beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

自分解放!

2014年11月22日 | アート
新作ではなくて恐縮なのですが、
秋のアートな気分を盛り上げてくれる
トライアングル型の組み合わせネックレス。



↑これ着けていると、
必ず誰かにお褒めのお言葉をいただいちゃう。

この日は元町の薬局の店員さんに。
「すみません。突然ですがそのネックレス、素敵ですね。」だって。
うひょっ

褒めて!褒めて!と無理強いするような?アクセサリーは
なるべく作らないように&着けないようにしたいと
常日頃思ってはいるけれど。
そういう意味じゃないことを
わたし祈ってますぅ~♪



おそろいのブレスも
さりげなくて好きです。

* * * * *



そんな組み合わせで、お知り合いの
石川さやかさんの個展に行ってきました。
(11/24まで @東神奈川 PANTOGRAPH)



(↑サイトから画像をお借りしました)

「おっぱい星人」だそうです。
陶器製でもちろん一点ずつ手作り。

ニヒルな星人、泣いてる星人、
笑っていたり、怒っているような表情もあって
ひとつひとつ眺めているとあっという間に
時間が経ってしまう。

たぶん自分の中にもいろんな星人がいるんだろうな…
自分をアートでこんな風に解放するって気持ちいいな。

* * * * *



帰りは会場の東神奈川から横浜のそごうまで歩き
大人の隠れ家 シーガーディアンIIIで一服。
アイスティーですが…

* * * * *

【今日のオリーブオイル】

ちょっとびっくりするぐらい美味しい
オイルやバルサミコにはまってます。
パッケージもイイので、きれいに外して
また被せて使う私。
貧乏くさいっていいますか?そういうの。

ラ プティット エピスリー

左から、レモンオイル、白バルサミコ、
ブレンドペッパー。



西洋たんぽぽと白菜、玉子、トマト、人参、モロッコいんげん
要するに残り野菜のサラダ。
ロールキャベツ(夫作)、そしてお店で教えてもらった
タコとじゃがいもの白バルサミコとブレンドペッパー和え。
インカのめざめを使ったのと、タコの塩けだけで、
とても美味しくできちゃった。



今度は、セップ茸のペーストを狙ってます。


* * * * *



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横浜トリエンナーレ2014

2014年10月24日 | アート
現代アートのイベントが
最近どうも食傷気味で
→Artってなんだろ

今年の横浜トリエンナーレ2014
ぎりぎりまで迷ってました…。

でもどうしても森村泰昌氏の「今」の
アート感を感じてみたくて…。



あら。「忘却」なら私の大得意分野じゃない?
都合のいいことわるいこと
バッサリ忘れるお気楽人生。

同窓会に参加すると、
「K子、ソレ忘れすぎー!」と呆れられ、
想い出話には全くついていけないくせに
些細な変なことだけ覚えてるタイプ。

ああ。違うんです。
今回の「忘却」は。

「本当に大切なものは目に見えないんだよ」
by 星の王子さま




そう。
今回のトリエンナーレのテーマって、

見えにくかったり
見えてても見ないフリしちゃったり
小さな声や沈黙は
無かったことにしてしまう・・・
そして、そういうものの中にある
本当に大切なことまで見失ってしまう
今の私たちへの警鐘・・・

そういうことでしょうか?
モリムラさん?


→セザニズムと森村
→自分道のこと
→「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展
→まあ、ええがな。


* * * * *



目には見えない、
気配のようなものをいた作品を
沢山集めた部屋。
森村氏は「ささやきルーム」と呼んでいた。




同じ「ささやきルーム」に
展示してあった作品。

これ面白いな。
行間に含みがあります。




イライアス・ハンセンという
若いガラス工芸家の
即興的なオブジェ。
『ならばいつか言うことがなくなる』
というタイトル。

色と造形の組み合わせ、
そして哲学的なタイトルが
とてもよかった。

何より、「美しい」。

そう。
能書きや理屈はたいそうご立派なんだけど、
残念ななことに「美」をどこかに
置き忘れちゃったような作品って
最近多いなぁと思う。
上品とか、その逆とかは関係なく。



