ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

禁煙(1)

2005年05月29日 | 価値観

 最近の自分が人に提供できる話題のひとつ、それは禁煙。


 昨年(2004年)12月14日22時を期して始めた禁煙は、今も無事続いている。
 なにせセブンスターを一日最低2箱×ウン十年。歯ばかりでなく腹の中までヤニで真っ黒けに染まっていたこの自分が、禁煙グッズの助けを借りることもなくあっさり煙草をやめられたのはわれながら意外意外。知人連中もおおいに仰天している。


 で、やめてみる過程で改めて思ったのが、「もしや嫌煙権というものは愛煙家に対する魔女狩りではなかろうか」ということであります。

 
 もちろん真っ当な嫌煙権も存在いたします。
 でも、ワタクシ思いますに、嫌煙運動なるもののうちかなりのものがウサンクサさを振りまいているような。
 
 
 一番ワカランのが、「煙草のケムリのせいで周囲はメーワクしておる!」という人が排気ガスを出し続ける車に平気で乗っていること。「他人の健康を損ねている」理由なら車だって同じはず。ある人と論争になったことがあって、その時にこの「排気ガス」を持ち出してみたところ、「法律で規制された範囲内だから問題ない!」って言われた。
 なにぃ~!? 煙草だって法で認められた嗜好品やないか! 
 それにいくら規制されていたって、排ガスだって体に悪いことに違いないはずだ。


 誤解をおそれず書いておく。
 マナーさえ守れば、煙草を吸いたい奴は吸って構わ~~ん!、、、と、思ふ・・・。


 ただですね、煙草をやめてから気づいたことがいろいろありまして。
 禁煙を始めて2~3日後から夜フトンに入ると目がチカチカ胸がムカムカ、自分の車に乗るとまたもや目がチカチカ胸がムカムカ、、、
 そうなのです。自分はそういうヤニ臭さに対して鈍感になってたんです。
 屋外なら吸っても文句あるまい! 
 イヤイヤこれも甘かった。外を歩いていたり、車の窓を開けて信号待ちしていたりする時などに突如としてあの懐かしいヤニの香りが!
 そうです、煙草ギライの人にとっては、外であろうが空であろうが海の上であろうが臭うものは臭うということだったんですね。
 いやあ、自分に対して鈍感ということは、他人に対しても鈍感だということだったのだ・・・。
 
 
 ウサンクサイ嫌煙運動を責める前に、もっと周囲に気を配ることが必要だったことに遅蒔きながら気づいた次第であります。

 
 あれ?自己中な嫌煙運動に文句を言うつもりだったのに、、、
 まあいいや、自分がひとつ勉強させてもらったということで、マルク収まりましょう
 



コメント (4)
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