井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

サガを出発

2006-09-04 19:20:33 | カイラス巡礼・旅行記
6月9日
 朝、目をさますと動悸がかなり治まっている。
ベットの上に座わってみると少し頭がふらつくが、
しばらくすると治まってくる。
体の調子を確かめるために散歩に出かける。

朝食前にサガの街を少し歩く。
ヤルンツァンポ河に向かって歩いていくと小学校らしい建物がある。
まだ登校時間には早いので誰もいない。

ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせながら歩くが、
だんだん脈が速くなってくる。
心拍数をはかると80~90はあるようだ。

ヤルンツァンポ河まで300~400メートルの両側には
土造りの家が並んでいる。
その中には商店と思われる建物もあるが、
まだ早い時間なので開いていない。

 この街は道路が舗装されている。
しかし、舗装されているのも市街だけで、河のそばで右折する
先からはダートな道となる。 

 宿へ戻ると朝食だ。コンフレークを少しもらって
チャーを入れてゆっくり咬む。
お腹に何かを入れると少し元気になってくる。
まだ調子が戻っていないのでダイァモックス250mgを飲んでおく。

出発は9:00分だという。
それまで荷物をまとめて、ベットで少し横になる。
 
 サガの街を出発する。
私達が泊まっていた宿は、サガの街の入り口に近いところにあったが、
そこから少し走ると道が右に曲がり中心街となっている。
カーブの左手には大きな門があり解放軍の施設がある。

このカーブを曲がると中心街のようだ。
ほんの数百メートルほどの中心街ですがビルが軒を並べており
大きな商店、レストランやホテルがある。
ニャラムよりは数倍大きな街だ。

ホテルの前にはランクルが駐まっており私達と同じカイラス巡礼者が
出発の準備なのか沢山いて道をふさいでいる。
突き当たりがT字型の交差点となっており左折すると
その先には私達が泊まっていた付近のような土造りの家が軒を並べ、
さらにその先で舗装が切れている。
ここからは、ダートコースだ。

 今日は緩やかな大平原を疾走する。
道の横に石造りの標識がある。
そこに「219国道」と書かれており、この道路は国境へ続いているようだ。
この道路で平均時速も60Kは出ている。

 12:50分、小さな集落に着く。
道の両側に小さな家があるが、その中にビリヤード台を置いている店がある。

テントの日よけの下で数人のチベット人がビリヤードをしている。

ランクルがこの街で止まる。
そうすると、チベタンの女性が子供を連れてでてくる。





よちよち歩きの子供は何歳だろうか?
1歳半か2歳くらいだと思った。
お母さんの回りにくっついて離れないのは、日本の子供と同じだ。
こういう点は、日本もチベットも同じだと思い、
この子の仕草を見て癒されました。


ちょっと休憩した後、街を抜けると街はずれの小高い丘に小さな僧院が
あることから、この集落がゾンバだということが分かった。