beads cafe の片隅で

ビーズ・アート・アクセサリー
https://www.beadscafe.yokohama/

7月某日・船に乗って・・・

2010年07月28日 | お洒落とビーズのある毎日













7月の休日、横浜そごうで開催していた、「観じる民藝」展を見てきました。
2連のアクリルビーズを着けている画像は、実は海の上。
あんまりお天気がよかったので、山下公園から出ているシーバスのデッキを陣取り、
横浜そごうまで15分のクルージング?です。
(あはは、実際はとても小さな船ですが、ま、気分だけね。)
リネンのブラウスに、帽子。写ってないけど、こげ茶の胡桃の籠バッグを持って・・・。
船の中にも、お目当ての展覧会の大きなポスターが貼ってありました。

この展覧会は、元、日本民藝館の学芸員だった尾久彰三先生の新刊本の刊行に合わせ、
コレクションの中からの選りすぐりの、モノ達の展示。
李朝の工芸品、日本の古陶磁、仏像や仏画、染色品、木工品などなど・・・。

私は普段から、いろいろなものを系統だてて覚えたり、勉強したり、歴史を調べたりっていうのは
とても苦手な性質で、ただただホンモノの美しさを眺めたり、触れたり、使ったりが
好きなのですが、今回はそんな私でも「いいんだよ。」って言ってもらえたような、
(いや、本当は勉強は必要なんだけど、まずはその前に感じる心があってこそなんだってこと)
今までのビーズとの向きあい方や、レッスンや、本、このブログなどで私がつたないながら
お話していたことが、間違ってなかったんだなと思わせてくれるものでした。
タイトルの「観じる」という言葉が本当にそれを表していて、まさにそれが最重要なんだよ!
ということを再認識させてくれます。

本の中にある一節。

尾久先生のお知り合いの陶芸家の鈴木繁男さんの話。
柳宗悦の唯一の書生だった鈴木さんが、柳宗悦先生の家に弟子入りしたその日の夜、
鈴木さんの持参した様々な書物を柳先生が「預かっておく」とすべて取り上げた上で言った言葉。

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「君はこれから民藝ということを勉強するのだが、
本を読むより先にすることがあるんだよ。すべて行動が先なのだ」
「私の書いたものを本当に分かろうとするなら、まず読むよりも先に行動を起こさなきゃならんよ」
「行動が分かると僕の書いたものは全部分かるはずだ」

鈴木さんは勉強をしに来たのに、書物を全部取り上げられて
非常に不思議な感じがしたそうです。
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尾久彰三『観じる民藝』より


 ビーズを選ぶときや、何かを生み出そうとするとき、
 実際にそのモノの美しさを「観る」より先に、
 色々な情報に惑わされたり、知識が邪魔をしたり…。
 大抵そういうときに、いいモノは生まれないのだけれど、
 まさに柳先生は鈴木さんに、書物などから得る知識よりも、
 直接、美に触れて得ることの大切さを伝えたかったのでしょう。


 さらにその直後、その言葉を実践に移した
 指導があったのだそう。
 鈴木さんがモノを眺めていると、
 柳先生からはこんな言葉が飛んできた。

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「僕が君の前にモノを出したら、すぐに間髪入れずに反応しなさい。
これからときをえらばず、場所を選ばず、毎日やるからね。
阿でも吽でもいいから、観たらすぐに何かを言いたまえ。まごまごしているのはだめだよ」
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尾久彰三『観じる民藝』より


これ、まさに今、beads cafe のデザイニングクラスでみんながトレーニングしていることじゃん。
びっくりした!

柳宗悦は何より直観を重視する人だった。
あれこれ眺めて考えて出てくるものよりも、直観的に観じるものを大切にしたのだとか。

この日は、この展覧会の最終日で、好評のためスケジュールには無い、
尾久先生のギャラリートークにも参加することができました。
(先生のまん前の席で、緊張!)
モノに直観で向き合うこと、美はモノの中にあるのではなく、美を見出す心のなかにあることなど、
私のような未熟な人間が言うのもナンだけど、「そうそう、その通り!」って首がぶるんぶるんと
外れそうなぐらい、うなずきっぱなしの時間。

