昨日石堂一徹殿三冊のことを書いたら、むらむらと読みたくなってきて、
でもここで手に取ると図書館から借りた本を期限内に読破できなくなる恐れが。
抑えろ抑えろこの恋心。あ、恋ってか?(笑)
でも、この今読みたい波がきているときが正直読み時なのよね。
この波がおさまると、積読タワーの一員になっちゃう可能性大。というか、現にそうなってたし。
さて、懲りずに続けて早32回目をむかえた17ページ6行目。
仕組みは簡単、17ページ6行目をアタマから書き写すのみです。
どこから行っても遠い町/川上弘美
お見合い、すればいいのに。おばあちゃんがわたしの耳もとでささやいた。
静子の日常/井上荒野
るかはダイニングと繋がっている居間に行って、テレビをつけた。食事中はテレビ禁止
最後の記憶/綾辻行人
――あっちにはほら、黄色い花がたくさん咲いているでしょ。あれは菜の花。菜の花畑になってい
私たちには物語がある/角田光代
もちいさな世界で生きていたけれど、それでも、年齢や自分自身や毎日や友人や、日々起きる些
男たちは北へ/風間一輝
のぼうの城/和田竜
三成にとっては今さら思い出すのもわずらわしい、少年のころの三成の才覚を示すよく知られ
ファイヤーガール/トニー・アボット
川上さんの本を最近多く読んでるけど、現実世界な小説と、
ゆらいで境目を漂っているよな物語と二パターンあって、
静かでちょっと寂しげで、おそらく聞いたことないけれど、
私の中では川上さんと思える柔らかく小さな鈴の音のような声でぽつぽつ語っているふうに聞こえてきたりします。
日本昔話じゃないけれど、あんな感じ。もちろん空耳だけど。
で、私が好きなのは後者の、絶対ありえないけど違和感なくするっと入り込む物語のほう。
不思議な人だなぁ。
初・井上荒野さん。井上光晴氏の娘さんです。
同じく初だったのが、綾辻行人さん。
十角館の殺人を読んでみたかったのになくてこちらを借りてみたのですが。
ミステリ音痴なんですけど、そのまえになんだか気持ち悪くて早々に離脱…。
角田さんのこの本を読んで、昨日のあの山積みの本を借りてきたわけです。
本の中で紹介していたやつが半分近くあるかなぁ。うん、ちょうど8冊中4冊だ。
その4冊のうちの1冊が、ファイヤーガール。(17ページ6行目は空行)
ファイヤーガールと聞くと、ファイターズガールとか、そんな感じでチアとかダンスの元気な女の子を想像するでしょ。
ファイヤーガールのファイヤーは、火、。燃えさかる車の中に取り残された女の子のことをさしてます。
転校生としてやってきたその少女は、生きている人間の顔とはとても思えないほどひどい顔をしていた。
と書くと、涙を誘う話がつまっているように思われそうだけど、そうじゃない。
数時間で読み終わり、「これは手もとに置いておきたいな」と、すぐアマゾンでぽちっとしてしまいました。
ちなみに児童書です。児童書は深いなぁ。
男たちは北へ。タイトル通り、女っ気のない本でした(笑)。
いえ、面白かったであります、面白くて一気にぐんぐん読んでしまったであります、陸尉殿。
東京から青森まで国道4号を自転車で走る話なんですけど、途中で自衛隊から追われることとなる。
で、おそらく、初・ハードボイルド小説で(笑)。
ほら、慣れてないでしょ、ハードボイルドな男の世界って。マンダムぐらいしかしらないし。
これも17ページ6行目は文字なし空行。
だがしかし、慣れぬハードボイルド文が妙に俺のツボをくすぐり、ここに一部紹介する。軽く感化。
ジープに辿り着いてみたら、そこは墓場ではなく、やはりジープだった。
ジープの運転席はエベレストより高く見えた。
俺は気を取り直して、煙草と感傷を海に投げ捨てた。
一滴だけ、俺は鶴河を裏切ってしまった。 *一滴は涙
免疫ないので、読んでいて違った意味でも楽しかった。
で、ここまで書いてて、ふと、「そういえば昔海外の小説で刑事もので読んでたやつがあったよな、
あれってハードボイルド小説だったのか?というよりあの本のタイトルは作者は?」と、
別のサイトで延々捜索してきましたわ。
引っ越しで文庫処分しちゃったのよね、葉っぱの、秋の公園のような装丁だったはず。
見つけた!初秋 ロバート・B・パーカー。そうだそうだ、スペンサーよ。あぁ、彼は刑事じゃなくて探偵だったのか。
初秋と晩秋だわ。ってすっかり内容忘れちゃってるけど。
のぼうの城は、昨日の一徹殿で思い出したから。
ネオ時代小説っていうんですって。ネオちゃちゃネオちゃちゃネオソフト。古っ。(CMありましたよね?)
いえ、こうなると私でも読みやすくて楽しめるんですけどね。
天地明察も読みたいけれど、これ回ってこなくてね、やっぱり買うしかないんでしょか。
どこかに落ちてないかなぁ。落ちてないわよねー。仮に拾っても正直者なので交番だし。
以上、17ページ6行目でした。