こちらはひとりひとりの人間の
過ぎ去った過去を乗せた
タイムカプセルみたいな
大竹伸朗の作品。

ごちゃごちゃしてて
なんだかカビ臭い匂いがしそうで
ちょっと卑猥な感じがいい。

人の哀愁…。

そういえば昔、
「岸辺のアルバム」というドラマで、
ドムドムみたいな所でバイトしている
風吹ジュンが、高校生の国広富之に
「あたしのこと、哀愁って呼んで」という
セリフがあるんだけど、
あれ、すごくよかったな。




記憶って完全に無くなってしまうわけじゃなく
頭の中のどこかの引き出しに
入っているっていうじゃない?

私の中にも忘れている記憶たちが
集められたこんなタイムマシーンが
どこかにあるのかな。きっと。




これはなんだったっけ?
忘れちゃったけど
美しい作品。
(この日は、撮影OKの作品だけ
撮ってきました。)




今回、いちばん気に入った作品。
「作らない彫刻家」宣言後、
制作を絶っているという福岡道雄氏の作品。

黒板みたいなものに
うねうね?

書いてあるんじゃなくて
彫ってあるらしい。

近づいてよく見ると




ほかにも、
「何もしたくない 何もしたくない 何もしたくない 」
バージョンもありました。

森村氏の解説が素晴らしかった。
(イヤホンで1回聞いただけなので
違っていたらゴメンナサイ)

-----

人はとかく、自分の人生に
「意味」を見出そうとする

意味の無い人生、
何の役にも立たない人間は
果たして世の中に必要のないものなのか?

いや、人はこの世に生まれて存在しただけで
輝くような喜びがある。

福岡はあえて、「何もしない。役に立たないことを
永遠にし続ける」アートで
それを訴えかけているように見える。

-----

そんなことを言われてました。
さすが!良いこと言うな~。




不要なアート作品を
「捨てる」ための大きなゴミ箱。
実際に来館者がいろいろなアートを捨てていました。
私ももう一度行って、
過去に作って全く納得のいかない沢山の作品、
捨ててみようかな。
アートって呼んでいいのかな?



今年のトリエンナーレ。
とてもよかった。

「いいね」を欲しがらない生活がしたいなと
ふと思いました。


* * * * *

そして。
また行ってしまった YCCの夜の部。



バーをやってるって言うので。




きれいな
そしてとっても身体に悪そうな
ケミカルブルーが蠱惑的な
カクテル。
(もち、私はノンアルコールで)




ちょっとだけ、港をイメージした
映画の予告編を流していました。

ユニクロのカシミアニットと
HABERDASHERYで以前買った、
昔の農村の女の子が履いてそうな
レースの柄がプリントされた
サーモンピンクのスカートで。
バスケットはすごく気に入っている
赤すきんちゃん的なやつ。




靴下3枚の外側にぶ厚めのタイツ。
デカコンバースで。

* * * * *



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真夏のブルックナー

2014年07月31日 | アート
久しぶりにオケのコンサートに行ってきました。
インバル×都響でブルックナーの7番♪

家で聴いていてもなかなかはっきり聞こえない
細かいウネウネが、スッキリと耳でも目でも追うことができて
超キモチイイ♪
低弦からティンパニーへ続くの低音の響きにゾクっ!!
この日のブルックナーは、何だかとても暖かかった。





休憩時間に紅茶。
糸の巻きつけブレスに、ブレスレットbook2の
編み編みブレスを合わせて。
今日はシックにブラック同士の重ねづけ。

* * * * *
そのまま家に帰るのもナンで、近所のバーに寄り道。
マスターに「ブルックナーの演奏会の帰り」と話していたら
カウンターのお隣の方が、
「えっ!自分も行きたかったんですよねー!」とのこと。
えへへ。
「すごーく良かったですよおー」と大袈裟に自慢しておく。



