湯舟の中で寝てました。
ご丁寧に夢まで見ていて、戦車の夢だった。
乗っていたのか攻めてきたのか、まるっきり覚えていない。
しかしなんでお風呂の中で戦車の夢なのか。
いやぁお湯に浸かって寝てしまうなんて何年ぶりなんだろう。
さすが年末お疲れでしょか、水没しないでよかった。
年末忙しながらもこの10日間で2冊読み終えたので簡単に雑文を。
しあわせのねだん/角田光代
いいなあ、でも私には一生縁のない話なんだろうと、指をくわえて見ていた。
角田さんの本は小説よりエッセイを読むほうが多い。
肉体関連の話が好きかなぁ。
で、この本の中に気になることが書いてあった。
理想的中身 40000円。
なんのことかというと、角田さんはお財布の中にあまりお金をいれる習慣がなく、
何度も困った事態に陥ることがあるそうだ。
で、角田さんと同い年の友人に、何かを買う目的もとくべつないふつうのとき、
財布にお金をいくら入れるのが常識か、訊いてみたそうだ。
するとその友人は、年齢を四捨五入した数×1000、と答えたそうだ。
27歳なら四捨五入して1000をかけて30000円。
21歳なら20000円。
これを書いた時点で角田さんは37歳なので40000円となる。
おお、でもそれって私の年代になるとどうなってしまうんだ。
途中でカンストになる法則ありか。
この本は平成17年5月刊行なので今とは事情がだいぶ違うけど、
こういう考え方もあるということを知った。
でもね、クレジットカードや電子マネーだとじつは想像以上の金額を持ち歩いていることになるのか。
いやぁ、同年代の人っていくらお財布にお金(現金・カード類)入れているんだろ。
こっそり教えてください。
やだよってね(笑)。
オスロ警察殺人捜査課特別版 アイム・トラベリング・アローン/サムエル・ビョルク 中谷友友紀子訳
たのか、白い歯を見せて愛想よく言った。”かし
読みながら何度も何度も宇多田ヒカルのトラベリングが頭の中で鳴って鳴って困った(笑)。
北欧ミステリ。ぐいぐい読ませる部分と飛ばし読みの部分が混ぜこぜでした。
ラストはあれよあれよと話はすすみ、結局すべてがクリアにはならず、
ちょっとなんというか不親切な終わりかた。
おいおいすべて拾いきってないじゃないかとテーブルを叩きたい気分。
が、本線は解決しているからこれはこれでありな終わりかたなのか?
次が出ているようなのでさっそく予約をしてしまったけれど、
拾いきってない部分が登場するのかまったく別の話なのかは読んでからのお楽しみでしょか。
ここから先は今年読んだ本で印象にのこっているものをピックアップ。
まず最初に今年読んだと思う印象に残っている本を思い出し、
次にこのブログで今年のこのシリーズをスクロールし確認、
二つのリングの重なった部分の本を順位に関係なく書き上げると、
・シェイプ・オブ・ウィーター/ギルレモ・デル・トロ ダニエル・クラウス 阿部清美訳
・掃除婦のための手引き書/ルシア・ベルリン 岸本佐知子訳
・わたしのマトカ/片桐はいり
・グアテマラの弟/片桐はいり
・だらしな日記 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する/藤田香織
・風と共にゆとりぬ/朝井リョウ の中の「肛門記」
・人生パンク道場/町田康 ラストのペットロスを乗り越えられない女性への回答
・特捜部Q―檻の中の女―/ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田奈保子訳
・カリ・モーラ/トマス・ハリス 高見浩訳
これに関してはまったく逆の意味での印象が強く、
運とか才能とか使い果たしてしまったのだろうかと思う程でした。
北欧ミステリはどの本もまずまずでしたが、特捜部Qは断トツで緻密な構成よく練り上げていると思います。
ああ、お正月はじっくり特捜部Q第二作を読みたい。
というかもう一度―檻の中の女―読み直すか。
それもいいかもしれない。
以上、2019年最後の17ページシリーズでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます