毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

風輪(かざわ) ツルアジサイ

2011-01-12 23:01:01 | 三角山

 

 

やっとこの日がきました。

ちょっと大袈裟ですけど、まぁ待ってたわけです。

数ヶ月前、去年の何月だろ?真夏の頃でしょか。

ひょいと手にした本に面白いことが載っておりました。

 

 

 

 

ツルアジサイのドライフラワーです。

この時期といいますか、これからの時期にまっ白な雪の上に落ちているのを、毎冬よく見かけます。

不思議に思いません?

私、どうして今頃落ちているのかなってずぅっと思っていたわけです。

秋の終わりの落ち葉とともに地上に落ちてもいいと思いません?

なのに、雪が積もってから何故か雪の上に落ちている。

それも、たまたまラストのひとつが雪の上に落ちたわけではなく、

なんだかあっちにもこっちにも落ちていたりするわけで。

 

そんな私の疑問に答えるかのような、

ツルアジサイに関しての記載がありまして。

したたかに生きるツルアジサイと書いてありました。

春一番の風を待って固雪の上に落下し、風輪となって巨木の根元に種子を運ばせるのだそうです。

はぁーっ、賢いというか考えてるというか作戦練ってたのね。

種の保存、種の継続、

そうやって生き抜き繋いできたとは。

確かに落ち葉と共に地面に落ち、上から雪が積もったら。

雪が積もる前の状態でも、

落ち葉に埋もれ邪魔をされて遠くへ転がることも無く、もとの親の樹のそばの可能性大よね。

親と言えども先客になる??

雪の上に落ちたなら、ころころ風に吹かれ転がり飛ばされ、運がよければ大きな樹にぶつかり止って、

春になればその木にぐいぐい這い上がればいいわけで。

 

 

 

でもこのツルアジサイはフライングでしょか。

まだまだこれから雪積もるのでは。

あ、次の雪の前にどこか樹のそばまで転がればいいのか。意外と先手必勝組だったりして(笑)。

そううまくことは進まないから、山中ツルアジサイだらけになってないんでしょうけど。

 

…私もしたたかに生き残り作戦練りましょか。

あ、これ以上はまずいって?

とりあえずどんど焼き行かなくちゃ(笑)。あ、行く前に調べなきゃ、今年は何日なのか。

あ、まっ白な雪がグレーやダルメシアンのようになっちゃう日ね(笑)。

これも冬の句読点でしょか。