モヒートのミントの苦爽やかさ、最高デス♪

* * * * *



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シュルレアリスムの島

2014年07月20日 | アート
今回の直島アート旅では、
これまで行ったことがなかった
瀬戸内海の隣の島、「豊島」まで足を伸ばしてみました。



この光景、この不思議な雰囲気・・・なんだろう・・・
どこかで見たことがある。

そう。これは

ルネマグリットの「光の帝国」。

空は昼間の青空、建物の周囲が夜という
不思議な魅力を持つ絵ですが、
豊島の風景はその逆。

地上は眩しいまでの楽園なのに、
空には不穏な闇が近づいてきているような・・・。
(画像ではそうでもなく見えますが
実際にはもっともっと暗い空だった!)



迫り来る闇に対して、あまりにも明るく健全な地上の風景…。
現生と極楽浄土の境目のような不思議な島。

* * * * *

そして、地中にそのほとんどが埋まった建築物の内部へ…。



こ、これは、猿の惑星の地底人の秘密基地か!?
(正解はカフェです)
しかし、この雰囲気嫌いじゃない
というか、すっごく好き。



地底人気分満喫



ネタバレになるので詳しく書きませんが、
一見、これがアートかっ!(失礼は承知で)
という自然の神秘を感じさせる豊島美術館と、
ある意味、「下衆の極み」がひっくり返って
ピュアな魂さえ感じさせる横尾館のハシゴ鑑賞も、
アートにおける対極の位置にあるようで、
本当に面白い体験をさせてもらった島でありました。



島の中は交通手段が無いに等しいので、
レンタサイクルで久しぶりに自転車に乗ってみました。
楽しかった!

* * * * *


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モネの小路

2014年07月15日 | アート

地中美術館へ行く途中にある
モネの小路。
私だったらこの風景を前にしたとき
どんな絵を描くだろう…。
画家の目線で庭を眺める。









* * * * *


ミントグリーンばかり手にとってしまう
今日この頃。



ラップブレスのアボカドクリームと
BEAD ART 掲載のビーズ織風のグリーンのブレス。
模様を考えるのにエクセルを方眼紙にして
色をつけてみました。
またその通りにビーズを入れるのに苦労したんですが
仕上がりはとても気に入ってます。

* * * * *


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ブルーもしくはblue

2014年07月10日 | アート
建築とアートの融合も、
直島のみどころ。



このブルー、忘れられない。



壁に透明でスクエアのパーツがしずくのように
貼り付けられていて、
ふとアトリエに水晶で出来たこんなビーズが
沢山あったなーと思い出す。
ブルーのドレスにボリュームいっぱい
のネックレスなんて素敵ですね。

* * * * *



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そこに存在していることがアート

2014年07月09日 | アート

自然とアート。
それぞれが作用し合いながら溶け込み
融合している島。

フランスでは今、日本に行くなら
TOKYOよりもNAOSHIMA !と
注目されているんですって。
(どうりで、フランス人多かった~)



私、この場所好きなんだ。



この日は、不思議な白い発泡スチロールが
ゆーらゆら、行き場もないままずっと浮かんでいた。

時々、どこまでが現実で、
どこからがアートなのかわからなくなる。(笑)
それもまたコンテンポラリーアートの
楽しいところ。

ふだん見過ごしているような、風や波の音、
太陽の光、小さな草花まで愛おしい。





* * * * *



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能面を見る

2014年05月09日 | アート
能面を制作することを、「面(おもて)を打つ」と言うのだそうです。

先日、うちのリビングの机の上に能面の展覧会の招待ハガキが一枚。
夫に聞くと、知人のSさんが趣味で制作されていて出品されるとのこと。
不思議なんだけど、なぜか無性にこの目でその面が見てみたくなり、銀座まで出かけてきました。

「打つ」とは、「魂を打ち込む」に通じる言葉なんですって。







私、なんだか本当に魂を感じてしまった・・・。
今、この画像を見ているだけでも、少しドキドキしてしまう。

能については以前から興味はありながらも、お恥ずかしながらまったくのド素人で、
Sさんに色々説明していただく。
まったく、母国の伝統文化を外国の方から手ほどきを受けるなんて、情けない話だわ…。
(Sさんは、大学で中国語を教えていらっしゃる中国の方なのです。)