ちょっととぼけた味があって、涙もろいところのある尾久先生の大ファンになってしまった・・・。

4418102078観じる民藝

尾久 彰三(おぎゅう しんぞう)
世界文化社
2010-05-11


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7月某日・東京のパリで過ごす一日

2010年07月04日 | お洒落とビーズのある毎日
毎週土曜日の午前中、夫が近くの大学で仕事があるため、毎週通っている飯田橋・神楽坂界隈。
いい機会なので、最近は私も午前中は浅草橋などを物色し、ランチの時間に待ち合わせたりしています。





























この日は前から行ってみたかった、日仏会館内のレストランへ。
飯田橋のビルに囲まれた風景から、どこでもドアを使って(?)一瞬にしてパリの大学に迷い込んだよう!
緑が茂るキャンパスに、沢山の本が並ぶ購買部?も店先にかわいいポストカードが
売られたりしていて、パリのエスプリがぷんぷんしています。(笑)

お目当てのレストラン「ラ・ブラスリー」では、土日のランチメニューの中から
ニース風サラダを前菜に、あさりとベーコンのファルファッレをお願いしました。
最近、野菜づいていたので、久しぶりに大量のベーコンを口にしてしまった…ふ~…
お味は素朴でおいしかったです。

何しろ蒸し暑かったので、まずは冷たい飲み物でのどを潤したくて、
キリっとしたイエローがなんとも魅力的なアニスのお酒、ペルノーのトニック割をオーダー。
説明書きによると、かつてフランスでは、「アブサン」と呼ばれるお酒があって、
ピカソやゴッホなど名だたる芸術家達がその虜となり、インスピレーションの源になった
お酒なのだそう。(それなら、飲むっきゃない!)
ただ、このお酒の成分であるニガヨモギが中毒の原因になるとして、
製造、飲用が禁止され、このアニス酒が代わりとして飲まれるようになったものなんですって。

お味はかなり個性的。アニスの独特の香りがあるけど…。
何かいいアイデア浮かぶといいな。

 この日は、今月のワンデイレッスンで作ろうと思っている、
 ウッドビーズのネックレスをリネンのワンピに合わせました。
 ひとつひとつ個性的な形の、削りたてみたいな味わいのウッドのパーツを
 黒のワイヤーでつなぐ、アートな雰囲気のネックレス。
 あとはなんと言ってもこの季節軽さが魅力かな?
 首周りもさらっとしたリボンだしね。


 おなかがいっぱいになった後は、
 フランス人の買い物客も大勢いる
 神楽坂の通りをぶらぶらし、
 東京の中のフレンチ気分を存分に味わった一日でした。






5月某日・GW中のとある一日

2010年05月05日 | お洒落とビーズのある毎日













今年のGWは、その前の怒涛の日々があまりにも!?…だったため、
正気を取り戻すことで精一杯。
最初の2日は温泉に入ってのんびり。
あとは、実家やアトリエで雑務の整理や料理など、地味にのんびり過ごしました。

今は、これを書きながら先日の、ベルリンフィルの「ヨーロッパコンサート」の録画を鑑賞中。
ブラ1(交響曲第1番 ハ短調 ブラームス作曲) いいっ!
なんと粘っこくて堂々とした演奏なんだろう。
樫本大進のソロもすごく上手い。(素敵な大人の男性になったなぁ。)

そして、右端のヘンテコな塊は、前から作ってみたかった「ケークサレ」。
じゃがいもと、ベーコン、ズッキーニを卵とチーズの入った生地で焼く、
甘くない、キッシュみたいなパウンドケーキ。
形は悪いが、味はまあまあの出来でした。

そんな中で画像は、試作中のリバティプリントのブローチが出来上がったので
早速着けて出かけた日の様子。
これに、スリーカットビーズをチチチっと縫いつける予定。
この日は、お昼にテンダロッサでランチをして、そのまま渋谷へ。
文化村で開催していたレンピッカ展になんとか間に合う。
彼女はその美貌はつとに知られる存在だけど、さらにとても自己プロデュースに
長けた人だったらしい。
絵はなかなか洒落ていてよかったが、女性として、表現することを仕事としている
端くれとして、色々と考えさせられる展覧会だった。

さて、明日からまたまた怒涛の日々の始まりです!
実は、連休最終日の今日は色々なものをデトックスする意味で、
朝から一日断食を決行中。
にんじんりんごジュースと生姜紅茶のみで乗り切りました。
あー。おなかすいた。
明日の朝のおかゆさんが楽しみだなぁ。



