beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

ビーズとカフェと大阪と・・・

2005年01月31日 | ビーズ


K子です。大阪で生まれた女です。
でも横浜に育つこと30年。大阪弁は忘れたとです・・・。K子です。K子です。
と言うわけで、2月に、また大阪西天満のカフェで、レッスンを行うことになりました。
詳しくはbeads cafe HPをご覧くださいね。

私が言うのもナンですが、ビーズ、それからカフェというワード、ここ数年、耳にタコが出来るくらい流行ってしまいました。
「ビーズカフェ」なんて流行ものの言葉を2つもくっつけて、社名にしてしまった私の立場はどうなるのでしょうか・・・。

さてそこで、元祖CAFE系ビーダー(誰が言った?)と致しましては、創立時の気持ちを忘れないためにも、
今年もまたお洒落なカフェを借り切って、ビーズを楽しんじゃお!と思います。
レッスンを開催する大阪のカフェは、ミツバチ堂さんと言いまして、まだ若い女性が2人でやってらっしゃるお店です。
うまく言えませんが、自分の夢が詰まったフワフワ乙女チック!みたいなカフェでは全くなく、(ってどこでしょう?そんな店)
こげ茶の内装が渋カワイイ、お客さんに緊張させずにリラックスさせてくれる本当に素敵な空間です。
この「お客さんに緊張させず」ってとこは元祖カフェ系としてはかなりの重要ポイントと思います。
雑誌などに載っている人気カフェでも、思いっきり緊張させちゃう自己主張全開のカフェも、ままありますもの・・・。

それから、特筆すべきは、店主手作りのケーキのお味。
画像(一昨年の同カフェでのレッスン模様)をご覧になってもおわかりの通り、本格的で、めちゃおいしいのですよ。ふふ。

大阪や芦屋でレッスンを行うと、参加される方のかわいい関西弁がとっても新鮮だったりします。
参加者:「(ビーズを上に上げながら)センセイ~!(最初のセにアクセント)これイケてますぅ~?」
K子センセ:「イ、イ、イケて・・・?はい。イケてます。(汗)」

今年もなんとも間合いの悪いレッスンになりそうですが(笑)、そんな楽しい出会い。期待してまっせ!



【今日の一冊】
ぼんち新潮文庫 や 5-2

男に騙されても女に騙されたらあかん!
大阪船場、老舗の跡取り息子の波乱に満ちた生涯を、「白い巨塔」「大地の子」でもお馴染みの
山崎豊子が実にうまい具合に描いています。
ぼんぼんを取り巻く女性ひとりひとりが、憎たらしくてかいらしぃ・・・。
たまたま、船場で生まれ育った祖母と一緒に、市川雷蔵主演の映画をTVで見ました。
おばぁちゃんは、多くは語りませんでしたが。
「放蕩三昧しても、人生の帳尻はぴしりと合わせる。」なんとも不思議で味のある世界です。



サンマーメン

2005年01月30日 | ビーズカフェ的ヨコハマ散歩


子供の頃、「アーメン、ソーメン、冷やソーメン♪」なんて唱えながら日曜学校に通っていた阪本ですが、
今日はサンマーメンの話。お魚のサンマは全く関係無いんです。「生馬麺」と書いてサンマーメンと読みます。
早く言えばモヤシのあんかけ麺。隠れた横浜名物です。
「かながわはてな」 ←くわしくはこちらを。

今日はお昼過ぎ、急にこのサンマー麺が食べたくなって、ハマのアメ横とも呼ばれている松原商店街に行ってきました。
すごい活気!人がわんさかお買い物をしていて、人情味溢れる昭和の香りがしました。

サンマー麺はお野菜タップリシャキシャキ!スープはさっぱり味ですが、あんかけのとろみ具合と
上に乗せられた、手作りチャーシューの甘みがGood!お店の家庭的な雰囲気も居心地が良かったです。
横浜サロンのお帰りにでも、どうぞ。

