2015年9月に行った
オリジナルデザインレッスンの
課題作品の発表 その12です。
(追加で作品画像が送られてきました!)
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【ヴォーグ学園東京校 Y・Tさん】

『 クラシック音楽と 』
Boxのビーズを見て最初に目に飛び込んだのは、茶色の大きなビーズ。
「これをシンプルにつないだネックレスを作りたい。
後ろは蝶結び。そして、好きなクラシック音楽を
《名曲喫茶ライオン》で聴きたい。」
と漠然としたイメージはすぐに決まりました。
でも並べてみると一色ではつまらなかったので、
ポイントにBoxに入っていた赤いビーズとデザイン丸カンを入れ、
それぞれのビーズを2つの丸カンでつなぎました。
一番悩んだのは、紐をどうするかです。
最初に浮かんだのはベルベットのリボンでしたが、
端にタッセルを付けたくなり
紐の方がいいと考えました。
でも気に入った紐が見つからず、自分で編むことも考えましたが、
後ろでタッセルの糸が乱れるのも気になると思いだし、
結局平らな紐を使うことにしました。
左右2本ずつなので、結ぶと動きが出てよかったと思っています。
出来上がりはどこにでもありそうなネックレスになっていましましたが。。。
一緒に残った茶色のビーズにビーズを足して
お揃いのブレスレットも作ってみました。
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「どこにでもありそうな」と謙遜されていますが
こんな風に品良く、シンプルにまとめるのが
いかに難しいか・・・。オリジナル作品を
作ったことのある方ならわかるはず・・・。
勝因のひとつとして、ビーズの位置と
バランスの良さがあると思います。
単にビーズを並べただけではなく、
ひとつひとつの間の取り方が絶妙です。
また、苦労されたというリボンのチョイスも
さりげなく凛とした雰囲気ですね。
2本どりにされたところも素敵です!
サシ色の赤の分量もパーフェクト!!
そして何より、最初の構想をしっかり持って
その目標に向かってブレずに
制作されたところが素晴らしいと思います。(K)
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『 白樺の森で 』
「このメロンみたいな形のビーズをどうしよう。
たくさんあるので、これを使ったアクセサリーを作りたい。」
そこから出発しました。
浮かんだのは、白樺の森の中の建物。
だったらテラスにある椅子に座ってのんびり読書をしたい。
本を読むなら手元にブレスレットがあると素敵だな
ということで、最初に作ったのはブレスレットです。
持っていた丸いビーズが同じ色だったので一緒に使いました。
チェーンの部分は1本ずつ増やしながら
バランスを見て3本に決めました。
せっかくなのでネックレスもとビーズを並べてみたけれど、
なかなかうまくまとまらず、ブレスレットの雰囲気を
そのまま残したネックレスに仕上げました。
お揃いで着けるにはよかったかなと思っています。
おまけでイヤリングも作りました。
小さいビーズは左右で違うものを使っています。
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なるほど、この三日月みたいなビーズを
「メロン(切った状態)」と捉えたところに
Tさんのキュートな一面が表れていますね。
そしてそこから北欧風なイメージをされたのでしょうか?
白樺の森の中へとうまくつながっています。
こんな風に最初にその世界観を
しっかりイメージして作りこまれているところが
私がいつもレッスンで大切にしているところで
そこをしっかり会得してくださっていていますね。
このメロンみたいなビーズを
いくつかグルーピングして配置しているところが
この作品の最大の特徴で
それこそ北欧風の牧歌的な雰囲気が
よく出ていると思います。
それでいて、色合いはどこかクールで
チェーンなどのメタルの輝きが
大人っぽさを醸し出しています。
ネックレスの両脇にTピンで
いくつかビーズをぶらさげた部分が
アクセントになっていて
とってもキュート。
それから、こちらも工夫の跡が見受けられる
ブレスのチェーンの3本重ね。
こういった細部の工夫が
シンプルな作品に奥行を与えてくれましたね。(K)
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ビーズを始めてからずいぶん経ちますが、
未だに自分でデザインをすることに自信がないので
キットばかりを作り、レッスンでは毎回反省ばかりしています。
ですが、先生のレッスンに参加して
自分の思いを形にする楽しさを知ることが出来ました。
ビーズを選ぶことの楽しさも
難しさも完成した時の喜びもです。
9月のレッスンをお休みしましたが、Boxを受け取った時に
「シンプルでいいですよ」と言っていただいた言葉が
シンプルなものしか作れない私への神の言葉になりました。
一人で作ったこれもまた自信作ではありませんが、
苦しみながら楽しんで作れました。
次の課題は、シードビーズの使い方だと改めて実感しているところです。
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自分の思いを形にした時の喜びを共有することができて
私も、レッスンに参加してくださっている
他のお仲間の皆さんも、毎回とてもハッピーな気分です。
「いやぁ、アートってほんと素晴らしいですね!」
(水野晴郎風) (K)
提出がまだこれからという方、
まだ受け付けております!
随時またこのblogで発表したいと思っています。