beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

アトリエの片隅より愛を込めて

2006年02月27日 | まいにち
 いつも私が仕事をしている作業机から見える窓際の風景です。
 
 グリーンは、「パーセノシッサス シュガーバイン」という
 舌を噛みそうな長い名前のブドウ科の植物。
 鉢植えの底に水を溜めておいて、吸い上げるタイプなので
 ものぐさな私でも、今のところ枯らさずに済んでいます。

 こんな太陽が沈みそうな時間に、キャンドルも灯したところだし、
 本当はカクテルでも一杯といきたいところですが・・・。 
 まだまだ仕事は続くのであった。頑張るぞー!

 
【今日の一枚】
B00005FKEOアフタヌーン・イン・パリ
ステファン・グラッペリ エバーハルト・ウェーバー マルク・エムレ
ユニバーサルクラシック 1999-03-03


ジャズヴァイオリンっていいですね。
特に、ステファン・グラッペリの音色は、明るさの中にどこか郷愁を感じさせます。
曲を聴いていると、思わずフフン♪と鼻歌が出てしまいそう。
って今日は私、口笛吹いてました。なんて、お気楽な職場だろう・・・。


天然石に夢中

2006年02月22日 | ビーズ
 さきほど、HPの更新をしました。
 すでに沢山のご注文をいただき、ありがとうございます。
 今月は、「ビーズ・ビーvol.10」に掲載された作品数点を中心に、
 春を感じさせるピュアなイメージのアクセサリーたちです。

 私はどうも、昨年から「レモンイエロー」が気になって仕方ありません。
 秋に開催された日本橋三越でのビーズ展でも作品に沢山使いました。
 画像のネックレスのレモンストーンなど、一見かわいらしい表情の中に見せる
 クールな悪女のような雰囲気がなんとも良いですね。
 (意味不明でスミマセン)

【今日の一冊】
4893968815ビーズ・ビー Vol.10 (10)
パッチワーク通信社 2006-02


今回、横浜サロンでBOWさんから受けたインタビュー記事が掲載されています。私の訳のわからない
言葉を、とても的確に捉えてくださいました。スタッフと「BOWさんの事を、阪本が逆インタビュー
した方が、読者の方も喜ばれるのでは?」と話し合い、作戦を練ったんですが、笑顔で軽くスルー(笑)。
賢い方です。また、ユーキャンの広告ページをはじめ、私の顔写真が数枚載っておりますが。
いやはや・・・。どうぞそっとしておいてくださいまし。beads cafe の作品以外にも、制作のヒントに
なりそうな素敵な作品が沢山掲載されています。



シンプルリングから感じたこと

2006年02月21日 | ビーズ
 2月のレギュラークラスのテーマは、「ティーローズのリング&ネックレス」でした。
 シャワー台の上に、春色のビーズをテグスで留めつけるだけの
 技法的にはとっても簡単なリング。
 でも、出来上がったリングのブーケは、ひとりひとりの作り手達の個性溢れるものでした。

 そう。こういうシンプルな作品こそ、作った人の「意志」が感じられると思います。
 
 レッスンにいらした皆さん。大地の栄養と水分を充分に吸い上げた
 生き生きとしたお花がアレンジできましたでしょうか?


テグスの引き具合がアマいと、なんとなくしおれた草花のように見えます。
ビーズの出発点がバラバラだと、全体にまとまりがなくなる。

せっかくのビーズの素敵なところを引き出してあげるには、
自分が、そういう意志を持って制作に臨まないといけないんですね。
ひとつひとつの動作にも意味がある。
そして、何回も何回も失敗を繰り返しつつ、それを発見することこそ創作であり、
日々の生活なんだと思います。

自戒も込めて、改めてそんな事を考えた2月のレッスンでした。


【今日の一冊】
4829201460手しおにかけた私の料理―辰巳芳子がつたえる母の味
辰巳 芳子 婦人之友社 1992-10


著者のお母様である、辰巳浜子さんの同タイトルの本が、母の本棚にずっとあったのですが、
先日NHKの再放送で、鎌倉で素敵に暮らし、お仕事を続けていらっしゃる、
娘の芳子さん(と言ってもすでに81歳!)の姿をお見かけし、改めて手にとってみました。
芳子さんは、「いのちのスープ」でもお馴染みの料理研究家ですが、「食」そして「料理」という
生きる上でとっても大切な事の背景から、人生哲学のようなものを教えてくれる方です。
例えば「じゃがいもを1センチに切りそろえる事」を徹底する意味は、じゃがいもが煮崩れて
スープが濁ることを防ぐ事につながるわけで・・・。
ビーズを作ることにも共通点を沢山見つけたような気がします。


ちょっとひと休み

2006年02月16日 | おいしいもの

 ダックワースって、おいしいですね。
 スタッフのHさんが、抹茶味のダックワースを
 差し入れてくれたので、アトリエの作業机の上で、
 ちょっと撮影。
 後ろにキャンドルなど置いてみたりして。