3月某日・春の海を楽しむ一日

2010年03月23日 | お洒落とビーズのある毎日
春になると毎年、なぜか洋服屋さんにはマリンスタイルが競うように並び始めますね。
なぜなんだろう?
特に今年はどの店もどの店も、本当にボーダー模様が目立ちます。

 かくいう私も実はクローゼットの中のボーダー占有率が
 かなりの率を占めていて、夫からは日々「ヨコシマな奴…」と言われ
 (タテジマだってあるよ!)、母には会う度に「また囚人服?」と…。
 それでも懲りずに、毎年新たなボーダー達が仲間に加わるのです。
 この日は、コットンパールのタヒチと、イカリのネックレスの重ねづけ。
 先日、ホテルのレッスンに行ったときと同じ組み合わせだけど
 下に着る洋服でずいぶん印象が変わるなぁ。

 最近ずいぶん暖かくなったので、家にじっとしていられなくて
 すぐに散歩に出かてしまいます。
 夫の目的は大さん橋に来ている大きな客船を見に行くこと。
 私は特に目的はないけど、ただ歩くだけ。

 山下公園の昔レストハウスのあった場所のテーブルでちょっと休憩。
 お腹が空いたので、隣の売店でタイ風グリーンカレーと
 ジントニックを注文してみた。
 ふむふむ。こういう所にしては、なかなかイケますわ。
 まあ、何よりこの眺めが最高のスパイス!
 横浜って、海を近くに眺めながらのんびり食事ができる店って
 意外と少ないのですが、ここ穴場です!
 
 26日から始まるマルシェと、来月の大さん橋のビーズショーに
 いらっしゃる予定の皆さん、ぜひ覚えておいてくださいねー。

 (ホットドックはデザート(?!)。私、こういう串にささった食べ物に弱い…)



 

12月某日・もこもこ○ガールな一日

2009年12月03日 | お洒落とビーズのある毎日
「森ガール」っていうジャンルの人たちがいるんですってね。
森昌子みたいな女の子(昭和!)じゃなくて、森にいそうな女の子のことだそう。
「ワンピースやスカートが好き」とか、「ファーなどのもこもこしたものが好き」などなど、
色んな定義があるそうで、
この間TVを見ていたら、「アラフォー森ガール」なんて人も登場していて、驚いちゃうなー。(笑)

アトリエでも、どちらかというとわりと「森寄り」なスタッフが多いけど、
みんな、そんな風に人に分類されるのはきらいな方。
私たちは「沼ガールだよねー」と自嘲気味です。
(沼ガールとは、森ガールになりきれない女の子を意味する、また新しくできた言葉らしい。
これもまたひとつの分類ですけど。)

私はといえば、都会も好きだし、女の子すぎるものも苦手なので、
強いていえば、「アラフォー谷ガール」ってとこでしょうか。(保土ヶ谷だから)

しかし、今年作った自宅のリースは、もこもこふわふわのコットン(その名もテディベアという種類)
をたっぷり刺して、松ぼっくりや枝、ペッパーの実をあしらったもの。(森っぽいなあ・・・)
ハグのラメ入りもこもこニットに、ハートのネックレス
ガーゼ素材のスカートに、益子で買った胡桃のカゴバッグ。
食卓には、フェルト地のコースター・・・。
一緒にTVを見ていた夫に、「あっ!森ガールだっ!」とからかわれてます。
ちがうやーい!


あ。余談ですがコースターのキットを撮影したときにグラスに入れた白ワイン風のもの。
これ、何だと思いますか?
以前、フードコーディネーターをしている生徒さんに聞いた、撮影の裏技を使ってみたんですが、
これ、冷たい水にお醤油を数滴いれたものでーす。
本当のワインを使わなくても、一瞬で白ワインもどきがつくれるんですよ。
おもしろいでしょ?

