ピンとくる方、全然なにも来ない方。私は過剰に反応してしまいます。
キャッスルロック。
それはキングの小説にでてくる架空の町の名前です。
スタンド・バイ・ミーがそうだったな。
他にもこの町が舞台となった小説もあれば、キャッスルロックという地名がでてくる小説もある。
いろいろ読んだ南極関連の本、おそらくエンデュアランス号数冊のなかの小さな地図だったと記憶してますが、
小さくキャッスルロックという文字を見かけたことがあったんです。
嘘よね~、でもあってもおかしくないか、岩と氷塊の城。南極にキャッスルロック。
キング氏は知っているのかなとちらっと浮かんだけど、そのまま流して終了。
昨日載せた世界の名作図書館、この中に収められているスコットの日記を今日読み終わったのですが、
その中の南極(ロス島)の地図に、キャッスルロックという文字を発見。
キャッスルロックだぁ!やっぱりあるんだ。イントロ流れるわ!
もちろんキングとは無関係でしょけど、こういう偶然のつながりが激しく嬉しかったりして。
ちなみにキングの小説「ニードフル・シングス」でキャッスルロックは大破壊してしまうはず。
(なんと途中で投げ出したため、この本は上巻しか持ってない。下巻、買うべきか思案中)
この地図はスコットの南極点への道ではなく、「世界最悪の旅/チェリー・ガラード」らによる、
皇帝ペンギンの調査の冬季旅行のルートを記したものです。
いやぁ、日付は6月7月になっているけど、南半球は季節が逆で真冬。
マイナス五十度六十度、ほぼ真っ暗闇の世界よ。ひとりあたり115キロの荷物を曳きつづける。
ねー、なんてことするんでしょね。
今冬は寒さに対する心構えが全然違ってます。
これぐらい、アムンセンやスコットに比べりゃ屁の河童だわ、シャクルトンなんてこれに加えて海水でずぶ濡れだし。
なーんて、勝手に先人たちの姿を苦労を想像し歩いております。
先日読んだアムンセンの本「南極点征服」によると、1911年の今日、12月16日が真の南極点到達の日になっています。
12月14、15、16日と、ものによって日付が違っているのは、到達した日と、そのあとで計測しなおして真の南極点としているからでしょか。
私も読んでいてどの日を到達日としていいのか「?」になりました。
ついでに書き留めておきますが、アムンセンの1911年12月14日(あるいは15日)の日記があります。
みずから望むゴールとは正反対の地点に立った人はこれまで一人もいなかったことを、率直に認めたほうがよいだろう。北極点をめぐる地域─いかにも北極点そのもの─は、子供のときからわたしをひきつけてきたが、わたしはここ、南極点にいたのである。これほどのどんでんがえしがまたとあろうか。
おっと、ついつい熱く語り始めてしまうとこでした(笑)。
吹雪の風の音を聞くと、アムンセン・スコット・シャクルトンを想ってしまいます。