beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

不思議おじさんに出会う

2011年07月04日 | 不思議な話
ブログの更新、間が空いてしまいました。
7月に入ったばかりだというのに、早くも夏バテ気味でございます。
楽しいものでも見たりして元気だそうっと!

先日、日本大通りで出くわした、不思議おじさん。
このブログでも何回か遭遇したときの様子を載せたことがあるかと思いますが・・・。


 子供たちが思わず近づいて見ちゃう気持ちがわかる。
 うん。すっごく楽しいもんねー。














 
 アップで見るとこんなかんじ。
 このおじさん、自転車に乗ってウロウロしているところを
 よく横浜(それも人通りの多いところ)界隈で見かけるんだ。

 ちなみに、ピアス的にぶらさがっているもの。
 風鈴みたいな水槽?にホンモノの金魚が泳いでる~。












 
 ついつい帽子に目が行き勝ちだけど・・・。
 少年、いいところに気がついたね。
 タッチ~!






夏至の日の出来事

2006年06月22日 | 不思議な話
 札幌、横浜のイベントでは大勢の皆さんにお越しいただき、ありがとうございました。
 ヨコハマでは、いつもネットでご注文いただいている皆さんや、
 懐かしい方との再会も嬉しいひととき。
 ユーキャンの通信講座を受講されているという男性ビーダーの方が
 わざわざ奥様と会場にいらしてくださったのには感激デシタ。
 また、1DAYレッスンにご予約されたものの、
 途中で作るのが面倒くさくなってしまい、
 「先生、帰っていい?帰っていい?」を連発されたマダム。
 結局作品のほとんどの制作を私が手伝って(作って)あげることになり、
 私も、「(阪本に完成品作らせたら)高いですよぉ!高いですよぉ!」とお返ししておきました。(笑)

そんな楽しいイベントも一段落し、
昨日の夏至の日の夕方、歯医者さんに行ってきました。
昔治療したところが悪くなってしまい、そのやり直しです。
診察台に通され、胸によだれかけのようなものをかけられたまま、
先生が来られるまで、目の前にかけてあった時計を、ボーっと眺めていた私。

その時、見てしまったんです。
そう。ちょうど夕方の5時8分50秒のところを秒針が通ったあと、
一瞬だったんですが、55秒まで一気に飛んだんですよ。秒針が!
これって、何?
映画「時をかける少女」で、原田知世ちゃんがタイムトリップするときに
時計が逆周りをするシーンが頭をよぎりました。

時計の故障だと思い直し、そのまま1分後に同じところを秒針が通るのを待ちましたが、
その後は51秒、52秒、53秒と普通に時を刻んだまま。
歯医者のイケメン先生が登場したので、そのまま治療に入り、
時計を見ることができなくなってしまったんですが、
アレ、ナンだったんでしょう?

みんな気づかなかっただけですが、昨日のこの5秒間は、人類の記憶から消し去られているんです。きっと・・・。
(よく昔の映画とかで、5秒ぐらい全員の動きがストップして、その間に宇宙人か、魔法使いが悪さをするシーンってあったよね?)

6月21日。日中の時間が一年でいちばん長い日のちょっとしたミステリー。
私。歯だけでなく、目も見てもらった方がいい?

画像は、GWに訪れた美保関の青石畳通りにある古民家です。

 


妖怪はお好き?

2006年05月11日 | 不思議な話

 連休中に、境港まで足を伸ばし、
 妖怪たちに会ってきました。

 ここは、ゲゲゲの鬼太郎の作者の
 水木しげる先生の故郷だとか。
 商店街のいたるところに、
 妖怪のオブジェが並んでいます。



 私は子供の頃から、
 テーマパーク的な場所は、
 あまり得意では無いのですが、
 「水木しげるロード」は、古い街の商店街の
 普通の空気がそのままに残っていて・・・。





 店先のディスプレイは、
 どれも、その店、その店の工夫と
 ユーモアにあふれていて、
 本当にほほえましい。








 ここに行けば、いつまでも少年のままの鬼太郎や
 かわいくて、憎めない妖怪たちが待っていてくれるでしょう。

 ◆水木しげるの妖怪ワールド 
 水木しげる先生の公式サイト かなりお洒落。







ちんどん屋さん

2006年04月09日 | 不思議な話
 今日は、月に一度の両国教室の日。
 横浜を出た時はピーカン天気だったのに、
 両国に着いたら、不思議なお天気雨。
 そしてどこからか、にぎやかな音が聞こえるなと思ったら、
 駅前で、ちんどん屋さん練り歩いていました。
 強烈な色合いの衣装と、何だか楽しげなラッパと鳴り物の音。
 そして、なぜか哀愁を感じさせるんだなあ。
 もしも私が子供だったら、絶対に後をついて行ってしまいそう。
 ちょっと、中世ドイツの不思議なお話、ハーメルンの笛吹き男の事を
 思い出しました。

