♪豊中の老舗ジャズ・クラブ「我巣灯」。少し鄙びた雰囲気がとてもいい感じです。
【Live Information】
ジャズの生演奏に浸るべく、思い立って神戸へ来た平成最後の8月。
4日は神戸に泊まり、明けて5日はまず須磨区へ。
JR須磨駅で下りると、相変わらずの酷暑です。
帽子がなかったので、前日は夕方からずっと軽い頭痛がありました。熱射病にやられたのでしょう。
この日も日射しが強烈。しかし、タオルを一枚頭にかぶせておくだけで全く大丈夫でした。
須磨寺は、2012年の大河ドラマ「平清盛」で一躍全国的に知られましたが、886年に光孝天皇の命によって建立された福祥寺を始まりとする、歴史のある古刹です。
門前へと続く道沿いには、「亜細亜万神殿」があります。2016年に建てられたもので、中山流石氏が生前アジア各地で収集した石像が奉納されています。
物言わぬ石像群ですが、不思議な存在感があります。
須磨寺の塔頭「正覚院」は、実は仲良くさせていただいている某ミュージシャンの実家です。
龍華橋。その先には仁王門。
源平の庭。平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を再現しています。笛の名手だった敦盛が愛用していた青葉ノ笛は今も須磨寺に伝えられています。
昭和59(1984)年に再建された三重塔。
敦盛塚。1184年の一ノ谷の戦いで戦死した平敦盛の首塚です。この近くにある須磨浦公園の敦盛塚には胴体が祀られています。
須磨駅からは須磨の海が見えます。夏真っ盛り、海への人出も大賑わいです。
昼からは明石のジャズ・クラブ「POCHI」へ。
この日の出演は、山口真文(sax)、奥平真吾(drums)、広瀬未来(trumpet)、中島徹(piano)、荒玉哲郎(bass)。
いわば「日本のウェイン・ショーター」山口真文さんに、小学生時代から天才ドラマーの名をほしいままにした奥平真吾さん。このふたりに、地元関西の実力者である中島さん、広瀬さん、荒玉さんの三人が加わるクインテットです。
セット・リストは、ショーターやハービー・ハンコックゆかりのナンバーを中心としたものでした。
奥平さんはぜひ生で聴いてみたかったので、それだけでも明石に来た甲斐がありました。19年にわたるアメリカでの活動歴は伊達ではなく、フレーズのキレ、グルーブ感など、抜群のドラミングでした。
現在関西で引っ張りだこの広瀬さんの演奏を体感できたのも大満足でした。
明石からは、いったん大阪へ行きます。宿にチェックインしなくてはならないのです。
なんとかすこ~しだけ携帯電話に充電したあと、休憩する間もなく、すぐに東梅田に向かいます。
今度は阪急に乗って豊中へ行くのです。
それにしても、四方八方から人が行き交う梅田の地下街、これを平然とやり過ごせたら日体大の「全体行動」の二手が交錯するやつに出られそうな気がします。(^w^)
豊中駅で下車し、老舗ジャズ・クラブの「我巣灯」へ。
すこし鄙びた感じがとてもいい感じのお店です。どこか椎名桔平を彷彿とさせる渋いマスターが切り盛りしています。
我巣灯では、「テカテカトリオ」のライブが目的なのです。
吉尾敬彦(piano), 三原脩(bass) & 田中ヒロシ(drums)というメンツの濃さに惹かれてフラフラと豊中へ。(なんちゅーユニット名かw)
昔よく一緒にやっていたトリオで、いわば同窓会的ライブだそうです。
店内はギッシリ満席。
大御所たちの、存在感たっぷりの、歌心溢れる熱い演奏は、とにかくとても素敵で、しっかり浸りきりました。
外の暑さより演奏の熱さで熱中症になるわ、って感じです。(*´Д`*)
ピアノの吉尾さんは、MCを聞くとコテコテの大阪人な感じなのですが、独特の美学を持っておられるようで、とくにバラードでは情緒豊かな演奏を聴かせてくれました。
ぼくも1曲弾かせていただきましたが、吉尾さんとは、20年ぶりくらい。
当時オープン間もないミスター・ケリーズはミッドナイトのステージがありました。ぼくが遊びに行っていた時、今は亡き津田清さんが「ちょっと弾いてこい。これも勉強や。なにぃ?楽器がない?楽器なら店の入り口に置いてあるのを使たらええがな」と半ば脅されるようにして上がったステージでピアノを弾いていたのが吉尾さんだったんです。
ソロの時に吉尾さんが「もう1コーラス行け」と煽ってくださって感無量。ひどかった20年前の自分(今も威張れたもんじゃないですが)を思い返すととても嬉しかった。
アフターでは大先輩方のいろんな(面白くて)貴重な裏話で時間の過ぎるのもあっという間。
ぼくもいいトシなんですが、大先輩だらけの前でキンチョーして大人しくしている状況も久しぶりでした(๑˃̵ᴗ˂̵)
しかし吉尾さんのシャツの柄といい、MCといい、なんか他人のような気がしませんw。駅まで歩く吉尾さんの後ろ姿は、もはや月亭可朝にしか見えませんでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (吉尾さんすみません ^^;)
いずれにせよ、とても楽しいライブでした。
三原さん、ヒロシさん、マスターともいろいろ話せて、とてもディープな夜でした。
ぜひぜひ再演してほしいトリオです。
こうして西宮~神戸~明石~豊中と続いた、2日間の「関西ジャズ紀行」は終了しました。
本当は一週間くらいこのようにしてあちこち行くのが理想なんですが、それはまた次の楽しみにとっておこうと思います。
いずれは東京、横浜、いえいえそれだけではなく、日本全国のジャズ・クラブを巡ってみたいものです。
