ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

クリームソーダとドラマーと

2019年12月03日 | 随想録

 【Live Information】


 観光客でごった返す日曜の倉敷美観地区。
 この話はその美観地区でぼくが体験した、世にもちっちゃいお話ですw   


 この日のぼくは、夜に倉敷市のライブに出演することになっておりました。
 ライブ前、ぼくは夕方近くの美観地区を歩いておりました。
 両耳にイヤホンを突っ込んで歩いていたため、周囲の音に鈍感になっていたと思ってください。
 美観地区内の、そうでなくても狭い道が、道の両側の人混みのために、さらに狭く感じました。
 ぼくは音楽を聴いていたので、後ろから来た黒い車に気づいていませんでした。
 道の両側ともたくさんの歩行者がいたので、必然的に車と歩行者の間は狭くなります。いわゆるギリギリ、ってやつです。
  「おっと (゜□゜)!」


     


 黒い車を運転していたのは、髪の毛のない髪型とでもいうか、いわゆる丸坊主で、ヒゲが印象的な、イカツイ感じの方でした。
 と思うや否や、通り過ぎたその黒い車がバックしてくるではありませんか!(((;゜д゜)))))
 さっき車がぼくの横を通り過ぎた時、ぼくは無意識にメンチでも切ったのか・・・! ゴメンナサイゴメンナサイィィ・・・
 と思ってオソルオソル視線を向けると、そこにいたのは日本を代表するドラマーのひとり、江藤良人さんだったのです
 江藤さん、今夜は倉敷アベニュウでライブなので、機材を降ろすところだったのです。ホッ。    


 ちょうどそのアベニュウで、近ごろお店の新名物として名高い「クリームソーダ」をいただいてから自分のライブへ行こうと思っていたので、そのあとぼくも店内に入りました。
 お目当てのクリームソーダを頼み(今日はイチゴにしてみた)、喜びいさんでまずソーダを飲もうとストローを吸ってみると、みると、、、
 吸えない。一滴も吸えない。
 一滴どころか空気も吸えん。
 ・・・と思ったら、ぼくはストローではなく、マドラーを吸っていたのでした。
 ニヤニヤする江藤さん。
 江藤さんって、とてもフランクで自然体な方なのです。


         


 そのあと仕込みの終わった江藤さんとクリームソーダで乾杯です!
 満面の笑顔のオジサンふたりがクリームソーダで盃を交わす日曜の午後。www


        
 

 自分の演奏が終わった後、やっぱり江藤さんのドラムが聴きたくて、アベニュウへ向かいました。
 すごい!めっちゃカッコいい!
 共演している明人くん(bass)と村山くん(piano)の演奏も
 ず~っと以前に一緒の職場だったヤスコちゃんが偶然客席にいて、久々に話せたのも楽しい偶然でした。
 自分のライブでのピアニスト、スズちゃんとの演奏も楽しかったし、そこにわざわざ仕事中に時間を割いてピアニストの佐藤くんが来てくれたし、
 つまりはとってもいい夜だったってことです。


     
     セッションとなったので、2曲弾かせていただきました。うち1曲はベース2本+ピアノ+ドラムでブルース。

     
     見えないグラスの見えないクリームソーダで乾杯。


     
     ライブ後に。



コメント
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