飲んだくれ、谷ガール・ケボコより。




11月某日・現代アートな一日

2009年11月30日 | お洒落とビーズのある毎日
レッスンウィークの合間を見つけて、気分転換。
品川の原美術館に出かけました。
学生の頃からよく通っていて、同じ作品ももう何度も見ていたり、
時にはカフェで食事やシャンパンだけ、みたいな日もあるけれど、
いつ行っても、なんていうか自分の中に新たな感覚をチャージすることができる場所。
私は、数年前からここのメンバーシップに入っているので、年間を通じて無料で利用できるのですよ。
このシステム、微力でも現代アートの世界に貢献できているかもしれない
というのもあって、なかなか気に入っています。
まあ、ささやかな自己満足だけど・・・。

さて、この日はZARAのタートルに無印のピタピタジーンズ。
近所の雑貨屋さん「blues」で買ったストールに、
これまた近所のバーニーズで買った帽子にカゴっていう、カジュアルスタイル。

サンフランシスコで買ってきたウッドビーズと天然石で作ったロングネックレスの試作品を着けて・・・。
やっぱり一度身に着けて出かけるってほんと大事。
(この日、「線が弱いなぁ」と思ったところを翌日違う形に変更しました。)

そう。夏にサンフランシスコで買ってきたビーズがまだまだ山とある。
なんせ荷物が多すぎて現地でスーツケースを購入し、
帰りは大きなスーツケース2個にビーズをぎっしり詰め込んで、手で持って帰ってきた。
スタッフには、「その根性がすごい!」と褒めてもらったけど。(笑)











原美術館は、展覧会の企画や建物も素敵だけど、メンバーシップの会員証も
毎年とてもかっこいいので楽しみにしています。
今年はこんなカードで送られてきて、黄色に小花のノスタルジックな表紙。
でも中をあけると、ガラっと違うモノトーンのストライプなの。
こういう感覚も、この美術館が好きな理由のひとつです。






10月某日・秋の風を感じる一日

2009年10月09日 | お洒落とビーズのある毎日
昨日UPしたリング
ホームスパンの縦じまスカートに、アニエスベーのカットソーと合わせた日のスナップです。
ちなみにロケ地?は、最近山手に新しくできたアメリカ山公園
先日、元町の帰りに思いついてちょっと寄り道してみました。
みなとみらい線の元町・中華街駅の6番出口からエレベーターで屋上階まで上がると
突然広がる公園の景色・・・。
今までハァハァ息を切らして、坂か階段を登らなければたどり着かなかった
山手方面へのアクセスがぐっと便利になりました。

明日からまた三連休。
秋の一日。横浜で洋館を覗いてみたり、アートにふれて過ごすのもおすすめです。
あ。横浜めぐりのお供には、ぜひ「シンプルビーズでヨコハマ散歩」をお忘れなく。


9月某日・庭園美術館で過ごす一日。

2009年10月06日 | お洒落とビーズのある毎日
もう終わってしまったんだけど。
9月の終わりに、目黒の庭園美術館で開催していた、
Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ針と糸で描くわたし」に行ってきました。

刺繍やビーズを使った、「針を運ぶこと」を表現手段としたアートの展覧会です。
単に見て美しいとか、(技術の高さや手間が)凄いといった視覚的な面だけでなく、
ひと針ひと針歩み続ける、その行為そのものをアートとして捉えているところがユニーク。

大島智美のビーズ刺繍による棺桶カバー(!)に圧倒される。
色彩の豊かさと、どこまでも広がる造形が見る者を引き込んでいく。
棺桶という、死を弔うための道具なのに、この生命感ってなんなんだろう!

また、吉本篤史のオーガンジーの刺繍は、ひと縫いすることで生まれる布地のひだの繊細で美しいこと!
こちらは、縫うという人間の行動が生々しいのに、どこまでも静かな空気感が素晴らしかった。

そして、夜はガードマンとして働く、奥村綱雄の「夜警の刺繍」は、発想がほんとうに楽しい。
創作している様子を表現した制服や道具の展示も面白かったけど、
生み出される作品は、深淵で哲学的。

展覧会の概要にも書かれていたけれど、
「Stitch」は、作家が自身を表現するために一針ごとに行う決断の集積です。
という言葉に共感を覚えた。
創作する上で、安易な一針はあり得ない。

この日は、ハグ・オー・ワーの目に沁みるようなオレンジのスモックにジーンズ。
最近こんなオレンジが気になって仕方ない。
そしてわざとターコイズブルーのようなはっきりした色のアクセサリーを合わせたい気分。
あ。先日UPした、モロッコ風ネックレスをつけて撮影したブラウスもこれです。
ちょっと民族調なモノが合うのかな?
カートの備考欄にご質問があったので。>Oさん♪

