裂き織ように

父が亡くなった時に弟たちが捨ててしまうと言っていたので私が何かに使えるのではないかと母の着物などと一緒に貰ってきました。
リメイク教室などで使ったりしたのです。

この父の丹前。


今のようにエアコンなどなくて炬燵だけだったのです。寒くないようにと母が父のために縫った丹前です。
母は和裁が得意でした。娘時代に仕立て屋さんに行って習ったようです。
私は母に縫ってもらえばいいからと言って和裁は全然ダメなのです。

風呂上りなどで着ていたものなのでしょう。５０年以上前の物です。
裂いていると途中で切れてしまったりしているけれど。
母が夜なべをしながら縫ったのでしょう。
そんなことを思い出しながら解きました。
裏も表も裂き織に使えそうな布です。

綺麗に洗って縦引き返し織の横糸に使おうと思います。