しかし、ひとつひとつの面はどれも引き込まれそうになるくらいに美しい。
恐ろしい般若も、意地悪そうなおっさんも、痩せこけた老人の面ですら美しさがある。



Sさん作「山姥」

世間一般で山姥というのは、恐ろしい形相で山から下りてきて子供に襲いかかったりするばあさんという
認識が強いけど、能では、何だか物凄い霊力を持った山の精のような位置づけなんだそう。

(ほかにも小面など若くて美しい面も沢山あるのに)「なぜ山姥を?」と聞くと
「コウイウ、チョット妖怪ノヨウナ、不思議ナソンザイノモノニキョウミがアルノデス」とのこと。

表情をよく見ると、目はどこか空を見据えたまま、口は半開き。
迫力はあるんだけど何かに憑かれたような、深みのあるお顔。

ひとつの面を色々な角度で見てみたり、肌の具合を比べてみたり、
やっぱり女は若いほうがぱっと見はかわいいけれど、年増は年増でいい味だしてるワとか、
いるいるこういうおじさん!とか…。
会場内を何周しても飽きない。

何より、人間の業のようなもの、哀しみが人間以上に伝わってくるような気がした。
ちょっと私の中で、能に対する扉が少し開いたような経験。


* * * * *



昨年おかげさまで、大変沢山の方にご覧いただいた本の第2弾が出ます!
「ハンドメイドでおしゃれなブレスレットBOOK
阪本敬子 日本ヴォーグ社刊

→amazon にて予約販売受付始まりました!










朝香さんのライヴに行ってきました♪

2013年02月12日 | アート


日曜日の昼下がり。
可愛らしいCAFEで、ランチやワインと一緒に楽しむ、朝香さんのライヴにお邪魔してきました♪
軽やかなボサノヴァサウンドと、心がホンワカするような、声とギターのハーモニー。
ギターのKさんの選曲による、ちょっとお洒落なプログラムでした。
なんだか、この日曜日のお昼っていうのが、音とマッチしすぎるぐらいの
心地よいひととき・・・。

あぁ、このところ土曜も日曜もずっと家で仕事だったので、
久しぶりにのんびりさせてもらいました。



持参したCDに、サインもいただいちゃった。

そう。朝香さんと言えば、creaco(クリエーコ)さんの
beads cafe×creaco限定キットに付いている、スペシャルボサノヴァCDのヴォーカリストの
朝香さんです。

→以前のご紹介の記事

温かみのある声質と、その透明感が、たまらなく素晴らしくてうっとり!

* * * * *



↑たまたま、前日の両国教室で、この限定キットのネックレスを
着けてきてくれたIさん。
深みのあるグレーのブラウスに、ウッドビーズとイエローゴールドのBonbomが映えます!
よく見ると、手元には、以前販売していたウッドのバングルが・・・。
わお!ウッド×真鍮のコーディネートが、憎いぜ!このド根性ガエル!

この「Stairs to the sky」は、キットを購入くださった方にも
レッスンでかけても、いつもすごく好評です。
そんな話を朝香さんにもお話したら、
「私の歌は、そんな風に、何かをしながらバックに
自然とかかってるっていうのがいいんですヨ♪」とのこと。

確かに音楽って、コンサートホールでじっと座って、聴き入ることもあるけれど、
例えば日常の何気ない瞬間に、その場の空気に素敵な色をつけてくれるような作用もありますよね。

私も、何かする時は、それに合わせたBGMが絶対に欲しいタイプ。
逆にその場にそぐわない音楽だったら、むしろ無い方がいいと思うぐらい。
やはり音楽も色も形もすべて根っこは一緒です。




クリエーコの赤井さんも一緒に記念写真。
これからも、素敵な歌声、聞かせてください!

