ニトリに行く途中にある「白い恋人パーク」、
いつもは素通りするのだけれど、今日はぷらっと門をくぐり中に入ってみた。
へぇー、こういう造りになっているんだ。
が、人が多いのと時間が少ないのとで早々に退散。
バラの写真を数枚撮ってきたので今日はそれを使えるなと思いきや、
なんと17ページシリーズの日だった。
いやぁ、いつまでこれ続けるんだろう。いつも思うのだけれどね。
まあいいか。
ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは紹介にも感想にもならない雑文です。
カンパン夫人 フランス革命を生き抜いた主席侍女/イケス・ド・ケルタンギ ダコスタ吉村ハナコ訳
遅れの考えから抜け出せないこの老人はいったいどのような人物だったのか。息子も非凡な人物で、困難
知っている人は知っている、カンパン夫人。ブルジョワ(平民階級)出身でありながら、
ルイ15世王女たちの朗読係を15歳で務め、マリー・アントワネット付の侍女、主席侍女となり、
フランス革命後のナポレオン政権下でも「教育係」として生き延びる。学問は身を助く。
ルイ16世のことを「とらえどころのない人」と言い、
彼女の語るマリー・アントワネットの話はなかなか読ませる。
あの本のあの部分はこれかみたいな、
なんだかいろいろ読んでいるとそういう見方をしてしまう自分にちょっとうんざりしてしまう。
回想録として残された彼女の言葉は、あの時代を知るための貴重な証言で、
生身のアントワネットの姿は読んでいてとても切なくなってしまう。
熊と踊れ 上/アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレンハメル美穂 羽根由訳
れが殴っているあいだはこっちを見ろ、とでもいうように。
熊と踊れ 下/アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ ヘレンハメル美穂 羽根由訳
ヤスペルは前腕を上げて目を隠し、それでもまぶしさに目を半ば閉じた。
上下2冊まとめて。
どこまでも続く緊迫感。
凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人兄弟。
父に成り代わり弟たちを守っていたレオのはずなのに、なにかが狂い始める。
なんでだろ。なにがレオを止められなくしてしまったのだろう。
書かれていない空白の時期が気になり、続編を買ってしまったことは昨日書きました。
納得する内容でありますように。
記録まで書きとめておきますが、
レオの父イヴァンがいつも浴びるように飲んでいたのがモンテネグロのヴラナッツ。
後ろ足で雄雄しく立つ、けっして飼い慣らされることのない、黒い雄馬のラベル。
中身の半分を片手鍋に注ぎ、砂糖を大匙で2,3杯入れて、砂糖が溶けるまで温め、かき混ぜる。
それからビールグラスに移す。
飲むと力持ちになれるハチミツなのだそうだ。
ちょっとこれ、飲んでみたい。
仙台ぐらし/伊坂幸太郎
に、みんなばんばん増やして。今はもう、全然、稼げないし、新しく勤めだした人もたい
伊坂さんの小説は「ギャングシリーズ」ぐらいしかなぜか読めない(相性か?)のだけれど、
このエッセイはわりとすらすら読めた。
震災のことにも触れていて、
電気復旧のために駆けつけた「新潟ナンバーの車」の話には伊坂さんじゃなくてもぎゅっときてしまった。
これってきっと誰もがみな、何年経ってもかわらない鮮明な心の記憶なんだろな。
肩こりを治せば、老いも止められる/金岡恒治 成田崇矢
老いが止められるとは思わないけれど、信頼度の高い金岡さんの新著ということで読んでみた。
今まで読んだ2冊がちょっと専門的だったとすれば、こちらは入門というかやさしめな話。
「コリ」と「ハリ」の違いがわかった(笑)。
以上、248回目でした。