 忙しい日に限って、こんな事しちゃうんだなあ。

わたしの猫のこと

2006年02月15日 | まいにち
 昔、猫を飼っていた事があります。
 ありきたりですが、「チビ」という名前の真っ白な雑種のオス猫。

 小学5年の年末、父と年賀状を作るための彫刻刀とゴム板を買いに、
 近くの大型スーパーに買い物に行った時、ペットショップの店先で
 ダンボールに「一匹千円!」と書かれて売られていたチビ。
 店の奥には、立派なゲージにお高そうな猫たちがいたのですが、
 どういう理由かはわからないけど、チビたち兄弟のあからさまな
 別格扱い(?)は、小学生の目にも哀れに映り、その場で父に
 「この猫欲しいよぉ!」とせがんだ覚えがあります。

そんないきさつで我が家にやってきたチビなんですが、
その性格は、みごとなまでの高貴さで、ある意味全くかわいげの無いネコでした。

孤独を好み、抱っこを嫌がり、膝の上にのる事はおろか、
どんなに寒い日でも、人の布団に入ってきたりすることは一度もありませんでした。

そんな、猫の中の猫!のチビでしたが、ひとりっ子の私には「弟」のように可愛くて、
いつも一緒に過ごす毎日。(たぶん、チビの方は嫌がっていたと思います。)

そのまま姉弟(?)として育ちましたが、高校2年の終わり頃、
私が、突然高熱から肺炎をおこし、そのまま1か月入院することになりました。
自宅からすぐの病院だったんですが、母の話によるとチビは、ひと月の間、毎日私がいる
病院に近い窓ギリギリに座り、病院の方向を見ていたそうです。
 
その頃の私は、クラスでもネコ好きで有名で、お見舞いにくる友人たちは
口々に、「ねえ、今、チビはひとりぼっちで寂しいんじゃない?」と、
私よりネコを心配する始末。

そんなこんなで年末のクリスマス過ぎに無事退院し、チビと感激の再会を果たし、
ともにお正月を過ごした後、突然チビは死んでしまいました。
原因は、当時よく猫がかかる病気だったんですが、
家族の間では、「あなたの身代わりに死んだのね。」なんて今も話にのぼります。

それ以降、ペットと名のつくものは一度も飼っていない我が家。


長々と、なんでこんな昔話をしているかと言うと、
先日仕事で、犬の首輪のデザインをして欲しいというオファーが
あったんですが、月曜の夜の依頼で、土曜には撮影というスケジュールで、
残念ながら、他の締め切りも抱えているためお断りしたんです。
ふと、チビの事を思い出しました。

今ペットブームですもんねえ。
犬のネックレスですか・・・。
は~。なるほど。
今まであまり考えたことなかったです。正直。はい。

 

【今日の一冊】

4061841831避暑地の猫
宮本 輝  講談社 1988-03


よく猫派、犬派なんて言うけれど、そう言われてみれば、私は猫派かもしれない。
でも注意深く周りを観察していると、犬派の皆さんは、猫が嫌いという人が多いのに対して、
猫派の人は、そんなに犬が嫌いでは無いらしい。私も、犬も大好きです。
さて、私の好きな宮本輝のこの小説。
例えばこのタイトルが、「避暑地の犬」だったら・・・。
たぶん全く違う内容になるでしょう。はたしてこの物語の中の猫の役割は・・・。



  
 

丸の内にて

2006年02月12日 | おいしいもの
よく、「毎日」レッスンなどで色々な所に出かけていると思われることが多いのですが、
実際には、生徒さんとお会いしているよりも、アトリエに篭って、
デザインしたり、事務をしている時間が圧倒的に多いんですよ。

私の場合、仕事場と自宅が徒歩5分もかからない場所のため、
気づけば一週間、その往復だけ!なんて時もよくあります。
家族のほかは、スタッフと宅急便のお兄さんと、ヤクルトのお姉さんにしか
会いませんので、ほとんどノーメークで過ごす毎日。

そこで憧れるのが、素敵なオフィス街でのアフターファイブ!
「仕事」ではなくて、「アフターファイブ」という所がナンですが・・・。
特に丸の内界隈は、ここ数年の間に素敵に進化し続け、
私の妄想(?)をかき立てる、注目のスポットです。

 そんな私の願いを叶えてくれたわけでは無いのですが、
 先日の夜、及川和恵さん佐藤香織さん
 丸の内で会食しました。お二人とも、展覧会などでもよく
 ご一緒させていただくビーズ仲間です。
 