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【Live Information】
ジャズの生演奏に浸るべく、思い立って神戸へ来た平成最後の8月。
4日は神戸に泊まり、明けて5日はまず須磨区へ。
JR須磨駅で下りると、相変わらずの酷暑です。
帽子がなかったので、前日は夕方からずっと軽い頭痛がありました。熱射病にやられたのでしょう。
この日も日射しが強烈。しかし、タオルを一枚頭にかぶせておくだけで全く大丈夫でした。
須磨寺は、2012年の大河ドラマ「平清盛」で一躍全国的に知られましたが、886年に光孝天皇の命によって建立された福祥寺を始まりとする、歴史のある古刹です。
門前へと続く道沿いには、「亜細亜万神殿」があります。2016年に建てられたもので、中山流石氏が生前アジア各地で収集した石像が奉納されています。
物言わぬ石像群ですが、不思議な存在感があります。
須磨寺の塔頭「正覚院」は、実は仲良くさせていただいている某ミュージシャンの実家です。
龍華橋。その先には仁王門。
源平の庭。平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を再現しています。笛の名手だった敦盛が愛用していた青葉ノ笛は今も須磨寺に伝えられています。
昭和59(1984)年に再建された三重塔。
敦盛塚。1184年の一ノ谷の戦いで戦死した平敦盛の首塚です。この近くにある須磨浦公園の敦盛塚には胴体が祀られています。
須磨駅からは須磨の海が見えます。夏真っ盛り、海への人出も大賑わいです。
昼からは明石のジャズ・クラブ「POCHI」へ。
この日の出演は、山口真文(sax)、奥平真吾(drums)、広瀬未来(trumpet)、中島徹(piano)、荒玉哲郎(bass)。
いわば「日本のウェイン・ショーター」山口真文さんに、小学生時代から天才ドラマーの名をほしいままにした奥平真吾さん。このふたりに、地元関西の実力者である中島さん、広瀬さん、荒玉さんの三人が加わるクインテットです。
セット・リストは、ショーターやハービー・ハンコックゆかりのナンバーを中心としたものでした。
奥平さんはぜひ生で聴いてみたかったので、それだけでも明石に来た甲斐がありました。19年にわたるアメリカでの活動歴は伊達ではなく、フレーズのキレ、グルーブ感など、抜群のドラミングでした。
現在関西で引っ張りだこの広瀬さんの演奏を体感できたのも大満足でした。
明石からは、いったん大阪へ行きます。宿にチェックインしなくてはならないのです。
なんとかすこ~しだけ携帯電話に充電したあと、休憩する間もなく、すぐに東梅田に向かいます。
今度は阪急に乗って豊中へ行くのです。
それにしても、四方八方から人が行き交う梅田の地下街、これを平然とやり過ごせたら日体大の「全体行動」の二手が交錯するやつに出られそうな気がします。(^w^)
豊中駅で下車し、老舗ジャズ・クラブの「我巣灯」へ。
すこし鄙びた感じがとてもいい感じのお店です。どこか椎名桔平を彷彿とさせる渋いマスターが切り盛りしています。
我巣灯では、「テカテカトリオ」のライブが目的なのです。
吉尾敬彦(piano), 三原脩(bass) & 田中ヒロシ(drums)というメンツの濃さに惹かれてフラフラと豊中へ。(なんちゅーユニット名かw)
昔よく一緒にやっていたトリオで、いわば同窓会的ライブだそうです。
店内はギッシリ満席。
大御所たちの、存在感たっぷりの、歌心溢れる熱い演奏は、とにかくとても素敵で、しっかり浸りきりました。
外の暑さより演奏の熱さで熱中症になるわ、って感じです。(*´Д`*)
ピアノの吉尾さんは、MCを聞くとコテコテの大阪人な感じなのですが、独特の美学を持っておられるようで、とくにバラードでは情緒豊かな演奏を聴かせてくれました。
ぼくも1曲弾かせていただきましたが、吉尾さんとは、20年ぶりくらい。
当時オープン間もないミスター・ケリーズはミッドナイトのステージがありました。ぼくが遊びに行っていた時、今は亡き津田清さんが「ちょっと弾いてこい。これも勉強や。なにぃ?楽器がない?楽器なら店の入り口に置いてあるのを使たらええがな」と半ば脅されるようにして上がったステージでピアノを弾いていたのが吉尾さんだったんです。
ソロの時に吉尾さんが「もう1コーラス行け」と煽ってくださって感無量。ひどかった20年前の自分(今も威張れたもんじゃないですが)を思い返すととても嬉しかった。
アフターでは大先輩方のいろんな(面白くて)貴重な裏話で時間の過ぎるのもあっという間。
ぼくもいいトシなんですが、大先輩だらけの前でキンチョーして大人しくしている状況も久しぶりでした(๑˃̵ᴗ˂̵)
しかし吉尾さんのシャツの柄といい、MCといい、なんか他人のような気がしませんw。駅まで歩く吉尾さんの後ろ姿は、もはや月亭可朝にしか見えませんでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ (吉尾さんすみません ^^;)
いずれにせよ、とても楽しいライブでした。
三原さん、ヒロシさん、マスターともいろいろ話せて、とてもディープな夜でした。
ぜひぜひ再演してほしいトリオです。
こうして西宮~神戸~明石~豊中と続いた、2日間の「関西ジャズ紀行」は終了しました。
本当は一週間くらいこのようにしてあちこち行くのが理想なんですが、それはまた次の楽しみにとっておこうと思います。
いずれは東京、横浜、いえいえそれだけではなく、日本全国のジャズ・クラブを巡ってみたいものです。
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