この日の展覧会は、何か刺繍のものを身に着けていくと入館料が100円引きになるというので、
何年か前に買ったJAMIN PUECH の、これまたド派手な刺繍バッグを持って出かけたら、
チケット売場の女性に、「素敵ね~!」と褒めていただいた。


9月某日・開国博最後の一日。

2009年09月27日 | お洒落とビーズのある毎日
シルバーウィークから2日後の週末。
昨日は謎の頭痛と胃痛で一日ダウン。
今日はなんとか起き上がってみたら、すっかり頭痛は消えていたので
なんとか早い時間にひと仕事終わらようと自宅でPCにむかい奮闘した。

今日は、4月から始まっていた、横浜開港150年を記念した開国博Y150の最終日だ。
あちこちで、あまりいい評判を聞かなかったし、
結局予想入場者数の2割にも満たなかったというこのお祭り。
我が家も、早いうちに入場券を買っていたというのに、結局今日の最終日まで
行かずじまいだった。

 仕事もなんとかメドが立ち、博覧会も
 本日最終日ということで、18:50分から山下公園で
 5分だけ打ち上げ花火が上がるという。
 市民参加型の線香花火大会もあるというので、
 どんなものか見に出かけた。
 (非常につつましいけどかわいい花火大会デシタ・・・)

 開国博は22:00までやっているというので、いったん家に戻り、
 晩御飯を食べてから会場へ。
 最終日だからか、結構な人の数・・・。
内容は・・・・。うーむ。

横浜は、ヨコハマという地名とイメージだけに頼るのはもうやめたほうがいい。
151年目からのヨコハマの新たな課題だろう。
そして、ヨコハマの片隅でモノづくりの真似ごとをしている自分への戒め。

一方で、サントリーから神奈川県限定で発売された、
柳原良平さんのBOX入りの43度復刻版 横浜開港150周年記念ボトル角瓶。
これは、デザインといいその歴史といい、ほんと素晴らしい。
角瓶のハイボールが毎日の晩酌の私にとっては、嬉しい企画。

今日は、なんとなくオリエンタル気分だったので、
神戸、岡本のナイーフで買った、インドシルクのワンピに、
先日の日本橋のイベントでもお披露目した、「オリエンタルカフェのペンダントとピアス」をつけて。

横浜と同じ港町、神戸にあるナイーフさんは、私が祖母のところに行くたびに立ち寄る大好きな雑貨屋さん。
世界中の味のある雑貨が所狭しと並ぶ、神戸っ子ならみんな知ってる有名なお店(ですよね?)。
私はこのお店にある洋服も大好き。
今日のこのワンピも、インド製ながら、色々な柄の生地が細かく組み合わせられていたり、
襟ぐりや、ポケットのカットやラインがすごく洗練されていて気に入っている。
柄物に合わせるビーズのネックレスって結構難しいけど、今日のは邪魔にならずちょうどいい。



9月某日・サンフランシスコの余韻の一日。

2009年09月16日 | お洒落とビーズのある毎日
サンフランシスコから戻り、ひと月ほど経ちました。
5月から長期出張で居なかった夫も先日帰国し、通常モードの生活に戻りつつあります。

サンフランシスコでは何軒かのショップを回り、ビーズを買い集めてきたんだけど、
この日は、ブルーとオレンジの現代アートみたいなワッカのパーツで
試作したペンダントを着けて過ごしてみました。
少し肌寒い日だったので、袖がモモンガみたいに広がる
GALERIE VIE のベージュのニットに、長袖の重ね着。
ちょっとアート風なネックレスで、美術館にでも行きたいな。

ユニオンでおいしそうな大きないちじくが売っていたので
いつもならジャムにするところを、今日は赤ワインでコンポートにしてみました。
なぜかというと、サンフランシスコのワイナリーで買ってきた
デザートワインがあったので、これにあわせようという魂胆。ムフ

皮をむいたイチジク(お尻の方から剥くとわりとラク)を一回湯でこぼしてから、
赤ワインときび砂糖、レモン汁(私はなかったので、シークワーサーの絞り汁)を入れ
コトコト20~30分煮込んで、冷ましておきます。
水分を飛ばすようにすると、赤ワインが煮詰まってトロっとしたソースも一緒にできます。