ハーメルンの笛吹き男『ウィキペディア(Wikipedia)』



世にも奇妙な・・・

2005年03月25日 | 不思議な話
浅草橋での不思議な一日のことをお話しましょう。

先日両国教室の帰りにいつものように浅草橋へ。
某ビーズ店の中で、私の行く場所行く場所についてきては、私の隣で同じビーズやパーツを
ただひたすら眺める不思議なご婦人がひとり。
あんまり気味が悪かったので、顔見知りの店員さんに用も無いのに世間話など話しかけたりして、
ようやくその人をまき、ふとその日持っていたビニール製の白いカゴバックを見ると、
考えられないほど長い髪の毛が一本、渦を巻いてべったりとくっついているではありませんか!
ちなみに、そのご婦人はショートヘアでした。

その長い長い髪の毛を指先でつまんで、離そうとするも、強い静電気のせいか、
もの凄いスピードで元の場所に戻ってくっついてしまい、何度やってもなかなか取れず・・・。
ビーズ屋さんの片隅でひとり、髪の毛をつまんでは助走をつけてバックから反対方向に走ったり、
手を上げたり下げたりと変なダンスをしている私は、ハタから見ると、一番奇妙な人だったに違いありません。

次に立ち寄った別のビーズ屋さんでは、全く知らない女性が、ニコニコして話しかけてくるそぶりをするので、
まっ、またか!と思ったら、私の後ろのビーズに向かってニコニコしていました。
こちらはさっきの恐怖心から来る、私の思い過ごしだったのかもしれません。

そして帰りの電車の中では、向かいの席の30代後半と見られるサラリーマンが、
おもむろにアタッシュケースから、折り紙を取り出し、つぎから次へといろいろなものを折り始め、
新橋駅に着くと何事も無かったように普通に降りていってしまいました。
あっけに取られていたのは私だけで、周りの人はみんな知らん顔でした。それが恐かったです。

この日は浅草橋で、何人もの不思議な人に出合ったわけですが、同じ浅草橋で以前一度だけ、
超ド級のユニークな人に出くわしたことがあります。名づけて「人形じいさん」。
チリンチリンと風情のある音色に振り向くと、やせこけたおじいさんがひとり。
頭の上に幅1メートルはあろうかという棚が2~3段あり、そこには数え切れないほどのお人形と
風鈴が飾られています。(人形はどれも、昭和チックなキューピーさんや、モンチッチ、犬や猫のぬいぐるみなど。)

良く見ると、その棚は赤いバケツの上に組み立てられていて、おじいさんはそのバケツをかぶっている様子。
いでたちは白装束に、お祭りのメイクのような、鼻に白い筋を1本。
嬉しそうに子供達を見つけては前に立ちはだかって、頭上の人形達を見せようとしますが、
子供はひきつった笑いを見せるだけで、そのじいさんはフラフラと浅草橋の街に消えていきました。

この人は、後にも先にも一度しか見たことが無いのですが、どなたかこの人形じいさんを
見かけたことのある方はぜひメールをいただきたいと思います。
誰に言っても信じてくれないので・・・。


【今日の一枚】
世にも奇妙な物語 TV復刻版

タリラリラン♪タリラリラン タリラリランラン♪タリラリラン・・・・。
ホラーものは苦手ですが、この番組はなぜか好きです。
最初に流れるこのテーマ。なんだか人をワクワクさせる不気味さと人間の可笑しさ、
悲しさのあるメロディーだなあといつも思います。




パノラマ島綺譚

2005年01月24日 | 不思議な話


少し前の話になりますが、元旦に島根県の「花と鳥の公園・松江フォーゲルパーク」を訪ねました。

大きなボタ雪が降りしきる、山陰独特のどんよりとした曇り空の中、
正月の朝からここへ来ようという、ある意味おめでたい人はあまりなく、
入り口あたりは、妙な静けさと鳥達の「キーッ!」という鳴き声が不気味に聞こえてくるだけ・・・。

しかし館内に入ると、そこは別世界。赤、ピンク、オレンジなどカラフルで直径15cmはあろうかという、
大輪の花々が、あたり一面に咲き誇り、外のモノトーンな雪景色との落差に一瞬クラっときました。

「ここ、前にも来た事あるかも・・・」いわゆる、デジャヴというやつ?
でも、すぐに気づきました。「ここはパノラマ島だわ!」

乱歩ファンの方ならもちろんご存知でしょう。ある不遇の男が長年ひとり夢見ていた願望を満たそうと、
自分そっくりの男になりすまし、無人島と莫大な資金を手に入れ、人工的な地上の楽園を創造するも、
最後は破滅していくという奇天烈な小説です。

残念ながらお色気たっぷりのお姉さん方はひとりも居なかったものの、(あたりまえですが)
色とりどりの鳥達と、これでもかと咲き誇る原色の花々、温室独特のチープでキッチュな雰囲気は
まさに「あの」世界に私は思えました。
皆のもの、近こう寄れ。歌い、踊るのじゃ!私はパノラマ島の女王なのですから・・・。
叶和貴子気分で館内を巡り歩いていたのは私ぐらいでしょうか。楽しい一日でした。

色とりどりの花は、「球根ベコニア」といって、鉢植えでも売られています。
一見、大輪のバラか、ボタンと見まごうばかりの、それはそれは夢のように美しい花です。



【今日の一本】
天国と地獄の美女~江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」

天地茂のニヒルさといったら、本当に素敵。
乱歩の原作をビジュアルで表現すると、あまりに荒唐無稽ではありますが、
人間って滑稽で悲しい生き物なんですね。BGMもイカシテます。