歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

2,30年先取りしてしまうと

2011-06-10 21:31:18 | Weblog
長生きするのは覚悟がいる、とつくづく考えてしまう。

介護職に転職した時、一番に思ったことは、
【生きていたら、やせよう!】でした。
足が立たなくなって全てに介助される時、40キロを越えると小柄な介護者では抱けなくなります。
トランス(移乗動作)は、1人で行うのが普通です。
介護技術だけでは難しい・・・。
また、介護者によっては技術が経験に伴っていないこともあります。

と、まあ、こんなことはきりがなくあるので、
あまりこの場では書きたくなくなりました。


自分の声が保てなくなりつつある自覚があり、少し焦り気味。
仕事を続けながら歌うのは厳しいのは分かっているものの、
辞めるわけにもいかず・・・、
もっと出来ないのは、歌をやめること。
もしそうなったら、何のために今の生活を選択したのか意味がなくなってしまいます。


いったい何のために、誰のために私は生きているのだろう?
生かされているのだろう?
ついそんなことを考えている私がいます。

たくさんの人生の終わりを看過ぎたのかもしれません。


泰山木の花です。