beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

広島そごう イベント告知

2005年10月25日 | ビーズ











先ほどHPの方で、新作のアップをしたばかりですが、
すでに沢山のご注文をいただき、誠にありがとうございます。

そして、同じく本日より、広島そごう 「ホビーラホビーレ」店内にて
beads cafeキットの販売イベントが始まりました。

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●●●そごう広島店 「beads cafe 展」
              ~秋から冬へのビーズアクセサリー●●●
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2005年10月25日(火)~10月31日(月)
そごう広島店本館7階 ホビーラホビーレ 内

お近くの皆さん、もしよろしければ、ぜひお立ち寄りくださいませ。
beads cafe の人気キットを多数取り揃えております。

画像は、広島在住のYさんが、わざわざ撮影して送っていただきました。
ありがとう!Yさん。



【今日の一本】
B00005QCL1男女7人夏物語 DVD-BOX
明石家さんま 大竹しのぶ 奥田瑛二 エスピーオー 2001-11-23

今、私はこんな事をしている場合じゃ無いのですが、
ちょうど、CSでこのドラマの再放送をやっているもんですから、
DVDに録って家でメールの返信などしながら見ています。
約20年前のドラマ。(私的には、ついこの間のような気がするのですが)
この頃って携帯もインターネットもなかったんだなあ。
そんなもどかしい恋愛模様もまた楽し。
シャカタクの軽妙なメロディが懐かしいです。





目がショボショボです

2005年10月23日 | ビーズ
世の中の人間の気質を、大きく2つに分類した場合、
夏休みの宿題を最初の数日で終わらせて、
残りの休みを思う存分楽しむタイプの人と、
やらなきゃナア・・・ってずっと思いながら、
ぐずぐずして過ごし、気づくと8月31日になっちゃう人の
2種類に分けられるのではないでしょうか?

私はどう考えても、後者のタイプ。
って威張ってる場合じゃありません。

10月も残すところあと一週間。
11月に開催されるビーズ展の作品が・・・。

まだ全く、出来てません・・・。

あと、ブレス1種とネックレス2種、そしてピアス1種の計4種を
作る予定なのですが、今日の時点でどれもまだ未完成。
おまけに、そのうちの2つは、手つかずという恐ろしさ・・・。

TVで地方の温泉場の風景など見ると、
ふっと失踪してしまいたくなる自分がいます。

しかし・・・。
私はやるっきゃない。
(by Chiemi)

運良く(?)今日から夫は一週間の海外出張。
こうなったら、作品提出締め切りの今月末まで、
夜も昼も朝もなく、ケボコはアトリエに篭りまくりますよ~。

展示数が少なければ、ここで力尽きたと思って下されば・・・。
(いえ、頑張ります。)
そんな意味でもこの展覧会、どうぞご期待くださいまし。

催しの詳細が決定次第、HP上でご案内いたします。


【今日の一枚】
B000AA7E3Gザ・キャット
ジミー・スミス ユニバーサルクラシック 2005-09-14

オルガンジャズ界の御大、ジミー・スミスの1964年の傑作。
ちょっと気分をハイにしたいとき、大音量でかけると、ノリノリ気分になれます。
例えて言うと、秘密のアッコちゃんのエンディングテーマ(「スキスキソング」:水森 亜土)
みたいな感じのかっこよさ。

全くもって、わかりにくくて、スミマセン。




それってSF?

2005年10月17日 | まいにち
 映画やドラマの話題に出遅れた時、
 友人や周りの人に、そのあらすじをかいつまんで
 説明してもらったりする事、ありますよね?
 連続ドラマの途中から仲間入りするために、私もよく使う手のひとつです。

 先日、まだ一度も見たことがない(!?)「24(TWENTY FOUR)」っていう
 海外ドラマの説明をしてもらっている最中に、「それってSF?」と聞いて、
 ドン引きされた阪本です。
 オマケに「最近、SFって言葉、あまり使わないんじゃない?」とまで
 言われました。また私、何か古い言葉使っちゃいました?

