撮影場所 岡山県西粟倉村
茅が痛み差し茅をしているのか、訪れた茅葺き民家で職人に会った。
かなり高齢でも高所で作業するのだ。
鳶や屋根屋は高所に慣れているのか、梯子を降りるのに階段を降りるように前からステップを踏みながら降りた若者をみた。
体操の内村選手なら出来るだろうが、こんな馬鹿な降り方はしない。
屋根の材料にはどんなものがあるか
- 草葺き ススキ,葦、苅安、熊笹、麦藁 耐久性短い、職人少ない。
- 檜皮(ひわだ)葺き,神社 生きた檜の皮を剥ぐ 50年 職人少ない
- 杉皮葺き 製材の杉皮剥ぎ使う 民家に使用
- 粘土瓦葺き 日本瓦、高価耐久性あり 地震弱いい
- 釉薬瓦葺き 重い地震に弱い
- セメント瓦 重い地震に弱い
- 天然スレート葺き 雄勝石(宮城県)、鉄平石のように積層を剥ぐ、東京駅にも使用、駅の改修に2万5千枚東日本震災で流される。
- 化粧スレート 軽い 新しい民家はこれが多い。
- 鋼板葺き 互よりずっと軽い 塗装必要
- トタン葺き 雪の多い所に多い 塗装必要
- 木羽葺き(こっぱ) 木を削いだ 薄い板 木端,杮葺(こけらふき)ともいう。昔は倉庫などでよく見かけた 耐久性ない
屋根材は一長一短がある。耐震性を言えば軽い屋根がいい。しかし、重量感や風格から言えば日本瓦、釉薬の木造家屋がいい。
大きな地震の都度、プレハブメーカーは鉄骨構造、軽量屋根のプレハブの優秀性をPRし伸ばしてきた。積水ハウスの家を建てた長男は次男の木造民家を訪れて木造は歩くと音がいい。重量感があるという。プレハブは金属音がして軽いという。