 場所は、丸の内の最新スポットTOKIAの「VILON」。
 焼きたてのパンと、フランスの家庭的な料理がおいしいビストロのようなお店です。
 この日オーダーした料理は、白レバーのムースに、ゆでホワイトアスパラ、
 トリッパの煮込み、豚足に詰め物をしたもののフライ(正式名称を忘れました)、
 そして画像は、タンポポのサラダ。

各自、好きなものをドンドン頼んでいったんですが、
店のギャルソン氏も驚くほどの、「珍味づくし(?!)」になってしまい、
一番ヘビーと思われる、豚の血で固めたというソーセージは諦めた3名。
お互いの食いしん坊ぶりを賞賛しつつ、マデラ酒を1本空けて、愉しいひととき。

同世代のメンバーだったこともあり、バブリー期の話題や、
なつかしいファッション、音楽など、お局OL(?)のアフターファイブを
満喫できた一夜でありました。



【今日の一冊】
4309727476本と女の子 おもいでの1960-70年代
近代 ナリコ
河出書房新社 2005-12-02


この頃、少女時代を過ごした方々に、懐かしい一冊。
かく言う私も、その頃はサンリオと、そのオマケ集めに熱中し、
亜土ちゃんのメモで手紙交換をして、
雑誌「私の部屋」で将来の素敵なお部屋を夢見る毎日でした。
この本は、そんな時代の女の子の夢とキラキラした気持ちの図書を集めた一冊。



ブーツでオシャレ

2006年02月10日 | オシャレ
毎日寒いですね。
インフルエンザでレッスンをお休みされる方も多い季節。
(どうぞお大事に!)

私は、相変わらずの毎日ですが、またもや篭ってマス。
どこにって?ええ、もちろん仕事場に・・・。

今度は3月初旬までに、通信講座用の新作12作品!!
夕方から夜になるにつれ、なんだか身体中が痛くなるのは、運動不足の賜物!!

昨年末に引っ越したアトリエですが、これがまた寒いのですヨ。
先日、数回の修理の末、ようやくエアコンが機能するようになったのですが、
それまではスタッフ全員、部屋の中でコートを着たり、マフラーを巻いたりしながら仕事する有様。

そこでただいま、beads cafe アトリエで大流行中なのがコレ・・・・












森の動物たちではありません。
室内用のボア付きブーツです。

ずっと以前から、スタッフのキャロちゃんが使用していたんですが、
この寒さで、今年はいっきに流行が広まり、全員がご購入。
どれが誰だかはナイショですが、細身のジーンズをブーツインしたり、
短めのパンツスタイルに合わせたりと、
それぞれのブーツファッション(?)を楽しんでいます。

あ、私が履くと、どうしても給食のおばさんチックに
なっちゃうのはナゼ!?



【今日の一枚】
B000023Y5Iプレリュードとフーガ Vol.1
ジョン・ルイス マーク・ジョンソン ジョエル・レスター
ユニバーサルクラシック 1998-12-16


MJQのジョン・ルイスが弾くバッハ。
よく、バッハの音楽は非常にジャズ的なフィーリングがするという話を聞くけど、
クラシックもジャズも好きな人には興味深い内容です。
バッハの精神性と、ジャズのムーディーが合わさって、
このアルバムを聞きながらの作品づくりの時間は、
壊れかけの私の脳にもアルファ波が行き渡るような気がします。




ムラサキミドリ

2006年02月05日 | Colors・・・色の話
 2月に入りました。
 雪が降るとか降らないとか・・・。
 まだまだ寒い毎日なのですが、
 今、私の部屋の一輪挿しにあるのは、
 スイートピーと、豆の花。

 マメ科の植物は、ツルのくるくるが
 繊細で好きなのですが、
 ムラサキとグリーンって、
 以前から気になる組合せです。

   これは、昨年NYに行った時に
   なぜかムラサキとミドリが気になり、
   そのインスピレーションで作ったブレスレット。
   やはり2月でした。

   色はなんでも好きですが、
   こんな、色の組合せのユニットで
   お気に入りを見つけておくのも
   楽しいですね。


ちなみに、青々としたレタスのサラダに、真紫のレッドオニオン (赤玉葱)も
同じ色の組合せですが、食欲をそそります。

最後にミドリで思い出したんですが、夫の故郷、島根県の松江に
その名も「五月緑(サツキミドリ)」という緑茶があります。
あの、ティッシュケースの方とは関係ないそうですが、とってもおいしいお茶です。
我が家でも普段の食事の時に飲んだり、シャレのわかる友人などに、お土産にしたりしています。



【今日の一冊】
4776202131布を切るだけ
アスコム 2005-03

ビーズと同じように、素敵な柄の布地って見ているだけでもワクワクしますね。
私はお裁縫が全く苦手で、何も作れないのですが、
この本はとにかく素敵な布を切ったり貼ったりして楽しむ本。
サントリーの「アンクルトリス」で有名な柳原良平さんのイラストも型紙になっていて、
いいなあ、こういう手づくり。