 その昔、夢中で見ていた「NHK少年ドラマシリーズ」に始まり、
 1970年前後のスペースエイジっぽい雰囲気、私、好きなんですヨ。
 拡宇宙の予感。無重力の浮遊感。
 レトロフューチャー、宇宙、コスミック、異星人、スプートニク、未来・・・
 なんてキーワードにも、反応率高し。

 最近じゃ、ホリエモンが宇宙に進出!なんて話題が
 ニュースを賑わす時代ですが、えーっと。こういうのではなくてですね。
 もっとクールでスタイリッシュな感じ。
 そう。スタンリー・キューブリックみたいな世界に憧れます。

 左の画像は、羽田空港内にある「酸素バー」内部の模様。
 どうですか?ちょっとそれっぽくないですか?
 良い香りのする、謎の液体がブクブクと音をたてる店内。
 見知らぬ男女が、それぞれに鼻からチューブを垂らして
 無表情のまま、ぼーっと座っている図は、かなりのもの。
 私も吸ってみましたが、ちょっぴり未来人になれたような気がしました。
 
 羽田空港は、最近新しく第2旅客ターミナルもでき、
 そのSFっぽさは、私をワクワクさせてくれます。



【今日の一冊】
4887062354モッドイースト
コモエスタ八重樫 TOTO出版 2004-04


喫茶店、オフィスビル、学校、散歩、東京オリンピック、
ホテル、住宅、文化施設、未来な街などなど。
60’s-70’sの昭和モダンな建築写真集。
昔なのに、未来が見える。それが不思議。


孔雀の羽のネックレス

2005年10月15日 | ビーズ
 今日から10月の横浜サロンのレッスンがスタートしました。
 今月のレギュラークラスの作品は、吉祥寺のイベントでもお馴染みの
 「孔雀の羽のネックレス」です。

 それにしても、孔雀って、本当に不思議な鳥ですよね。
 昔、動物園に行って、たまたま孔雀が羽を広げている所を
 目撃した事があるのですが、生まれつき、あんなに美しい図柄を身につけて
 生まれる生き物って、何なんだろう!と心の底から驚嘆した覚えがあります。
 神様ってスゴイなあ、と。

今日のレッスンでは、丸くってかわいい孔雀や、
すーっと細長くてスマートな孔雀など、いろいろな孔雀たちが生まれました!

「ワイヤー作品は、(苦手で)もうあきらめてました」という方が、
完成して着けてお帰りになったのには、感慨深いものがあり・・・。
ビバ!孔雀! バンザイ!ピーコック!


【今日の一冊】
4388059099カクテルフレッシュフルーツテクニック
山本 悌地  柴田書店 2002-10


実を言うと今も、カクテルを飲みながら、これを書いている私。
今日は香草の香りのシャルトリューズと、ジンジャエールの、さっぱりとしたカクテルです。
この本は、フレッシュなフルーツをたっぷり使った爽やかなカクテルレシピ集。
デザインや写真の美しさも、他のカクテル本とは一線を画した一冊。


ドイツビールのひととき

2005年10月10日 | ビーズカフェ的ヨコハマ散歩
 今、横浜の赤レンガ倉庫で、
 「オクトーバーフェスト2005」という、
 ま、早く言うと、ドイツのビール祭りをやっています。
 本場、ドイツのミュンヘンでは毎年10月に行われるという、
 ビールの祭典だそう。

 仕事もたっぷり溜まっているし、
 そんなことしてる場合じゃないのだけれど・・・。

 でも、秋だしね。
 今年はたしか、日本におけるドイツ年だそうだし。 
 最近、ゲルマニウム温浴にも通ってるしね。
 ドイツのビーズっていいよね。
 と、思いつく限りの言い訳をあげるまでもなく・・・


 行って来ちゃいました!











 実は私、普段はあまりビール派ではないんですが、
 でも、文豪ゲーテも愛したという、黒ビール、ケストリッツァー うまー!
 もちろん、ドイツのソーセージと、ザワークラウトも忘れずに。

 最後に気づいた事をひとつ。
 今日の記事、ビールって5回書いたけど、そのたびに、指が勝手にビーと打ってしまう・・・。
 これもひとつの職業病ですナ。
 酔いが醒めたら、またビーズ、頑張ります。


【今日の一本】

B000A16QG6運動靴と赤い金魚
ミル=ファロク・ハシェミアン マジット・マジティ バハレ・セデキ
角川エンタテインメント 2005-08-26

9日にTVでやっていましたね。イランの可愛い兄妹のお話です。
出演者は、ほとんど素人の皆さんだそう。作りこまない素の表情やしぐさをよく捉えて
いるなあと感心。長いセリフや、余計な演出が無い分、映像や色合いの美しさが心に
残ります。お兄ちゃんの「アリ」がマラソンで傷ついた足を池に浸すと、赤い金魚たちが
次々と集まってくるラストシーンは、大袈裟な結末があるわけではないけれど、
我々のあまり知らない遠い国、イランで続く、彼らの小さな日常の余韻を
いつまでも見た人の心の中に残してくれるような気がしました。