中国料理 菜滋記
横浜市保土ヶ谷区 宮田町1-5-7
045-337-1539
定休日 水曜
営業時間 11:30~20:00 サンマーメン 730円


【今日の一本】(残念ながらDVD未発売です)
ありがとう ('73放送 / 出演 水前寺清子、石坂浩二)

商店街といえば、四軒市場。魚屋親子の水前寺清子と山岡久乃の軽妙なやりとりと、時折ホロリとさせられるホームドラマの傑作です。
前出のアーメン・ソーメンとわけもわからず唱えていた頃の阪本もこの番組が大好きで、木曜の夜は必ずカルピスと共に見てました。
私のドラマ好きの原点にもなった、大切な1本。渡鬼と出演者が似てますが、中身はちょいと違います。

【こんなサイト見つけました】
オチャノマ'70 

「ありがとう」好きが作った非公式サイトだそうです。人にありがとうの話を振って
相手のリアクションが面白かったものを紹介するというコーナーにものすごく共感しちゃった。


熱い女(ひと)

2005年01月29日 | まいにち
先日、以前の職場で一緒に働いていたYさん、Kさんと久しぶりに会いました。
Yさんは、地元長崎に転勤になりましたが、今も同じ会社で花嫁さんのブーケなどを作っています。
昨年の旅行を機に香港に相当ハマったご様子で、「広東語を覚えて香港に嫁に行っても良い」と真顔で断言していました。
相手はまだ見つかってないそうです・・・。

また最近、細木数子を敬愛しているとかで、ひとしきり大殺界について説明してくれた後、
運命と宿命について、さらに魂の形についても自らの体験を織り交ぜながら語り、
最終的に墓参りを強く勧められました。(笑)

この頃は、インターネットやブログで何か商売を始める事にも非常に関心を持っていて、意見を求められたので、
私もよく知りもしないくせに、「トラックバックっつーのはね!」と熱く語ってみました。
この日の熱い会合のことを、ブログに書くと約束して別れたのですが、ちゃんと書いたからね。Yさん。

翌日、携帯にメールが。
>昨日はだらけかけていた魂に、火がついたようでした。また遊びにきます。香港(旅行)、現実にしましょう(^o^)/~~ Yより
魂に火がつくなんて言い回し、星飛雄馬のようです。(あっあれは目に火が灯っているのか・・・)

最近、クールでそつなく物事をこなすタイプの人が多い、と言うより、
一生懸命さを表に出さない人が多いんじゃないかな。(自分も含め)
でもそんな「人間臭さの無さ」がちょっぴり寂しかったりして。

この日はこんなに素直で熱い女性がとっても新鮮でかわいく思えました。
そう、もうひとりのKさんについてはYさんの上を行く熱湯女!
書くことが多すぎて・・・、今日は止めておきます。



【今日の一本】
ブエノスアイレスHAPPY TOGETHER/春光乍洩

そういえば、8年ほど前、Yさんと渋谷のシネマライズに見に行きました。
男性同士の愛憎劇ですが、男女の関係と同じなんだなと妙に納得した覚えがあります。
バックに流れるピアソラのタンゴが映像に溶け込んで・・・。さすがウォン・カーウァイです。


使うことで気づく

2005年01月27日 | ビーズ


昨日、HPの更新時にこのブログへのリンクをこっそりトップページの中に紛れ込ませたんですが、
それ以降、結構見てる方いらっしゃるんですね。気づかないと思ってました。
(スタッフには、気づかないわけ、無いじゃないですか!と言われた。プレッシャーだなあ。)

それで、今日はその更新時にアップした新作キットの話です。
よく、料亭やレストランのコックさんが自分達のために作るメニューのことを、「まかない料理」って言いますが、
今回の「ピンクシェルとヴィンテージビーズのネックレス」は、私がスタッフへのクリスマスプレゼントにと作ったもので、
言うなれば、beads cafeの「まかないアクセサリー」です。
もちろん私も気に入ってひとつ持っているのですが、スタッフもみんなよく着けてくれて、
どんな服にも馴染み、どの子もとても似合っているので、だったら商品化してみようということになりました。

