三角山に行ってきたのですが今日は17ページシリーズの日なので、それは後日に。
この「後日」ってのがほどほどに怪しい(笑)。
後日過ぎて出せなくなってしまったものがそこらじゅうに散らばっています。
ではいつものように(結局また繰り返すのよね)、
この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、
あとは感想にも紹介にもならない雑文です。
五番目の女 上/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳
点滅している。がたがたと揺れながら彼らの前を通り過ぎると、ふたたびあたりは静かになっ
五番目の女 下/ヘニング・マンケル 柳沢由美子訳
エンジンをかけて駐車場から車を出した。ホテルのフロントはわかりやすく行きかたを説明
上下二冊まとめて。
ヴァランダー警部シリーズ第六作目読了。
ヘニング・マンケルの小説は(といってもこのヴァランダーシリーズしか読んでいないけれど)、
安定&安心して読め、かつ期待を裏切らない数少ないミステリ作家なのでは。
シリーズ一作目から順に読んでいるわけではなく、
記憶が正しければ五→一→二→三→六→七(手元に積んである)→未読の四と、
時系列じゃないけれどちゃんと話を把握できるし、
なんといってもヴァランダー(いまだにラベンダーと言いたくなる)の、
まったく颯爽としていない私生活のぐずぐずっぷりがいい。
わかっていてもけっして学ばないことがあるものです。
うん、うん、その通りよね。
四作目は未読なのだけれど、もう一度一作目から読み直したいほど。
ただ、「傭兵の日記と金庫内の干からびた頭蓋骨」はどうなったの?
読み落としてはいないはず。未回収で終わってしまった。
次の作品で登場するのか?
ヴァランダーは次作では一軒家で黒いラブラドールを飼って、
メモと筆記用具を忘れないようになっているのだろうか。
いや、きっとあれでしょね。
猫鳴り/沼田まほかる
ン生えていた。
名前は前から知っていたけれど読むのは今回が初めてな沼田さん。
若い作家さんかと思い込んでいたらそうではなく、
さらに読み始めると、これはイヤミスなのか? なんなんだ?
イヤミスにしては、第三部はよかったかな。
もう一冊読んでみるかとなると、保留枠。
女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。/ジェーン・スー
あれは2015年初夏のことでした。今年も暑くなりそうだからアレが必要だと思い、
「貴様いつまで~」よりヒリヒリと伝わる茨の自意識。
酒井順子さんがもう少し込み入ったというかこじれた感じ。
酒井さんの書く本も好きなので、スーさん(?)も読めたり首をかしげたり。
でもまたきっと読むであろう人。
余談ですが、宮の沢にある古本屋さんで、海外の作家の棚に「貴様いつまで~」が並んでいた。
ち、違う。
ジェーン・スーは日本人。
ちなみに図書館では間違いなく日本人の書架に収まっていますが、
「あいうえお」だと「シ(ジ)のつく作家」なのか「スのつく作家」なのかそこのとこどうなんだと調べてみると、
「分類914 ス」となっていた。うん。スー・ジェーン。
以上、249回目でした。