これに、山羊乳のフロマージュブランを添えて、甘いデザートワインと一緒に・・・。
BGMは、やはりサンフランシスコで買ってきた、JAZZの中古レコード盤をかけて・・・。
私の秋はこんな風に始まりました。


9月某日・大人かわいい一日。

2009年09月12日 | お洒落とビーズのある毎日
今日は自分の作品ではないのですが、ちょっと自慢したくてご紹介。
夏の終わりに銀座のデパートをウロついていたら、
赤文字でSALEと書かれたワゴンが目につき、
吸い寄せられるように近づく私。

ベルトやらスカーフやら、季節の終わりの雑貨たちに紛れて、
この子ともうひとりフランス人形みたいなドレスの女の子のビーズでできたネックレスが・・・。

「か、かわいいっ・・・。」

そもそも、こういうキャラクターものはちょびっと苦手。
ビーズのマスコットも(難しそうで)自分では作ったことないし・・・。

なのに、細かくビーズが編みこまれたこのお人形ネックレス、気にいちゃった!
私の好きなマリンテイストなのもツボだし・・・。
買っちゃおっかなと思って値札を見ると、SALE価格で2,100円。
フムフム。これなら買えるかなと思っていたら、2,100円のシールの後ろに
前の価格が貼ってある・・・。


ん?


4,500円?


ちがうぞ。


45,000円。


えーーー!4万5000円だ?!!


とひとり驚愕していたら、次々と売場の人が近寄ってきては、
「これ、もともと45,000円なんですよ。(ニヤリ・・・)」
とささやいては去っていく。

ほんとなんだ。元、45,000円。
イタリアで、ヴェネツィアングラスで作られてるんだって。
たしかに、ものすごく手が込んでいる。
頭も、レゲエの人みたいに髪の毛が1本1本作ってあるんです。

というわけで、フランス人形みたいな女の子をひとり残し、
このマリンボーイをご購入。

ジーンズにGALERIE VIE の真っ青なサマーセーターの上に
長めにブラブラさせて・・・。

会うひと、会うひとに、「ねえねえ。これいくらだったと思う?」と聞いて
実はね・・・。と自慢してまわるクセ。関西人特有のものらしいです。
両親とも関西出身のケボコでした。



9月某日・スイート&ビターな一日。

2009年09月10日 | お洒落とビーズのある毎日
日本橋高島屋「ビーズグランプリ2009」会場へ。
午前、午後とワークショップがあり、元気なシルバー世代の方も一緒にビーズワーク。
60歳を過ぎてからパソコンや水泳を始めたという方が何人もいらして、
年齢を重ねるごとに、さらにイキイキと輝いている方、本当に素敵です。

会場には、北九州と、名古屋からかけつけてくれた生徒さんが!
わー!アリガトねー。

一緒に出店しているWさんとも久々の再会で、レッスンを終えてから、
下の階のショコラバーで一緒に休憩。
甘くてほろ苦いエクレアと共に、近況報告。
みんな頑張ってるなー。でも肩の力はお互いに抜けている(と思う)。
いい感じに、細く長くこの仕事を続けていけるといいですね。

そんなこんなで話が長引き、beads cafe のブースに戻ると、
私をずっと待ってくださっていたというお客様が!(スミマセン)

お話を聞くと、昨年と今年と相次いで大切な家族の方を亡くされ、
悲しみの中でビーズとも離れてお過ごしだったそう。
そんな折に、先日のパープルドロップのネックレスのUPで、
「このピンク!作ってみたい!」と注文をくださったのだとか。

この日も、胸元には虹色に輝くこのネックレスが静かに下がっていて、
「この作品(を作ること)で、元気を少し取り戻せた。」とおっしゃる
笑顔がとても美しい方でした。

きれいな色と形、そしてそれに触れ、また新たな美を自ら作り出す事って、
なぜか人を癒すパワーがあるんですね。
以前から感じていたことですが、Nさんのお話を聞いてさらにその思いを深くしました。

この日の私は、キャトル・セゾンの水色と白の縦じまワンピに、
ビターフルーツのネックレス。
ビターな色合いで大人の侘び寂びを感じさせる、私もお気に入りのネックレスですが、
お椀型の不思議イエローのアクリルパーツをお花に見立てた部分が
皆さんに、「かわいい!」とおっしゃっていただきました。

