懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

なつかしい物 足踏み脱穀機

2013年07月30日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県津山市

子供の頃よく見かけた足踏み式脱穀機を使って大豆を鞘から外していた。
まだこんなのが現役でつかわれているのだと思った。
足踏み式脱穀機はペダルを踏むと丸いドラムが回転するそのドラムに太い針金の輪が埋め込まれている。回転することで穀物類の種が軸や鞘からちぎれて落下する。
落ちた種は篩(ふるい)で分離する。
足踏み式脱穀機は自転車のスポークに稲が引っかかると米が外れるのを応用して作られた。
今は電動化されている脱穀と篩の機能を持ち実だけにすることができる。

植物の種子は熟れると落ちか飛ぶか動物に食べられ子孫を残すようになっている。
しかし、米は長年の品種改良で種が落ちなくなった。
品種改良されていないラオスなどの米は落ちる前に穂ごと人が摘み取っている。
豆類は鞘が乾燥すると口が開きねじれバネのようになり種を遠くへ飛ばす。
豆類は余り乾燥が進むと実が勝手飛び出すので乾燥具合が肝心だ。