抽象表現について

2005年10月07日 | アート
 イサム・ノグチ展に行きました。
 エキゾチックなその容貌と、シンプルな曲線が美しい彫刻、
 あかりシリーズなどで知られる和紙の照明器具のことは知ってましたが、
 こうやって、じっくりとまとまった作品を眺めるのは初めて。

 平らな黒や白の板を切り出し、切り込みを入れ、
 接着剤などを使わずに組み合わせることで、
 立体化させる作品に興味津々。
 まるでビーズと同じ・・・。


「単純さは芸術における目的ではないが、ものの現実的な意味に接近すると、意に反して単純さに至る。」
ものの真の姿を見つめること。これがイサム彫刻の原点。
事物の本質を抽象表現するには、まず本質を見極める目を持たなくてはいけない。
創作の原点がそこにある事を、あらためて認識した一日でした。

◆ イサム・ノグチ展  東京都現代美術館
◆ もっと知りたい イサム・ノグチ


【今日の一枚】

B000005YTTChez Toots
Toots Thielemans
Private Music   1998-04-28


トゥーツおじさんのハーモニカがめちゃくちゃ良い感じ。
大人のための、一枚です。
特に、一曲目の「パリの空の下」が流れ始めると、自分のお部屋が
まるでシャンゼリゼ通りのカフェにでもなったかのよう。
最近夜は、このCDをBGMに手作りカクテルの時間が、一番の愉しみかな。
←視聴もできるので、興味のある方は聞いてみてください


ありがとうございました!

2005年10月05日 | ビーズ










ひょんなことで、早起きって出来るものなんですね。

先日の記事以来、連日私の元に大変多くのメールが届いております。
激励、応援、さらなるお叱り、たしなめ、なぐさめ(?)、ご意見、ご感想に近況報告。
「今度こんなキット作ってください」から、「旅行に行くので今週の両国教室休みます」まで・・・。(笑)

しかし、どれも先日のブログの記事に対して真正面からお考えくださった熱い言葉に溢れていました。
いろいろな方からのさまざまな視点による思慮深いご意見で、私はもう、頭の下がる思いで
一通一通を何度も読み返しました。

そして今回は、すべての方に私からお返事がしたくて、こんな寝ボスケの私ですが、
なぜか毎朝4時にはパチっと目を覚まし、時間をかけてメールの返信をしました。

本当に、皆さんありがとうございました。
中には、「きっとメールが殺到しているだろうから、今は黙っておく」なんて
おしゃって下さった方もあるそうで、(いいんですよ。どうぞお好きな時にメールして下さい。)
皆さんのお心遣いには、ちょっとやそっとの言葉では言い表せないほどの気持ちでいっぱいです。
これから、皆さんのこと、お客さんや生徒さんでなく、「家族」って呼んでしまいそうな私がいます。

店は、お客さんが育てる。なんて言葉がありますが、今回ほどその言葉を実感したことはありません。
普段、勝手に先生ぶっている私が、いかにまだまだ何にも知らない若僧なのか。
皆さんのメールから、本当にいろいろな事を学ばせていただきました。
特に、厳しいご意見や、ご指摘、ご提案を下さった方々。
私はその行間に、「愛」を感じ、素直に受け止めることが出来ました。
そして今、私の気持ちは、澄み切った青空のように晴れ晴れとしています。
今後、より自己研鑽を積み、より良い作品を作ってお返しすることこそ、私の使命なんだと思います。

問題は、これからです。
今日、この一瞬からまた新たなbeads cafe 、阪本敬子にどんどん変化してゆけるよう、やるっきゃないっ!
(最近、この「やるっきゃないっ!」をアトリエで連発していたところ、スタッフのキャロさんに、
「堀ちえみ(スチュワーデス物語)っぽい」って言われました。はい、確か彼女とは同い年です。)

こんな私ですが、どうぞ今後とも温かく見守ってくださいね。
beads cafe の片隅より、愛と感謝をこめて・・・。
ケボコより。






ちょっといいメール⑤ 【お叱り】

2005年10月02日 | ちょっとe-mail
 10月に入りました!
 吉祥寺でのイベントも無事終了し、
 (ご来場の皆様、誠にありがとうございました!)
 beads cafe では、この先の季節に向け、
 気分も新たにはりきって、仕事を進めております。
 
