我が青春のMBX

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MBX補完計画 @176 機械式タコメーターの考察

2015-02-02 | MBX 壱号機
タコメーターの適合に関するご質問を頂いたので
すこし掘り下げて、僕の見解を記事にしてみます。
ご意見あればご教示頂きたいですm(_ _)m

今回は「機械式タコメーター」適合/誤差のお話し

僕が使用しているのはDAYTONA製で、ギア比1:5です。


この1:5とは
クランク5回転=タコメーターケーブルが1回転すると言う規格で
ケーブルの機械的な回転数をメーターが数値化します。
代表的な1:5の車両は、YAMAHA SRシリーズ等が上げられます。

MBXのギア比は1:4なので
本来1:4規格のタコを使用しないと誤差が生じます。
1:4規格の汎用タコメーターは?
となるとKITACOの製品がある事を記憶してます。

では1:4の車両に1:5のタコメーターを使用した場合の誤差は?

25%の誤差が生じるであろう…
という頼りない回答になります。

誤差が生じる論理

1:4/1:5=4:5
4:5の比率に則り
回転数としては、数字が小さくてピンとこないので
まずは×1000をして4000rpm:5000rpmと仮定します。

エンジン側は4000rpmの回転数のところ
メーター側はケーブルの回転数から5000rpmと誤認する

∴5000÷4000=1.25
=25%増しの誤差

例えば
アイドリング時の1500rpm=1875rpm
パワーバンド入り口 8000rpm=10000rpm
レッドゾーン入り口 11500rpm=14375rpm
と言う様に高く表示される。

回転数が低い内は、分母も小さいので誤差が低くも感じるが…
回転数が上がるほど、大きな誤差となる。

上記は1:4と1:5の4と5と言う数字に注目しての計算方法ですが
異なったアプローチからの計算でも同様の結果が生まれます。

アイドリング時の1500rpmに注目した場合
1:4では 
4×ケーブル375回転=1500rpm

1:5では 
5×ケーブル300回転=1500rpm

当たり前に少ないケーブルの回転数で
1:5のほうが1500rpmを表示します。

端数がなく計算し易いので
1:5の場合の300回転で1:4の表示する回転数を導き出すと
4×300=1200rpmと言う事になります。

これを基準に
倍の2400rpmだと3000rpmと誤表示され
以下倍々にしていくと
3600→4500
4800→6000

10800→13500
12000→15000
と、やはり1.25倍=25%増しの誤差が生じる訳です。

汎用品を使用するならば
MBXのギア取り出し口は1:4なので
前出のKITACO製1:4規格のタコメーターを使用する。

もともと多少の誤差も生じるものだと割り切り
25%の誤差を承知の上で1:5規格のタコメーターを使用する。

武川製で1:6.5なんてのも存在しますが
こちらは更なる誤差が生じます。

同上の計算に当てはめると1.625倍=約63%増し
アイドリング時の1500rpmでも2437rpm
レッドゾーン付近12000rpmでは19500rpmです。
使い物にならないですね。



追記するならば
僕の場合はエンジンコンディションの目安としては不便してないので
多少の誤差は目を瞑ってます。
割り増しでメーターが回っていても
フィーリングに変わりがあるわけではないですからね。

机上では25%の論理ですが
体感?目視?では15%くらいでしょうか?

現在使用しているタコメーターを装備した後に
高回転型のエンジンチューンに変更したので
比較対象がなく定かではありません。

裏を返すとエンジンチューンを施す以前に
タコは交換していたのですが…
その当時は此処までの知識/認識がなく
「60φの白パネル かっこよくね?」
ぐらいの感覚で商品をセレクトしてました。

もちろん当時もタコメーターの示す数値が、おかしくないか?
という疑問は持たなかったので
理論値の25%よりも、せいぜい15%くらいでは?
と考えるわけです。

突き詰めるならば
保管してある純正タコメーターに換装して確認するという方法もありますが
たとえ割り増し表示でも踊るタコメーターには
心も踊るので良しとしています。

うまく纏まってませんが僕の見解です。
結論的には机上では25%の誤差
体感/目視では小径なタコなこともあり15%程度に感じる。

冒頭にも述べましたが
間違えがあればご指摘くださいませ m(_ _)m




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