* * * * *



おうちde beads cafeが再現できる!
スペシャルボサノヴァCD(非売品)付き creaco限定キットは
creacoサイトからご購入いただけます。

「大人のチャームネックレス」作品キット &
CD 「Stairs to the sky」 Tete a Tete(てっとあてっと)


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阪本敬子がチョイスしたボサノヴァの新進気鋭アーティスト「Tete a Tete」が織りなす
心地良いサウンドをBGMに、モダンで大ぶりなボンボンチャームがポイントの
深まる秋にピッタリなネックレスを作ってみませんか?

Tete a Tete (てっとあてっと)
Vocal:朝香-tomoka- / ガットギター:伊藤史和

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インバル&都響 新・マーラー・ツィクルス

2013年01月20日 | アート


土曜日の午前中のカフェッジョクラブを終えて、
生徒さんたちとほぼ同時にサロンを飛び出し向かったのは、
みなとみらいホール。

随分前からチケットを買っていた、
インバル&東京都交響楽団の、マーラー5番を聴きに・・・。

午前中の天然石パワーで精魂を使い果たし?
少々眠そうな顔で写っていますが、
午後は何て言うのかな?
マーラーの狂気にやられたー!

弦の異様なまでのフレージングに。木管の道化を思わせる悲しい音色に。
あり余るほどの狂気のパワーに・・・。
あんな、5番を始めて聞きました。

でもある意味、粗野な魅力あふれる、人間味のある演奏だったなぁ。
マーラーの本当の姿かもしれないなぁ。

* * * * *

夕方早めに終了したので、
みなとみらいの観覧車を眺めながら、一杯。

そういえば、先日から始まったドラマ
夜行観覧車

意地悪役の夏木マリ演じるのが、
なんと、ビーズ細工の先生という役どころなの。
見ました?
(なんだか暗がりの中で、人の悪口をささやきながら、
ランプの灯りが妖しく輝く、すっごく不気味な教室なの)

ちなみに、私、何年か前に、まったく違うジャンルの習いごとに
半年ほど通ったことがあるのですが、その教室、
ちょっとあの雰囲気に似ていて、当時、ほとほと辟易した経験があります。
それと同時に、beads cafeってなんていい教室なんだろう!と
我ながら感激した覚えが・・・。(笑)
明るく、さっぱりした、カフェージョの皆さんのお陰でーす!

* * * * *



今の季節におすすめ作品 Winter SALE 20%OFF!
期間限定 1/31まで

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* * * * *



■□ 1月のカフェッジョクラブ 1DAY LESSON □■

1/19(土)・22(火)10:00~12:30
保土ヶ谷・横浜サロンにて
講師:阪本敬子

繊細な天然石を使って、3連のネックレスを作ります。
なんと今回は、お好きな石を選んでいただいてのレッスン。
アトリエ秘蔵の天然石もばば~んと放出いたします!
レッスンならではのお楽しみ、オリジナルの春らしいネックレスを作りませんか?
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※カフェッジョクラブ会員のみなさま
今月のレッスンでは、アーティスティックワイヤー 26号
ゴールドorガンメタを使用いたします。
サロンにて販売もいたしますが、
お持ちの方はご持参くださいませ。




「ビーズ・イン・アフリカ」 葉山

2012年10月09日 | アート
自由が丘のイベント前からずっと休み無しで頑張りまして、
(といっても、もう次の締め切りがっ!!)
久しぶりのお休み&3連休に、葉山まで行ってきました。



家からだと、車でぴょっと小一時間もかからない距離。
神奈川県立近代美術館(葉山館)で開催されている、ビーズ・イン・アフリカがどうしても見たかったんです。
(~10月21日(日)までです。まだという方、ぜひ!)




