みこの手仕事

手作り大好きの私がその日の出来事など書いています

こんな本を

2023-09-20 18:54:11 | 読書
図書館に行ったらこんな本があるので読んでみたくなり借りてきました。

「文集、母」という本です。
半分は著名人のお母さんの記憶を書いています。
半分は応募作品で普通の人で「お母さん」の記憶を書いていました。

年齢が今の私ぐらいの人が書いているのでしょう、私の思いとよく似ています。
母は19で嫁に来てその時に姑は40だったそうです。姑が99歳でなくなるまで使えていたのです。
私が子供のころはよく胃痙攣をおこしていましたっけ。きっとストレスだったのですね。

夜なべをして妹とお揃いのセーターを編んで着せてくれㇼ、今でもそのセーターの形を覚えています。
本を読んでいたら母のこといろいろ思い出してきました。

母が無くなったのは1月、寒いころでした。
弟からの電話でした。{おふくろが亡くなったよ」と連絡が来たのです。

85歳、姑のおばあちゃんが無くなってからすっかり弱ってしまったのです。ホッとしたのでしょうね。私にすればこれからゆっくりとしてもらいたかったのに。

父はその時88歳。母が亡くなったことを認めたくなかったのでしょうね。
母の傍に来ようとはしなかったのです。皆にこれが最後のお別れだからと言われてやっと母の傍に来たのです。
最後に「母ちゃん、長い間ご苦労だったね」と言っていました。私たち姉妹な父の言葉に泣いてしまいましたけれど。

その父も母の49日が過ぎてすぐになくなってしまいました。
きっと最後まで見届けてホッとしたのでしょうね。
今でも思い出すと涙が出てきます。

読んでいても、いろいろ母のことを思い出させてくれる本です。
私も母の亡くなった年になってしまいましたけれど。
コメント
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