毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

リーチと雪と17ページ 6行目 297

2020-11-09 23:37:37 | 本 3

 

雪に霙に雹に霰、雷まで登場の今日の天気。

 

 

 

 

ブーツにするか迷ったけれど長靴で正解。

道路は融けかかったシャーベット状の雪でわや。

 

 

 

 

リーチの背中にも雪。

顔は融けた雪で汗なのか涙なのか鼻水なのか垂れていた。

真冬になったらどうするのだろう。

このまま頑張り通すのだろか。

 

 

 


 

今回も6行目の書き写しは省略。

読み終えた本の記録ということで。

 

 

 

 プライドが高くて迷惑な人/片田珠美

 

まわりにちょっとイヤな人がいてなんとなく読んでみたのだけれど、

自分にも思い当たることが書いてあったりで恐ろしい。

1 自慢称賛型

2 特権意識型

3 操作支配型

幼児期のナルシズムの残滓、自己愛、万能感。

ラ・ロシュフコーの言葉がなんともピンポイントで17世紀の言葉に感銘を受けるのもすごい。

嫉妬のほとんどは愛からではなく自己愛からだみたいなことも書いてあって、いい。

 

 

 

 

 

 ブーリン家の姉妹2 愛憎の王冠  上/フィリッパ・グレゴリー 加藤洋子訳

 

 

 ブーリン家の姉妹2 愛憎の王冠  下/フィリッパ・グレゴリー 加藤洋子訳

 

 

 

数年前にブーリン家の姉妹を読んでおり、

これがなかなか面白かったのでブーリン家の姉妹2、ブーリン家の姉妹3と勢いで買い、

積みっぱなしだった愛憎の王冠上下を「火の柱」の記憶が薄れぬうちに(同時代の話だったので)崩し読んでみた。

ブーリン家の姉妹がアン・ブーリンの処刑までの話で、

この愛憎の王冠はその後のメアリーとエリザベスの対立の話。

そのままもっていってほしかったのに語り部となっているハンナがどうも邪魔で、

下巻になるとなんだか泥沼化してもったいないやら残念やら。

メアリーもエリザベスもキャラ設定やフィクション部分はよっこして、

こういう流れでこうなったという世界史的な部分に関しては勉強になったなった。

メアリーのことをとことん運に見放された女性と書いてあり、

今まで彼女に関しては恨みとか憎しみとかマイナーなイメージしかなかったけれど、

なんていってもブラッディ・メアリー(血まみれのメアリー)、

けれど彼女の人生にスポットを当てると孤独で悪いことばかりの一生で同情してしまう。

こんなに不幸を担ぐ人も少ないのではなかろうか。

この人に関する本ってあったら(難解でなかったらが条件だけど)読んでみたい。

メアリー・スチュアート、メアリー・チューダー、アン オブ クレーヴス。

興味津々。

 

 

 

 

 犬心/伊藤比呂美

今日はこんな天気なので一気にこの本を読み終えてしまった。

 

老いた愛犬タケの命が尽きるまでの日々をつづったエッセイ。

タケのほかにニコとルイも飼っている。

タケのことを書いているのだけれど年老いた父の様子やその死もはさまれており、

とてつもなく大変だったことをさらっと書いてしまっている心の裏を思いやってしまう。

背表紙を見た直感で借りてきたのだけれど、この直感力えらかった。

伊藤さんの本はこれで3冊目。これが一番届いた。次へ。

 

 

前にも書いたけれど図書館にまたメアリー・スチュアートの分厚い本はなかった。

どうしたのだろう。

再度棚に並んだ時にはもう熱が冷めてしまっていたらどうしよう。

また数年寝かせることになる可能性大。

 

 

 

 

 



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