頭飾り型仮面(像[人頭])/バミレケ/カメルーン共和国



仮面/バミレケ/カメルーン共和国


アフリカでは紀元前1万年以上前に、ダチョウの卵の殻で作った世界最古といわれるビーズが誕生。
それ以来、ヨーロッパなどからのビーズ交易を経て、さまざまなものが作られたのだとか。



花嫁用装身具[婚礼用]/ズールー/南アフリカ共和国



儀礼用ベルト/クバ/ コンゴ民主共和国

こんなバッグや、ベルトだったら、青山あたりのセレクトショップに
置いてあったとしても、なんら不思議ではない、オシャレデザイン。

というか、むしろ世界の名だたるメゾンのデザイナーたちは、
このあたりの作品たちは、とっくにチェック&インスパイアされているに
違いないと思わせる、完成度です。
色使いも勉強になるわ。

* * * * *

しかしこの展覧会は“国立民俗学博物館コレクション”というだけあって、
モノを見て、「すごーい!」って言うだけじゃない、
そのビーズの奥にある、アフリカの人たちの暮らし、生き方、民族のなりたち
みたいなものを見せてくれて、とっても興味深かった。

例えば、西アフリカのある民族の女性たちは、家畜の山羊と引き換えに
高価な鉄製のビーズで作った装身具をいつも身につけるのだそう。
その重さ、約5kg!!!
その鉄のビーズでなけりゃダメなのだそう。
それが、その土地の女性たちのアイデンティティを示すものであるとか。

「オシャレは我慢」って言いますが、本来、その人その人の美学に基づくものが、
オシャレであり装身具でもあるわけで・・・。
最近、「重い」「きつい」「暑い」などと言って、オシャレを遠ざけようとする
ケボコおばさんにはハっとさせられる展示でありました。

それから、高価なビーズを手に入れられるのは権力と富を持った一部の人々。
ビーズと引き換えに沢山の奴隷たちが海を渡ったこと、そして
身につけるにも厳格な階級制度があり、例えばかぶれる帽子のデザインなども
きっちり決まっていたのだそう。(下の位の人のは、すっごく地味でした。)

今の私たちの自由なビーズクラフトとはまったく違う側面があったことも
なんだか考えさせられます。


* * * * *



無料のワークショップ「マイオリジナル・つぶつぶ仮面!」に参加。
つぶつぶ(宝貝の模様)をビーズに見立て、マジックで塗り、
仮面づくりを体験してみました。

休日の子供たちが楽しげに色を塗ったり、ハサミでカットする中で、
本気と書いてマジに頑張った、おばさんの作品。

先生のお姉さん方に、「わー!とっても上手に出来ましたねー。大人っぽーい!」と
褒めていただき、ご満悦。










ただ描くために描く

2012年05月06日 | アート


学生時代の友人たちと、ジャクソン・ポロック展へ。
4月から予定を調整していたんだけど、
なかなか3人の予定が合わず、
展覧会の終了ぎりぎりに間に合った~。



雨の竹橋。



彼の絵はキャンバスを床に広げ、
上から刷毛などで絵の具を垂らす「ドリッピング」という手法。
つまり、「何を描く」というのではなく、
「ただ描く」というその行為が作品になっている。
(そして、その絵が素晴らしい!)

なんとなく、「書」に通じる絵もあったけど、
無意識の線や色の中にも、「その人」というのは如実に現れるものだ。
しかも、それは意識的になされたものより、
鋭くその人を表現しているんだと思う。

よくレッスンで、「ここは皆さん適当に」って言うと、
「ええー!できませーん!」って返されるのですが・・・。
そこが、アートなんだってこと、わかってもらえるといいなぁ。



帰りに神楽坂に寄って、飲兵衛の3人でワインを乾杯!
友人Kさんは、ソムリエの田崎真也は、
田崎真珠の御曹司だと信じていたらしい。
たしかに、田崎真までは同じだけどネ・・・。





Artってなんだろ・・・

2012年03月26日 | アート


週末に、六本木アートナイトという催しに出かけてきました。
いい作品もあったと思うのですが、催し自体が「夜通し騒いでる学園祭」のレベル?

