歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

施設トラブルのリスクを減らすには?

2013-02-07 23:46:30 | Weblog
立ち上げて2年も経つと、当然ご入居者の年齢も2歳上がります。
認知症の方は、自分で判断する範囲が狭まります。

その中には、危険を察知する能力も含まれます。
バランス感覚も鈍くなります。


グループホームは認知症の自立支援のための地域密着型施設なのですが、勤務先でも「自立支援」「その人が求めているケア」「その人がナニをしたいか」に絞ってケアを立て直していこうと話し合うことが出来るようになりました。

タイムスケジュール的なケアは、ケアプランから省いてしまおう!
別な書式で残しているものも、二重記載をやめよう。


一般スタッフが、ケアプランは契約書、だということを認識することも大事です。
ケア記録はケアプランに添って書かなければ意味がないのです。


上記を踏まえて、
ご家族に、ご本人の状態をこまめに報告することがもっとも大切なコミュニケーションの一つ。
転倒骨折などの事故が起きたとき、事故が起きる可能性を知っているのと、いないのとではまったく違います。

伝えにくいことも話して理解していただくことが重要。

数年前の苦い経験。
直接コミュニケーションを取らせてもらえなかった家族に、ケアプラン説明のみ面談したことがあります。
他のご入居者とのトラブルがあったので、お伝えしたところ大変立腹されてしまった。
名刺を出してご挨拶したことまで、八つ当たりされたみたいでした。

ただただ、驚きましたけど、このような逆切れされることもサービス業ではあるのです。


それ以来、自分で関らせてもらえないようなら、都合よく使われるのは断ることにしています。
自分のリスクも管理しなくてはなりません。

現勤務先では、やっと直接ご家族にお話してよいことになりました。
管理者、またはケアマネの私が家族対応する。

1ヶ月に1回、2回、もしくはほとんど面会に来ないなどもありますので、ご入居者の最新の状態を知っているのは、私たちスタッフなのです。
ご入居者にとっては、もっとも身近な他人でしょう。


「ほうれんそう」は、スタッフ間のみならず、施設側とご家族の間でも存在すると思っています。
特に、金銭に関すること、身体状態変化、ヒヤリハットは速やかに。

連絡して、面倒がられたご家族はいらっしゃいません。

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