「カールのおじさん」が見学者を出迎えます
「日経」に消費者のコメントが2020件も寄せられる
2009年に明治乳業と明治製菓が相乗効果を上げるとして経営統合で明治ホールディングス株式会社がつくられました。2年経過しても相乗効果が上がらず、経営陣は、明治製菓の菓子業務を明治乳業に組み入れ、新社名を「株式会社 明治」として市場拡大を図りました。
明治乳業争議団と争議支援共闘会議は、明治乳業が抱えている賃金昇格差別の人権侵害という「負の遺産」を精算せずに経営統合・事業再編をおこなう中で、労働者に新資格制度を導入し新たな労働条件の低下は許せないとした立場で、埼玉県坂戸市関東工場で「カール菓子」やチョコレートなど生産されている工場門前で宣伝をおこなってきました。
明治の菓子「カール」の終売を決めた理由について、あるネット記事に川村和夫社長が寄せたインタビューに怒りの声が集中。数日の間に2020件(日経)もの消費者からのコメントがありました。そのほんの一部を抜粋して見ると・・・!
▼カールがなくなったのは単純に社内抗争で製菓が乳業に負けたからでしょ?
▼経営トップの自己満足ではないのか。どの商品にもファンがいるはず、乳業と製菓、近いようでちょっと違う業界事情ではないだろうか。
▼東日本での終売直前にカールは40億円ありましたので売上げ40億円あって事業が黒字に出来ないって経営方法がおかしくな いの?それにこの人の話は、自社の製品に愛を感じない。
▼この社長のコメントを見て感じたのは、商品に対する愛が全く感じられない。
▼選択と集中と言ってるのは傾いている会社が1,2年で行う事 で20年もしてる会社は良くならない。
▼ワンマン社長の考えること。消費者の目線では物事を考えず。
▼社長は偉そうに講釈垂れる前に自ら襟を正し退陣すべき。 次期社長に期待したい。
▼社長が変わらない限り、類似品があれば他社製品を買います。
▼この社長乳業側の人だからなぁ。製菓のブランドなんてどうもいいんだろう。統合してから製菓事業のほうは、日陰にする商品にも顧客はいます。追いやられているという噂も耳にする。
▼根本として顧客目線が足りない社長です。ガラクタ呼ばわりする商品にも顧客はいます。
▼この人の言葉の端々に消費者軽視の思想を感じる。
▼俺たちはガラクタを売りつけられていたのか。愛着のあったお菓子なのに、その気持ちまで傷つけられた。一気に明治に対する気持ちが冷めるね。二度とこの商品は買わない(笑)
▼この社長は消費者のことじゃなくて、会社の方を見ている。
▼事の発端は明治乳業と明治製菓との合体にある。高単価商品を揃える旧明治乳業側から見ればスナック菓子など高コスト低利益、経営の足を引っ張るお荷物商品でしかないのだろう。
▼製菓の製品全般に冷淡。製菓出身の社員はみんな忸怩たる思いじゃないかな。固定ファンを簡単に切り捨てたら必ずしっぺ返 しがあるだろう。
▼数字や目先の利益しか見ない典型的なダメ社長の予感がする。 まだまだ、ぎくしゃくしそうな気がする。
▼当時カールの開発や販売に尽力した明治製菓出身の方々は複雑な思いだろう。
▼自社製品に「思い入れない」って言い切ってしまえる経営者って凄いな。
◎株式会社明治(明治乳業時代から)「3つの異常」が存在しています。
一つは、21世紀に入ってからでも「不祥事・不正、食品衛生法違反」など36件も発生し、「生産優先」「儲け本意」の経営姿勢に有り。
二つは、労働争議が絶えない。1960年代から「解雇」、「思想差別」、「不当労働行為による賃金差別」事件などが11件発生。現在も全国9事業所64名の賃金昇格差別是正を求めた闘いが継続中。
三つは、死亡重大災害が7件も発生してきた。
争議団は、3つの異常経営姿勢を告発し、「人権を守れない」ことは「食の安全」も守れないとして運動を進めています。
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