ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

トラブル

2014年06月16日 | 価値観
                                ♪演奏中にベース(エレキ・ベース)の弦を切ったのは、一度だけあります。



【Live Information】 
 


長年演奏しているけれど、完璧な条件で演奏できたことなんて、記憶にない。
演奏場所。スタッフの態度。集客。客席の雰囲気。音響。メンバーとの人間関係。自分の体調。
事の大小は別として、たいていなにかしらトラブルがおこり、不満がわく。


「今夜のお客は演奏なんて聴いていなかった、それどころか大声で話し続けられて集中できなかった」
「音響が良くなかった。もっと良い音が出せたらあんな演奏にはならなかったのに」
「機材のトラブルで気分が乗らなかった」
「スタッフの態度が不愉快」
「弦が切れた」
「あるメンバーの演奏のせいでノレなかった」
「体調が悪かった」。。。
だからいい演奏ができなかった・・・


たしかに悪条件は気分を削ぐこともあるし、集中できなければ良い演奏にもならないだろう。
でも、不満を口にして、いや口にしなくともお腹に溜めたままで良い結果が生まれるはずがない。
トラブルなんて、ステージには、いや人生にはつきもの。
つきものだからこそ、起きたトラブルからいろんなことを学べばいい。


コンディションが悪いからベストを尽くせなかった、ではなく、
バッド・コンディションの中でいかにベストを尽くすか、そして、サイアクな状況をどう楽しむか、だ。
トラブルの中にこそ自分の課題を見出すことができるのだ。


と、あらためて自分に言い聞かせる。
まだまだいくらでも進化できるはず! (^^)b






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コメント
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