懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車写真展終了

2013年03月18日 | 蒸気機関車
撮影場所  肥薩線吉松

蒸気機関車の写真展が終了しました。見に来ていただいた方には感謝いたしますありがとうございました。
来場者が途切れる事なく来ていただき退屈せずに終える事ができました。

1.今回来場いただいたのは1.鉄道ファン 2.元国鉄マン、3.写真愛好家、4.懐かしい風景の好きな中高年

2.年齢層は中高年の男性、女性がほとんどんどだった。
若い鉄道ファンは少なかった。電車は好きだが蒸気機関車にはなじみなく好きにになれないのか

3.デジタルカメラから始めたカメラファンはモノクロ写真に興味を示さない。
やはり写真は美しい、綺麗、鮮やかな物にしか興味がないように思えた。

4.モノクロ写真から始めた人はモノクロに愛着を持っている。蒸気機関車はモノクロに限るという人が多い。

5.蒸気機関車を撮影していた人は大勢いたのが話をしていて分かる。百万人もSLファンがいたといわれている。しかし、蒸気機関車のネガがどこへ行ったか判らないという人が多かった。写真をやる人はネガは命、家族、金についで大切なもの、無くすようでは本気になっていないからだと思った。20本か30本撮影して撮影をやめていると思う。
作品にするには衣装箱一杯くらい撮影しないと物にならないと思う。衣装箱一杯撮影すれば思い入れもあり量もあり無くなる事はない。昔はフィルムが高かったし標準レンズで撮影するので何枚も撮影しない。一枚一枚を大切に撮影した。衣装箱一杯撮るのには時間がかかる。デジカメだと一年も掛からない。

6.鉄道ファンは鉄道の列車やメカや施設、運用なとすべてに詳しい。鉄道ファンはマニアックな人が多くよく記憶している。私は35年も鉄道から遠ざかっていたので話についていけるか心配だった。
50年くらい鉄道ファンを続けている人が何人もいた。持続する力と飽きない工夫はどうしたのか聞きたかった。話題に事欠かないほど話のネタを持っている。

7.元国鉄の機関士や現場で働いていた人の話は面白い。
鉄道ファンはこんな話が一番面白い。

.今は鉄道ファンが多くなり安全管理が厳しくなりJRになったこともあり撮影が厳しくなったと言っていた。私の写真は停車しているSLの正面を線路に入り撮影するし機関車の上から撮影するし作業員や機関士の写真も撮影していると指摘され恥ずかしい思いがした。そんなおおらかな時代でもあった。

9.展示している写真を全部撮影して帰った人がいる。大型テレビに写し歩けない奥さんと一緒に見るという高齢の男性がいました。モニターをズームアップして見せてもらいましたが説明書きまで鮮明に見えるのにはデジカメの解像力に感心しました。
説明書きまで読むと言っていましたので手抜きできないと思ったところです。

10.写真展をやっていると自分の撮影した写真を持ってくる人、写真集や鉄道の本を持ってくる人がいて楽しい物でした。写真屋さんにセピア色になったり痛んだ鉄道写真を持ちこみ写真集にしてほしいと依頼があった。色や破れを修正した写真集を一冊もらいました。現在のデジタル技術は素晴らしい。撮影者本人の了解をもらっていないので公開はでせきませんが