ここからは傾斜の緩やかな谷を下っていきます。
天気は良いのですが、休んでいると谷を吹き上がってくる風が
冷たいので身体が冷えてきます。
ゲリーに身体冷え切ると動かしづらくなるので出発することを
伝えて歩き出します。
身体が相当疲れてきています。
30分歩いては5分ほど休むという繰り返しでこの谷を
ドンドン下っていくと、下るごとに谷が広くなっていきます。
途中で不思議なものを見つけました。
私は鳥葬場だと思ったのですが?
大きな岩の手前に輪を描くように小さな石が並べられています。
そうしてそこに石積みがいくつか造られています。
大きな岩の上の縁の方がドス黒くなっています。
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岩の下流側には、ケルン状の石積みが幾つも一列に並べられています。
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ゲリーがこの岩の下で休もうとしたので、離れるようにいいます。
ゲリーが不思議そうな顔をして私の方を見ますので、
鳥葬場でないかと思うことを教えます。
ゲリーにその意味が通じたようです。
3時間ほど下ったのでそろそろ今日のテントサイトが
近いはずだと思いズーッと下流の方ばかり見ていました。
そうするとテントが沢山見えてきたので、ゲリーに指を指して教えます。
ゲリーが笑顔で返してくれます。
やっと、テントがある場所まで歩いてきたのですが、
どうやら他のグループのテントです。
エコトレックのテントはまだ下のようです。
気を取り直してさらに下ります。
右手の山裾に白いテントと石造りの小屋が見えてきます。
その左手の川のそばに見覚えのあるブルーのテントを建てています。
やっと、エコトレックのテントサイトに着きました。
時間を見ると19:40分になっています。
ここがズルフク・ゴンパだと思うのですが、
でも、辺りを見渡してもお寺の建物が見つかりません。
でも、他のグループもこの辺りをテントサイトにしている
ぐらいですから、この付近にズルフク・ゴンパがあるのだと思います。
エコトレックのスタッフがテントを建てていますので
その手伝いをします。
まず、ゲリーと二人で自分達用のテントを建てます。
そして、他のテントを建てる手伝いをします。
これらの作業がやっと終わり一息つくと猛然とお腹がすいてきます。
我慢できないので、近くにある石造りの小屋へ行くことにします。
私はこの小屋が今まであったようにお店だと思ったからです。
ゲリーを誘ったのですが、ゲリーはテントに残るといいます。
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(写真は翌日の朝ですので雪景色になっています。)
一人で小屋へ向かいます。
粗末なドアを開けて小屋の中へはいると中は明かりもなく
小さな窓から入ってくる光だけです。
薄暗いのでサングラスを外します。
やっと目が慣れてきたので壁の方を見ると棚にカップ麺や
インスタントラーメンが積んであるのが見えました。
その中からインスタントラーメンを1個を手にして、
左手にあるストーブの方へ行きます。
そこには、ヤク使いの人達が7~8人座って休んでいます。
もう一杯機嫌で、楽しそうに話しています。
店の女性からドンブリをもらいインスタントラーメンを
適当な大きさに割って入れてお湯を差してもらいます。
ふたを捜していると、横に座っているヤク使いのおじさんが
インスタントラーメンの袋を指さし、破るような仕草をします。
私は袋の端を手で破って広げドンブリの上にかぶせます。
それを見ていたおじさんが、首を縦に振って私に笑いかけてくれます。
どうやら、正解のようです。
ヤク使いのおじさん達は楽しそうに話をしています。
寒そうにしていると隣に座っているおじさんが布団を
膝に掛けろと仕草で教えてくれます。
布団を引っ張って膝にかけ、インスタントラーメンが
柔らかくなるのを待ちます。
2~3分経ったので丼をかき混ぜると麺が少し柔らかくなっています。
でも、所々シンが堅いところもありますが、しばらくぶりのラーメン
でしたので美味しく?食べました。値段は4元でした。
おそらく、随分高い値段だと思うのですが、
この場所で売っているのだからしょうがないかと思いました。
富士山の山小屋でもいろいろなものは下界の倍以上でないかと
聞いたこともありますので、同じように考えると
やむを得ないかと思います。
ラーメンを食べて身体が温まったと思っていたら、
昨日、ドラプク・ゴンパで話をしたピンク色のコートを着た
中国女性が小屋に入ってきました。
挨拶をしたのですが、私の顔を見て不思議そうな表情をします。
「昨日会いましたね!」と声をかけたのですが、
首をかしげているので席を立ってテントへ戻ります。
昨日会ったことを忘れているのでしょうか?不思議な子ですね!
