歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

帰省する人、出来ぬ人

2010-08-12 20:09:23 | Weblog
生まれたところは東京ではないけれど、帰る所はありません。
友達から「お盆は田舎へ帰る。」とメールがあった。
「帰るところがある人はいいよねえ!」と、嫉妬を含んだ返信をしてしまう(笑い)。
私って、嫌なやつだな・・・、と思いながら。

せめて、一番近しい先祖(?)の母のところへ顔を出す。
お盆のお供物を持っていったが、母は亡父より自分のほうが大事になっている。
超高齢社会の最先頭を生きている母だが、
なんと!
エレベーターの操作をし、トイレへ一人で移動し、車椅子をほうっておいて、階段を上がるそうな!!!
ホームのケアマネさんも呆れながらも感心していた。
いやア、私だって絶句する。

スタッフが関わるのが困難なタイプなのは良く判っているので、とにかく本人のしたいようにさせてほしいと伝える。
リスクについても承知の上である。
私が他の人のケアプランを作成するとしても同じ内容で作り、家族にリスクを説明するだろう。
失禁が増えてきたので、一日に最低1回リハパンをとり変えてくれるように頼む。
実際はそれも難しそうだが・・・、それは仕事として取り組んでもらいたい。
訪問した時、パンツが汚れていることが多い。
前回は、私だと気付かず「コンナコトをされて、」と文句を言っていたので新人スタッフだとタイヘンだろう。
幸い、気分がすぐ変わるようになったそうで、嫌なことも忘れるらしい。

我が家のご先祖様、昭和15年に亡くなった大伯父以外は「過去帖」のみである。
なぜか?母方しかないのだけれど、お線香を迎え火の代わりにする。
母方の直系は無くなってしまったのではないかなあ。
預かっている位牌の跡取りは養子が入ったということなので、お祭りはしてもらっているだろうけど、私を育ててくれた祖母が大切にした人なので、ここに残しておいても恨まれないだろう。


まわりの人が読んでいた「永遠の0(ゼロ)」、半分まで読んだが辛すぎて読み進めなくなった。

田舎に帰れる友達も最も近しいルーツ(親)を大事にしてね!

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3 コメント

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こんばんは、mammamiaさま (kunitora)
2010-08-15 23:40:01
10時過ぎに戻ってきました
一緒に夜はお好み焼きを5人でタクシーに乗って食べにいきました、久しぶりの大人数での外食興奮なさっていました、朝・昼も3人で一緒に食べ、一人ではおいしくないとの本音もお聞きしました、夜からまた一人ぽっちになりますが、まわりのひとができるだけ電話をおおくかけることにしました、10月のなかばに再度出かけることを約束したらとても喜んでいただきました、行って一緒に食事を食べる、TVを共に見るだけしかできませんが、会話のもとになると信じています
行きは曇り雨で富士はだめ、帰りは夜でだめ
残念です、明日の昼は介護認定ですので昼休みはなしとなります
そのぶん、向こうではきょうはしっかり無外出でした
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帰省 (mammamia)
2010-08-15 10:00:28
親の住むところが実家になりますね。
kunitora様のご両親、お元気なのが何よりお幸せです。元気の元も、全てはご本人さまがたの心の持ちよう、自立する気持なのではないかと私は思います。
人のために何かをしたい、そのためには自由でいなければならない。
これからの私たちは、みんなそういう生き方が求められているようですね。(年金では生きていけません)
介護を含めてのお里帰りのようですが、今日は富士山が良く眺められそうですよ!
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こんにちはmammamiaさま (kunitora)
2010-08-13 14:00:34
明日14日、まわりのひとの実家に行ってきます、私の大好きな富士が見れるとうれしいです
ひとりぐらしを兄弟がささえあっています
妹の婿さんは施設に入った方がよいと3年前から言っています、支えている一人がきょう軽い手術をして10日間入院です、そのうち2日間私たちがそばにいます
わたしの製造元は2人とも元気で、先日誕生日祝いをもらいました
幸せを噛みしめています
15日帰ってきて、午前仕事をしたあと、介護認定審査会、3時半過ぎから仕事に戻ります
短い夏休みですが楽しんできます
暑いですのでお身体を大切になさいませ
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