井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

サガ・ダワ 1

2006-09-12 21:31:22 | カイラス巡礼・旅行記
6月11日
今日はいよいよカイラス山の麓へ行く日です。
とうとうここまで来ました。

 マナサロワール湖の対岸から朝日が昇ってくる。
その写真を撮りたくて日の出を待っているが、雲に隠れて
なかなか顔を出してくれない。
雲の縁がオレンジ色に輝き、やっと、顔を出してくれる。
朝の光がマナサロワール湖を銀色の海に変える。
まぶしくて直視できない。
  

 インド人の女性がその朝日に向かってお祈りを始める。
小さな祭壇になにやらいろいろなものをあげて、
祭礼の手引きみたいな本を見ながらお祈りをあげている。
横でこの様子をじーっと見ていたヴィジュヌーに手の仕草で
カメラで写すように言っている。
ヴジュヌーがお祈りをしている女性の姿を写真に撮りだしたので、
私も写真を撮らせてもらう。
  

  

  

そして、朝日の光で黄金に輝くツーゴンパの写真も一緒に撮る。
ラカスタル湖から強い風が吹き寒いのだけれどお参りの様子を
ヴィジュヌーと一緒に見ている。なかなか複雑なお参りでした。
  

  
寺院の白壁が黄金色に輝く! 言葉がでない!


 今日の予定は、どうやらインド人のグループと私達は別行動のようです。
私達は、一足先にカイラス山の麓で行われるサガ・ダワに行くようです。
インド人の人達の行き先は分かりません。

サガ・ダワに行けると聞いたときには、ヤッターと思いました。
今回のこのツァーに参加しようと思ったときに、年に1回しか開かれない
サガ・ダワを是非みたいと思いました。
ですから、6月初めの満月にカイラス山の麓に来る日程に照準を
合わせてツァーに申し込んだのです。しかし、
本当にサガ・ダワを見ることが出来るか分からなかったのですが、
どうやら、今日その祭りが行われるようです。

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 サガダワ祭り
 毎年チベット歴の4月の満月の日、釈迦牟尼の生誕と悟りと入寂を
祝う祭りがチベット全土で行われる。
その祭りをサガ・ダワと言う。
 カイラスで、サガ・ダワが行われるのが、タルボチェです。
タルボチェとは、もともと、高さ十三メートルの太い柱をいいます。
柱にはヤクの毛皮が巻かれ、タルチョがかけられている。
 祭りの前日にタルボチェを引き倒し、新しいタルチョに付け替えて、
半分ほど引き起こして当日を迎えます。

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 11:00分、朝食後、私達はウェイさんの運転するランクルで
サガ・ダワの会場となるタルボチェを目指して走ります。

 途中で、カイラス山が間近に見える丘で車が止まります。
ウェイさんが気を利かせてカイラス山のベストビューの場所で
止まってくれたようです。
車を降りてカイラス山の写真を撮ります。
  

クッキリとした青空の中に白銀のカイラス山が静かに
その姿を私達に見せてくれています。
夢中になって写真を写します。

嬉しい気持ちの現れで写真のサイズを大きくしてみました!