以前読んだ本に「JAZZ喫茶のオヤジ(マスター)達は自宅でどんな音楽を聴いているか!」という記事があり、
結局のところ、多くのオヤジ達はビル・エヴァンスのピアノなんかを聴いているのだそうです。
ビル・エヴァンスは、かなり正統派のジャズメンなんですが、私は何と言ってもこの人のピアノが大好きなので、
この本を読んでかなり嬉しくなりました。

まあ、何が言いたいかというと、これまで私の作ったどの作品も、自分にとっては子供のようにかわいいのですが、
その中でも実際によく着けるもの、あまり着けないものと分かれるんですね。

クライアントの要望に応えて、どんな作品でも作れるのが、趣味で作るビーズとは大きく違う点です。
でもビーズ界の民藝派・阪本としましては、やはり毎日の生活や、自身の中から湧き上がるものを
形にしたいといつも思っているんです。
「用の美」という言葉は民藝運動の基本の理念ですが、ビーズも作るばかりでなく、毎日の中で使うことで
本当に色々なことに気づき、次の作品作りの糧になります。

そういう意味では、今後のbeads cafe の作品も、もっと「まかないアクセサリー」の割合が増えていくといいなと
思ってます。



【今日の一枚】
ワルツ・フォー・デビイ+4

1961年 不滅のトリオと呼ばれた ビル・エヴァンス(p) / スコット・ラファロ(b) / ポール・モチアン(ds)の
ヴィレッジバンガードでのライヴ録音。グラスを重ねあう音や、お客さんの笑い声は臨場感をそそりますが、
こんなに緊張感溢れる名演奏をあんなにゲラゲラ笑いながら聴くなんてもったいないもいいところです。
ウラヤマシイぞ!


あなたはだんだん眠くなる

2005年01月25日 | まいにち
今日は、明日の新作アップに向けて、更新作業が山とあるんです、だからまだまだ眠れません。
しかし、そう思えば思うほど眠い!

頑張るゾ!



【今日の一枚】
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

不眠症の伯爵からの依頼で書かれたというこの曲。
私はもともと三半規管がものすごく弱く、ブランコに乗っても酔ってしまうタチですが、
この曲は冒頭の部分を聞いただけでなんだかフラフラしてきます。


パノラマ島綺譚

2005年01月24日 | 不思議な話


少し前の話になりますが、元旦に島根県の「花と鳥の公園・松江フォーゲルパーク」を訪ねました。

大きなボタ雪が降りしきる、山陰独特のどんよりとした曇り空の中、
正月の朝からここへ来ようという、ある意味おめでたい人はあまりなく、
入り口あたりは、妙な静けさと鳥達の「キーッ!」という鳴き声が不気味に聞こえてくるだけ・・・。

しかし館内に入ると、そこは別世界。赤、ピンク、オレンジなどカラフルで直径15cmはあろうかという、
大輪の花々が、あたり一面に咲き誇り、外のモノトーンな雪景色との落差に一瞬クラっときました。

「ここ、前にも来た事あるかも・・・」いわゆる、デジャヴというやつ?
でも、すぐに気づきました。「ここはパノラマ島だわ!」

乱歩ファンの方ならもちろんご存知でしょう。ある不遇の男が長年ひとり夢見ていた願望を満たそうと、
自分そっくりの男になりすまし、無人島と莫大な資金を手に入れ、人工的な地上の楽園を創造するも、
最後は破滅していくという奇天烈な小説です。

残念ながらお色気たっぷりのお姉さん方はひとりも居なかったものの、(あたりまえですが)
色とりどりの鳥達と、これでもかと咲き誇る原色の花々、温室独特のチープでキッチュな雰囲気は
まさに「あの」世界に私は思えました。
皆のもの、近こう寄れ。歌い、踊るのじゃ!私はパノラマ島の女王なのですから・・・。
叶和貴子気分で館内を巡り歩いていたのは私ぐらいでしょうか。楽しい一日でした。

