懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

鉄道 山陽線庭瀬駅

2012年01月21日 | 鉄道


山陽本線 庭瀬駅(岡山県)の古い木造駅舎を撮る。
大きな駅以外はどこも木造のくすんだ駅舎だった。
岡山駅の次の駅だったが田舎の駅である。
若い女性が一人立って乗降の人を待つ。
家族を待つのか、恋人を待つのか、友達を待つのか
恋人を待つ女性の姿としたいがいかがであったのか
こんな写真を撮った事も忘れている。
Discover Japanのポスターが貼られている。Discover Japanは昭和45年から始まった国鉄のキャンペーン。古い物は壊されていった時代、日本の古き良き時代の再発見にもなった。


現代ならば若い女性はどんな格好で恋人を待つのだろうか
まず携帯の画面を見ながらパチパチやっている事であろう。
あの姿には情感も哀愁も漂ってこない。
駅は人の出会いと別れの場でもあり生活の場でもある。
今、思うともっと駅でどんな人が行き交ったかを撮影しておくと面白かったと思う。


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2 コメント

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懐かしい庭瀬駅 (キオムラ)
2021-02-23 20:47:46
大正7年生まれの父が、見合いで結婚式を挙げて数週間後に戦地のフィリピンに発ち、数年後に一時帰国した際に、母が着物姿で出迎えた駅が庭瀬駅だったそうです。写真に写る女性を母親に置き換えて眺めていると、涙が流れます。
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コメントありがとうございます (mihoshi55)
2021-02-27 21:21:31
庭瀬駅にそんな思いでとドラマがありましたか。お父様は戦後帰還されたのでしょうか
厳し戦いの場でも帰還されたのでしょうね。
子供さんは戦後生まれのでしょうか
こんな写真で感動いただけば光栄です。
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