貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

伊勢原市: 東富岡八幡神社  ほのかに匂う花を句に!

2023-07-06 11:02:03 | 日記
令和5年7月6日(木)
伊勢原市: 東富岡八幡神社             
 当社は、
小田急線・伊勢原駅の北2km程の辺り、
東富岡集落に鎮座。
 駐車場が縄張りで、入れず。
<こじんまりした社殿>

 創建は、
「建久2年(1191)源頼朝によると
伝えられ、
応安5年(1372)源義満が再興し、
永正17年(1520)には北条氏綱が修造。
 弘治2年(1556)北条氏家臣神保宮内が
修理、
天正19年(1591)11月に
徳川家康より社領2石と
境内地不入地の御朱印を賜るという。
 社殿は銅板葺である。
<鳥居から>

 参拝後、
鳥居右の記念碑と芭蕉句碑が並立する処へ。
<記念碑と芭蕉句碑>
<芭蕉句碑>

 芭蕉の句は、
「何の木の 
  花ともしらす 
    にほひ哉」
 元禄元年2月、
『笈の小文』掲出。
 「外宮に詣ける時」
と前書きした短冊を出す。
「何事の 
  おはしますかは 
    知らねども 
   かたじけなさに 
        涙こぼるゝ」 
という西行の歌を踏まえ、
「何の木の花の匂うのかわからないが、
ほのかに漂う匂いに、
神域の神々しさ有り難さが
身にしむ」
意。
 花は「さくら」。