色とりどりの花は、「球根ベコニア」といって、鉢植えでも売られています。
一見、大輪のバラか、ボタンと見まごうばかりの、それはそれは夢のように美しい花です。



【今日の一本】
天国と地獄の美女~江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」

天地茂のニヒルさといったら、本当に素敵。
乱歩の原作をビジュアルで表現すると、あまりに荒唐無稽ではありますが、
人間って滑稽で悲しい生き物なんですね。BGMもイカシテます。


片付けました

2005年01月22日 | まいにち
今年の抱負を公言してしまった強迫観念にさいなまれ、今日は朝からキッチン周辺の不用品を頑張って整理しました。
我が家は母とキッチンを共有しているのですが、この母、元祖!「片づけられない女」(捨てられない女)であります。(以下片女)

引き出しにぎゅうぎゅうに入った割り箸百年分、戸棚2段分のジャムやらの空き瓶百年分、
一昨年IHヒーターに変えたため、使えなくなったお鍋・フライパン百年分、その他包装紙、袋類百年分・・・(以下割愛)。
その他ここには書ききれないさまざまなものを捨てて捨てて捨てまくりました。
今、敵は神戸の実家に帰省中。隙を見計らっての行動です。

元祖の娘にしては、今日の私は頑張りました。ええ。やればできるんです。私だって。
しかし、今後またこの調子でモノを溜め込まれたら元のもくあみなのであーる。(恐っ!)
自らを律しつつ、さらにうわての「片女」を更正させなくてはならない宿命を呪います。



【今日の一冊】
気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ

机の上をぐちゃぐちゃにしていると、人生までぐちゃぐちゃになっちゃうよ!という、
恐ろしくも端的に、具体的な整理法を説いた一冊。
すべてのスケジュールと情報を、手帳一冊にまとめると良いそうです。


ミス ビーズカフェ

2005年01月21日 | ミス・ビーズカフェ


 スタッフの誰かがお誕生日の日、アトリエでは、仕事の合間のほんの30分ほど、
 ケーキと紅茶でお祝いをします。

 画像は昨年11月のKさんのお誕生日の模様。
 昨年から始まった儀式として、Happy Birthday!とピンク色の大きなロゴの入った超・乙女チックな王冠を
 前回のミスビーズカフェより、新しく誕生日を迎えた新ミスに授与式が行われます。
 そして、今月は17日が私の誕生日で、皆にカエルをかたちどったケーキをご馳走してもらいました。
 (すみません。当日カメラの調子が悪く(本当です)ワタクシメの画像はありません。)

 みんなに発表した今年の抱負は、私の一番苦手とする「片付けられる女になること!」。
 公言したからには実行しないといけないので、今ちょっと後悔しています。


【今日の一冊】
ケーキのかけらもない誕生日 スヌーピーブックス

歳を重ねるにつれ、誕生日が来るのがこわくなるのは私だけではないはず。
スヌーピーに言わせれば、若々しさの秘訣は「あまり早く生まれないこと」だって・・・。


ビーズ探しの旅

2005年01月20日 | ビーズ
今日は朝から、来月のレッスン用のビーズ探しの旅。
いつも締めがギリギリのため、ビーズが見つかるまで帰れない!と自分を追い込んでみたりします。

そんな時に限って、今回のレッスンには使えないんだけどすっごくかわいい組合せが閃いたりして・・・。
今度はそんな閃き作品ばっかり集めてみましょうか?

どうにかこうにか、無事数百名分の材料を仕入れ、今日はクタクタ。
ムーディーなBossaでも聞いてから寝ることにします。




【今日の一枚】
The Girl from Bossa Nova

ジャシンタは、シンガポールでは女優さんとしても有名な方だそう。
ボサノヴァのスタンダードが、この人のしっとりした歌声にかかると、本当に新鮮。
今度は同じ人でJAZZのナンバーも聴いてみたいと思ってます。