このワンピを着るたびに、ムーミンママの裸エプロンみたいだなー、自分。
と思ってるんですが、どうでしょう?
あ。体型が似てるのか・・・。


9月某日・豆乳好きの一日。

2009年09月07日 | お洒落とビーズのある毎日
9月に入り、頬をなでる風も少し涼しくなってきました。
イベント真っ最中の休日は、私もどこか気もそぞろだけど、
なるべく気持ちと体力のリフレッシュを図るべく過ごすようにしています。

この日は、ぴっかぴっかの晴天の日曜日。
ヘレンカミンスキーの麦わらに、TOMORROWLANDの半そでブラウスで、今年最後の夏気分・・・。
インナーのショッキングブルーのタンクトップはGALERIE VIE のもので、
この夏はチラ見せでホント重宝しました。
(バッグはまた、あの付録でついてきたやつ・・・

私物のネックレスは、楕円形の白蝶貝をただまっすぐ通しただけの簡単ネックレスに
金色の平べったいビーズひとつぶをぶら下げたプチネックレスの重ねづけ。
色も風合いも地味だけど、シェルの何ともいえない質感と、
楕円形のまったりした雰囲気が気にいってマス。

お昼はあっさりといきたかったので、元町の日本茶カフェにて。
ハフハフと豆乳の湯豆腐ランチ(お抹茶付き)を食べていたら、
ばったり元町 DES PRES のAさんたちに出くわす。
いつも素敵なアドバイスをくれる彼女も、先日の個展でキットを色々買っていってくれました。
GALERIE VIE の洋服に、どんな風に着けこなしてくれるのか、楽しみです。

茶倉 SAKURA
元町 DES PRES

8月某日・渋谷で秋を先取り!の一日

2009年09月01日 | お洒落とビーズのある毎日
この日は渋谷で朝から夜までイベント&レッスンだったので、
リネンのラクチンワンピースに、新作のネックレスとリングを着けて出かけた。
下は GALERIE VIE のスパッツみたいな黒のぴったりパンツ。
私はこんな風な長いワンピースにパンツのスタイルが非常に多い。
ま、体型隠しね。(汗)

それで、このネックレスとよく一緒につけているストールは、
何年か前に目黒の民芸館で購入したインドシルクのもの
2年前からロングネックレスと合わせたいって言ってましたね。(笑)

元々このネックレスは、私が私物として作ってつけていたネックレスを
そのままビーズを少し変えてキットにしたものなので、
合わせ易さは、阪本が自信を持っておすすめいたします。はい。
(日本橋のイベントでお目見えです)

一緒に持っている麻紐を編んだバッグは、
Mねーさんが編んで送ってくれたもの。
持ち手と、上の部分に編みこまれている裂き布は、お洒落なMさんの
昔のお洋服やハンカチなどの布が使われているそう。
なぜかこのバッグが持ちやすくて、すごく愛用しています。
こんなさりげないスタイリッシュなハンドメイド、好きだな~。



8月某日・にんじんジュースに凝る一日

2009年08月31日 | お洒落とビーズのある毎日
この週末、イベントの荷物の中に入れっぱなしで、
今年全く着ていなかった黄色のチュニックをはおってみる。
昨年購入した、nombre impair のもの。

もう、夏も終わりだもんね。
秋への季節の移り変わりを意識して、ダークブラウンのひとつぶパールが秋らしい
作ったばかりのペンダントをつけてみた。

ジーンズにスニーカーを履いて、夏休み最後で賑わう中華街を抜け
衆院選と横浜市長選の投票場へ。

帰りに近くの元町のユニオンで食材その他のお買い物。
最近、絞りたてのにんじんジュースに凝っているのでにんじんの消費量が激しい。
一日2本は軽いから・・・。今、有機にんじんのお取り寄せを検討中。

お財布とケータイを入れてさっと担いだバッグは、
今月号のLEEの付録のソレイアードとのコラボバッグ。
オマケにしてはまあ使える。
ソレイアードは、私もワンピースやパンツを持っているけど
生地がしっかりしていて、発色、デザイン共良く、とても着やすい。
黄色と青の組み合わせは、本の表紙にも使ったお気に入りの組合せだ。