通しておきましょう。普段からチャートなどで先取り学習をすると良いです。
(今習っている単元の1つ2つ先の単元をチャートで予め予習しておくのです。)
・現代文では、不慣れな用語をしっかり調べておきましょう。用語は、著者の定義に従うことです。
・読書スピードを上げる努力を常にしましょう。
(一瞥で見られる範囲、アイ・スパン、を拡げえう努力をしよう。読書スピードが格段に速くなります。)
2.習ったことを徹底的に理解し、記憶にとどめよう。「忘れたら覚える」のサイクルを何度でも繰り返してください。
・5感をフルに使って、効果的に物事を覚えよう。
3.基礎事項の積み重ねが大切です。基礎事項を組み合わせて物事に対処すべきことを学んでください。
・基礎事項を覚えるだけではだめです。試されるのは知識の運用方法なのです。そのことを忘れないで下さい。
4.センター試験と2次試験は別物ではありません。センター試験の向こう側に二次試験を見据えることが大切なの
です。センター試験で基礎事項を固めておけば、それが二次試験の効果的な準備になる事実に注目してくださ
い。センター試験と二次試験は別物ではないのです。しっかりした基礎知識のもとに強靭な思考力を養うのです。
5.「解等力」のUPに常に心を砕こう。
・答案は、受験生から採点者への唯一のメッセージなのです。効果的に考えを伝えることは、コミュニケーションの
原点です。細心の注意を向けて、答案作成に臨もう。