【Live Information】
江藤良人さんは、言うまでもなく日本屈指のドラマーのひとりです。
江藤さんとの初対面は昨年12月。
全くの偶然でした。
クリームソーダで乾杯したのは愉快な思い出です。
たまたまその夜は江藤さんのセッション・ライブだったので、自分の演奏が終わってから遊びに行ったのです。
その時から早や8か月。
縁があって8月7日の江藤さんのライブにベースで参加させていただくことになったんです。
共演は、非常に頼りになるオルガン&ピアノ奏者の美淋つゆ子嬢。彼女とは毎月デュオでライブをしていて、気心も知れています。
美淋嬢と江藤さんはいままでに幾度か共演経験もあって、このふたりの呼吸はひとつに馴染んでいる感じでした。
江藤さんはさすがに日本有数のドラマーです。日本全国を股にかけているだけあって、だれが来ようが揺るがないであろう大きな存在感がありました。
と言って、上から見下ろすでもなく、レベルが下の共演者を放っておく感もなく、全力でいつもの自分のドラムを叩いてくださっていたように思いました。(素晴らしいミュージシャンはみなそんな演奏をされますね)
その演奏は、ぼくの音も対等のメンバーとして受け入れてくださっているように聴こえ、おかげで安心感と温かみに包まれて演奏できたように思えました。
江藤良人(drums)
美淋つゆ子(piano)
左から 美淋つゆ子、わたくし、江藤良人
といってそのドラミングの熱量はまるで火を吹くよう。
熱いばかりではなくて、静と動のコントラストも素晴らしかったです。
そうなんです、江藤さんのドラムが歌っている、いや江藤さん自身の歌がドラムを通じてあふれ出しているんです。
MC中のぼく
演奏したのは、「アフリカン・フラワー」(デューク・エリントン)、「スロウ・ホット・ウインド」(ヘンリー・マンシーニ)、「カントリー」(キース・ジャレット)、「サマー・イン・セントラル・パーク」(ホレス・シルヴァー)などなど。ピアノの美淋嬢の選曲です。
日ごろ聴く機会があまりない、新鮮でバラエティに富んだセット・リストだったと思います。
満席の客席からの盛大なアンコールには「バイ・バイ・ブラックバード」でお応えさせていただきました。
なかなかにハードなサウンドとなった曲が多く、そうでなくてもその場での自由な展開で緊張感いっぱいでした。
力んで弾いて早く腕が疲れることのないように、と自分に言い聞かせてステージに臨んだんですが、ふたりのアツ~い演奏に影響されて、ついついぼくも最初からフルスロットルな演奏になって、最後はちょっとバテてしまいました
でもまあMCで貢献できたみたいだしw、それはそれで良しとします。
合間には江藤さんとリンゴ・スターのドラムについてとても盛り上がったのも楽しかったし、
演奏していて超楽しかったし、
客席の雰囲気はとても良かったし、
終演後の疲れも心地よかったし、
来てくださった方々も楽しい夜になったみたいだし、
いろんなありがたさを噛みしめることができた、いい夜でした。
演奏後の三人
2020年8月7日(金)
@岡山ピアノ・バー
江藤良人(drums)
美淋つゆ子(piano)
皆木秀樹(bass)
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