うーむ。残念だ。
何が残念って、現代アートってこういうものじゃないと思うから。

キャラクター商品のような、「作品」が多いのも気になる。
私、普段からよく思うのですが、例えばキャラの立つビーズばかり使っていると、
シンプルなラインや、微妙な色の組み合わせができなくなると思うんです。
「顔」のあるものって、「わかりやすい」分、それに頼りすぎていると、本当の美が見えにくくなる。
若い人たちが、こういうものだけを見て、「Art」を誤解してしまうのはとっても危険かと。

みんなで楽しくお祭りしよう!東北の復興を目指して!って決して悪いことじゃないけれど。
なんていうか、がなりたてるような大音響の中で、露天の飲食店にばかり長蛇の列・・・。
作品を通して「自己との対話」ができた人がどれぐらいいたのかな?

こういうこと言うと、POPアートが理解できない、堅物のおばさん扱いされちゃうのかな?
(ちなみに夜TVで見た、十和田市現代美術館の雪の中のヤヨイちゃん人形や、
キノコのオブジェは、とても明るくて楽しいなと思った。何なんだろう、この差は・・・)

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無音の中で、ゆらゆらと暗闇に浮かぶ、クサマヤヨイさんのオブジェは
とても美しかった。





20年ほど前に、直島ではじめて見た、草間さんのカボチャ。
人が日々働き、暮らしている瀬戸内の小さな島に突如現れる、黄色のオブジェと海のコントラスト。
このときの衝撃を、また感じてみたいと思う今日このごろ。

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結局最後に、本日の最終目的だった、サントリー美術館で、東洋陶磁の器を見てから帰りました。
何年か前に、大阪出張の際に行った時以来です。






「シャルロット・ペリアンと日本」展

2011年12月18日 | アート


鎌倉の神奈川県立近代美術館へ。
「シャルロット・ペリアンと日本」

フランスの建築・インテリアデザイナーのシャルロット・ペリアンですが、1940年に初来日。
「民藝」運動でお馴染みの柳宗理や河井次郎らとの交流から、日本の伝統的な意匠を彼女の視点、
現代の感覚とを結びつけ、新たなデザインを生み出した人。
展示されている、さまざまなインテリアなどを見ていると、
「今」の日本のデザインにも脈々とそれが受け継がれていることが見て取れる。


(↑展覧会のサイトから借用)

例えば、1955年に東京の高島屋(日本橋の高島屋のこと?)で開催された
「芸術の綜合への提案―コルビュジエ、レジェ、ペリアン3 人展」の写真など
まんま、今のちょいとお洒落なインテリアショップに並んでいるのと同じだ!




それにしても、この鎌倉館は建物も周辺の環境もほんとうに素晴らしい。
この日はピーカンの冬晴れで、鶴岡八幡宮の銀杏並木や源平池がとてもきれいだった。




建物は、シャルロット・ペリアンと同じく、ル・コルビジェの弟子、坂倉準三によるもの。
どの部分を切り取っても、どの場所に居ても、いい絵になるのはさすが。




久しぶりに来たら、喫茶室がなんだかかわいい場所になっていた。
女子大生がやってる文化祭の喫茶店みたい。(いい意味で)
あんまり暖かくて、アイスコーヒーを注文。



寒いと思って、ものすごく厚着して着膨れちゃってますが、
胡桃のバッグに、じゃらじゃらブレスをバッグチャーム代わりにして。



帰りに、佐助の「もやい工藝」に寄り道。
日本酒の酒瓶を入れるかごと、小鹿田焼の片口、小皿などを買う。
晩御飯は、冷蔵庫の残りもので。なんだかおつまみばっかりになっちゃった。
即興で作ってみた、大根とサラミとレモンサンドが、なかなかオツな味にできあがって満足。




雨の日とBGM

2011年06月17日 | アート
今日のアトリエのBGM。
Pinky Winters / Rain Sometimes

ピンキー・ウィンターズの少し低めの声とピアノのバラード集。
これをかけていると、雨の日の情景がなんとなくドラマチックになりそう。
ジャケットのブルーの傘の重なり合いがいいじゃない?

「雨と休日」という、セレクトCDショップにて。
CDを乗っけているのは、最近新調したinnovatorの リュックです。
週に何回かは車通勤を止めてスニーカーとこれで歩こうかと。。。
今日で二日めだけど、なかなか快適!
あ、もちろん家からじゃないですよー。