♪サー・エドワード・エルガー(1857~1934)
よく出させて頂くお店の壁には、かつてそこに出演した内外のジャズメンのサインが所せましと書かれています。その中に、レイ・ブラウン大先生とリチャード・デイヴィス大先生のサインを発見!(・ω・)
リチャード・デイヴィスのサイン
レイ・ブラウンのサイン
この現代ジャズ・ベース界の両巨頭のサインを後ろに従えての演奏・・・。なんておこがましい!(笑)
「ああ、この二人の霊が乗り移って弾いてくれたらコワイモンなしなんやけどなぁ~」などとグチっていたら、
「アホか、リチャード・デイヴィスはまだ生きとる。勝手にコロスな~
だいたいやな、上手くなりたかったらクチより先に手を動かさんかい」
と言われました。仰る通りです、タハハハ・・・(T▽T;)
閑話休題
近年音楽の「種類」が多様化した理由のひとつには、異なるジャンル同士の結合を試みようとする動きがある、ということがあげられるのではなかろうか、と思っています。あるいは「ジャンル間」の垣根を下げてみようという試みがある、と言ってもいいのかもしれません。そのおかげで、クラシック音楽の大衆化(とでも言えばいいのかな)が促進されている面があるような気がします。
敷居が高いように思われがちなクラシックですが、こうして聴く機会が増えると、やはり良い曲はジャンル時代を問わないものだ、ということが再確認できますね。
勇壮ながら、荘厳なメロディーがほとんど必ず現れるので、ぼくは「マーチ」が好きです。その中でも好きなのが、サー・エドワード・エルガー作曲の「威風堂々」なのです。
この曲、もうほんとうに様々なアレンジが施されていて、コマーシャルやテレビ番組の挿入曲として、ほぼ毎日といっていいくらいどこかで耳にします。
「Cook Do!」のCMとか、アニメ「あたしんち」のエンディング・テーマなどでも使われていましたね。
「威風堂々」は1901年の作品で、第5番まであります。その中で最も親しまれているのが第1番です。
中間部と最後に現れる、壮大で厳かで、それでいて親しみやすく印象深いメロディーは、もうほとんど誰でも知っているのではないでしょうか。この部分は独立した声楽曲にもなっていて、「希望と栄光の国」という題名がつけられています。身近なところでは、サッカーの浦和レッズのサポーターによってこのメロディーが歌われていたりするんですよね。
ぼくが心理的に影響を受けやすい部分を持っているのかもしれませんが、こういう曲を聴くと、一挙に精神が高揚するのを感じたりします。
だからといって、軍隊に入りたいとか戦場に行きたいなどとはゼッタイゼッタイ思いませんけれどね。
『威風堂々』 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(2012年)