毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 280

2020-01-09 23:57:57 | 本 3

 

編集画面が変わっている!

文字サイズがやけに大きいけれど、これはそのまま反映するのか、

はたまた今まで通りのサイズで登場するのか。

概要というのもあらわれている。

よくわからないけれど、そのうち慣れてくるでしょか。

 

それではいつものようにこの10日間(今回は正確にいうと何日になるのか、11日分かな?)に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは感想にも紹介にもならない雑文です。

 

 

 

 

 センス・オブ・シェイム 恥の感覚/酒井順子

生業にしている私もまた自慢好きな人間であるわけですが、本当は自慢が好きな人ほど、他人

 

酒井さんの本は好きで何冊か持っています。「負け犬」はまだ読んでいないけれど。

鋭さにやられて落ち込むこともしばしば。

あと酒井さんも筋肉好きなはず。

以前読んだ本に何度かジム話にが出ていて私としてはかなり嬉しかったのを覚えている。

 

でもなんといっても酒井さんと私をしっかりと結び付けているのは、

あれは「ズルい言葉」の中に書かれていた(記憶違いで他の本かもしれないが)、

「今度」という言葉の使い方。

詳しくは書かないけれど、私は酒井さんのこの「今度」を読んで目からウロコというか、

自分の馬鹿さ加減に気づき深くショックを受け、年甲斐もなく傷つき、

以後、人とのやりとりのなかで「今度」という言葉が使われると、

それはいい意味の「今度」であったとしても、

その場限りその場しのぎの「今度」だとしても、

私のアタマとココロの中はウルトラマンのタイマーのようにぺコンペコンと点滅し始め、

「出た、今度だわ」とココロの中でつぶやいてしまう。

私も何気に使ってしまい、「いやぁ、今私今度って言ってしまったわ」とも思うし。

 

ただ、酒井さんの本すべてがしっくりくるわけではなく、

半々くらいの確立で飛ばし読みとじっくり読みと分かれてしまうってとこでしょか。

 

前置きが長くなりました。

恥の感覚が共通するか否かということこそが、

人と人との関係性を深めるときに大きくかかわりあい、

恥の感覚が共通する人ほど一緒にいて心地よいと本書に書いてありました。

わかる気がする。

「げっ」とか「え!」とか感じてしまう人とは、

できるだけ接する機会を減らしたいと思うし、

次のことを考えるとちょっと気が重くなるし、

そうこうしているうちに疎遠になってしまう。

と、誰かに対して「げっ」とか「え!」とか感じてしまうのと同様に、

誰かも私に「げっ」とか「え!」とか思っているのだろうなと考えると、それはそれでつらい。

ああ、やっぱり酒井さんの本はたまにボカンと(ボカンどころではないけれど)やられるから覚悟して読まなければだめなのに、またまたボカンとやられてしまったのでした。

 

 

 

 

 

 静かに、ねぇ、静かに/本谷有希子

 ヤマコがスーパースローで動くづっちんの動画をその場ですばやく加工し始める。音楽

 

本谷さんの書く小説も結構好きです。

滅茶滅茶後味が悪いというか、毒がある。

毒舌とは違う、ゆるい毒というか。

そういえば本谷さんの本にも「ぬるい毒」というのがあったな。

人におすすめはしないけれど、これから先も読み続けるつもりです。

 

 

 

 

 

 トライアウト/藤岡陽子

 柚奈に言わせると女性の外見はプレゼントの包み紙らしい。きれいで可愛い包み紙でないと、

 

初めて読む作家藤岡陽子さん。

2冊連続で毒気を孕む系の本だったので、なんというか正統派というか心の浄化。

これといった癖もなく読みやすかったので他の作品も読んでようと図書館に行ったら、

そこの図書館における藤岡さんの蔵書すべて貸し出し中だった。

人気がある作家さんだったのか?

 

今年は読み幅広げたいと思っています。

書店でも図書館でもあんなにたくさん本があり読んだことのない作家の名前ばかりなのに、

どうもいつも偏った選択ばかりしているように思えてならない。

でもね、残された時間に好みの本ばかり読むのも絶対ありだし、

選んだ本を外してしまった時の無駄と徒労感を考えてしまうと、

また北欧ミステリばかりとなってしまうのか。

ああ、私の周りではいったい何百と事件が起き、人が殺されているのだろう。

あ、ミステリも人の暗部、毒の世界が含まれてるか。

ああ、やめられないとまらない、おっもしろい本読みたいですねー。

 

 



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