 そんな中、またまた素敵なメールを
 頂戴しましたので
 ここでご紹介します。

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最近あまり良い作品がないように思います。アイデアにかける(注:欠けるの意?)のなら
しばらく休まれてさらにいいものを出してくださると嬉しいです。以前のキットの余り物を
出してくるのはどうかと思います。個人でされているので限界はあると思いますが、
お客をもっと大切にされたほうがいいと思います。
(中略)
ブログなどに力を入れるのもいいですが、肝心のビーズの方にもっと力を入れるべきだと
思います。
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前置きもなく、改行も無い、無記名でのメールでした。
(ただ、メールのアカウントにはしっかりお名前があり、以前レッスンに来られたこともある、
Webショップを数回ご利用いただいているKさんという方からだとわかりましたので
今回は、許可をいただいて掲載させていただきます。)

有難いメールです。身のひきしまる思いがします。
キット内のビーズの不足といったクレームメールは、頂戴しますが、
こういう事、わざわざおっしゃってくださる方というのはあまりいらっしゃいません。
レッスンには来なくなる、キットも買わなくなる、で終わりだと思いますから、
ある意味感謝すべきことだと思います。
それにKさんにおっしゃっていただかないと、最近の私、裸の王様になるところでした。
本当に、ありがとうございました。

それで、Kさん。
そのように感じられたのだとしたら、本当にごめんなさい。
それから、このようなご意見が来るということは、同じようにお考えの方が
他にもいらっしゃるということですよね?
「天高く 馬肥ゆる秋」という言葉がぴったりの秋晴れの週末、
いただいた言葉の意味をひとつひとつ考えてみました。
ちょっと長くなりますが、じっくりお読みください。

良い作品というのは、どのようなものを指すのか、私もよくわからなくなるときがあります。
私がいい!と思っても、いくら質の良い珍しいビーズを使っても、それほど皆さん関心を持っていただけない
(要するにあまり売れない)作品というのもありますし、またその逆の場合もあります。
ただ、利益のみを追求することが目的なのであれば、ここまでbeads cafe は続いていないとも思っています。
なので、少なくとも私の中では惰性で作っている作品というのは一つもありません。
あまりお気に召さない作品でも、私にとっては、その時の阪本をめいっぱい表現するしかない毎日なので
「あ、今は阪本は調子悪いときかな?」と思っていただくしかないと思います。(開きなおりではなく。)
ただ、皆さんに、喜んでもらえる作品づくりの努力は怠ることの無い様、頑張ります!

また、しばらくお休みされてとありますが、実際にそうした場合、
がっかりされるお客様も中にはいらっしゃるかもしれません。
なんだ、偉そうなこと言ってても、結局は阪本の趣味の店なんだなと・・・。
どんな分野でもそうですが、仕事というのは、何が大変といえば継続することが最も大変です。
デザインの質、大量のキットを用意すること、業務の継続・・・。
自分の好きなときに、気分の乗っているときだけ制作することができれば、これに超したことは無いのですが
プロというのは、どんなときでもその水準を一定にしておかなくてはならないんですね。
Kさんがおっしゃりたいことも、おそらくそういう事だと受け止めました。

ただ、私自身が、「もうダメ」「もう何にも作れない!」と、精も根も尽き果ててしまったら、
そんなこと言われる前に自分でさっさとお休みすることもありうると思います。
ただ、現在は、つたないながらも制作のアイデアや、こんなもの作りたい!って気持ちだけは
今までも枯れたことは一度も無いのが私の自慢で、やめてくれって言われても、
どんな形であろうとも、作り続けると思うのです。なのでご心配は無用です。
また、私も人間ですからそのペースの増減というのは多少あり、
意識的に新作を作らず休息する時期というのもあえて取っております。
今後、永くこの仕事を継続していくためにもその点はご理解いただけますでしょうか?

それで、Kさんのおっしゃっているのは、以前の作品のリバイバルの件ですよね?
たしかに、先月末のアップもリバイバル作品のみでしたので、
以前からのお客様は、すでにお持ちになっている作品も多く、「ちぇっ」と感じられた方も
多いのではないでしょうか?それに関しては、そのようにとられたのでしたら申し訳ありませんでした。
beads cafe も7年目を迎え、阪本の手書きレシピの時代から支えて下さっている皆さんもあると思えば、
ついこの間beads cafe を知ったという新しいお客様が、以前の作品のリバイバルを強く望まれる
ご意見も多数いただいております。
それならなんとかまだ材料の都合がつくものに関しては、リバイバルしようとスタッフと話し合い、
季節感やさまざまな事を吟味してご用意しているわけです。
少なくとも、お休みするぐらいなら、こういう形でも喜んでいただける方がいる限り、頑張ろうと
思ってのことです。なので、余りモノのように見えるかもしれないんですが、これ、余りモノじゃないんですよ。
レシピもわかりにくい所は修正したり、材料も新たに揃え、そのたびに新たに作ってるんです。
なので、すでに完売の作品でも、さらにリバイバルを希望するご意見も多数頂戴しているのが事実です。
言い訳じみてきましたが、正直にお話しております。

さて、それから一部略させて頂きましたが、Kさんは、以前のレッスンの中で、「坂本先生が冷たかった」と
お書き下さいました。それは本当に、ごめんなさい。この点については私も少々思い当たるフシもあり、
深く反省いたします。私は自分自身が、お店で洋服を選ぶときなどでも、あれこれ考えているときに
話しかけられるのがすごく嫌な性分で、またビーズに関しても、お手本通りに作ることが必ずしも良いとは
考えていません。(と言いますか、私だったら嫌なので)
なので、よっぽどのことが無いかぎり、あんまりお節介を焼かない性質なのですが、
先生と呼ばれる職業にしてみたらそれは、失格なのかもしれませんね。
基本的なことや、コツを全体にお話したら、あとは正直言ってその方の自主性にお任せするようにしています。
たまにレッスン終了後、これで本当によかったかしら?と反省する事もしばしばです。
ただ、肝心なことが聞きたかったのに、私がきちんとお答えをしなかったというのであれば、これは
大問題です。たまに、私がお答えすべきでは無いことを尋ねられる方もいらっしゃいますが、そういう
場合でも、きちんと「これはご自分でお考えになってみてください」と説明すべきでした。
それで、「冷たい」と感じられたのであれば、誠に申し訳ありません。
また、研修の意味も兼ねて、スタッフにメインの講師を任せて、私はあえてサブにまわるときもありますし
どんな風にレッスンを行うのか、黙って見ているときもあります。
うちは、スタッフの評判が常に上々なので、いつか、阪本は要らないって言われる日が来るのではないかと
私も内心、戦々恐々なんですよ。(笑)

ちょっと余談ですが、以前レッスンで、レシピと違った風に制作が進んでしまった方があり、
「ちょっと違いますね」と言ったところ、翌日その生徒さんからカルチャーセンター宛てに電話がかかってきました。
「言われた通りやったつもりなのに、違うと言われた」というクレームだったそうです。
私としては「?」でしたが、色々な方がいらっしゃるんだなということを始めて知りました。
作ること、そして教えることを同時に行うというのは本当に難しいものなんですね。

でも、それもこれも今の私の仕事なのですから、極力皆さんにレッスンに参加して良かったと
思っていただけるように、努力しないといけませんね。
私も今後、より一層いろいろと工夫してみようと思います。

それで最後にいくつか。
●個人でやってらっしゃる → beads cafe は、一応法人です。(って、もっと頑張れってこと?)
●坂本 → 阪本です。 (よく間違われるので、まあどっちでもいいのですが。)
●ブログに力を入れて → これって力入れてる方ですか?更新も何日かおきで、内容もお粗末。
才能があれば、今後もっと力を入れたいと思っているほどです。ただ、ブログを書くより
ビーズ作りの方が今は楽しいので、そんな本末転倒なことにはなりません。どうぞご安心くださいませ。

今、beads cafe では次回の新作アップに向け、スタッフともどもフル稼働しております。
初顔の新作もございます。(あー。新作作っておいて良かった~。Kさん、気に入ってくれるかな。ドキドキ。)
Kさんをはじめ、皆様、どうぞ、楽しみにしていてくださいね!
そして、またご意見があれば、何なりとお願いいたします。
大学生協の白石さんみたいに、気の利いたこと、言えませんけど・・・。


【今日の一冊】
4872901541貝の火 宮沢 賢治  童心社 1991-11

子兎ホモイはそれで何を学んだのか。不思議に光り輝く宝珠を持っていたとしても、
悪の愉しみに溺れ、慢心し、威張りちらしていると、最後にはその宝珠も色褪せ、砕け散る。
その破片が目に入り失明したホモイに父親は厳しい倫理観と信念でたち直させる。
「このことがわかったお前は一番さいわいだ。」と。動物の世界を描いた童話だけれど、
大人になればなるほど、静かにドキリとさせる物語。毎日の生活の中で、ホモイと同じ過ちを
起こさないように暮らすのは難しい。この先なんども同じ過ちを繰り返すに違いないわけだが、
その度にもう一度我に帰る時が持てるようになりたいと思う。
この物語は、青空文庫でも読むことができます。