テントへ戻るとグレゴリーやヴィジュヌーも着いていました。
ジョーもミシェルも着いていたので外国人グループは全員無事に
ドル・マ峠を越えることが出来たようです。
ここまで来れば、明日はこのまま快適な谷間の草原を下っていくだけです。
寝ていると寒さのため目を覚ました。
ゲリーがテントの外を見て雪が降っていると騒いでいます。
この高度ですので雪が降っても不思議はないかと思い、
身体を丸くして寝ていました。ありったけの服を身につけて
寝ていたのですが、時々寒さのため目を覚まし、
朝方はうつらうつらしていただけです。
天気は良いのですが、休んでいると谷を吹き上がってくる風が
冷たいので身体が冷えてきます。
ゲリーに身体冷え切ると動かしづらくなるので出発することを
伝えて歩き出します。
身体が相当疲れてきています。
30分歩いては5分ほど休むという繰り返しでこの谷を
ドンドン下っていくと、下るごとに谷が広くなっていきます。
途中で不思議なものを見つけました。
私は鳥葬場だと思ったのですが?
大きな岩の手前に輪を描くように小さな石が並べられています。
そうしてそこに石積みがいくつか造られています。
大きな岩の上の縁の方がドス黒くなっています。
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岩の下流側には、ケルン状の石積みが幾つも一列に並べられています。
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ゲリーがこの岩の下で休もうとしたので、離れるようにいいます。
ゲリーが不思議そうな顔をして私の方を見ますので、
鳥葬場でないかと思うことを教えます。
ゲリーにその意味が通じたようです。
3時間ほど下ったのでそろそろ今日のテントサイトが
近いはずだと思いズーッと下流の方ばかり見ていました。
そうするとテントが沢山見えてきたので、ゲリーに指を指して教えます。
ゲリーが笑顔で返してくれます。
やっと、テントがある場所まで歩いてきたのですが、
どうやら他のグループのテントです。
エコトレックのテントはまだ下のようです。
気を取り直してさらに下ります。
右手の山裾に白いテントと石造りの小屋が見えてきます。
その左手の川のそばに見覚えのあるブルーのテントを建てています。
やっと、エコトレックのテントサイトに着きました。
時間を見ると19:40分になっています。
ここがズルフク・ゴンパだと思うのですが、
でも、辺りを見渡してもお寺の建物が見つかりません。
でも、他のグループもこの辺りをテントサイトにしている
ぐらいですから、この付近にズルフク・ゴンパがあるのだと思います。
エコトレックのスタッフがテントを建てていますので
その手伝いをします。
まず、ゲリーと二人で自分達用のテントを建てます。
そして、他のテントを建てる手伝いをします。
これらの作業がやっと終わり一息つくと猛然とお腹がすいてきます。
我慢できないので、近くにある石造りの小屋へ行くことにします。
私はこの小屋が今まであったようにお店だと思ったからです。
ゲリーを誘ったのですが、ゲリーはテントに残るといいます。
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(写真は翌日の朝ですので雪景色になっています。)
一人で小屋へ向かいます。
粗末なドアを開けて小屋の中へはいると中は明かりもなく
小さな窓から入ってくる光だけです。
薄暗いのでサングラスを外します。
やっと目が慣れてきたので壁の方を見ると棚にカップ麺や
インスタントラーメンが積んであるのが見えました。
その中からインスタントラーメンを1個を手にして、
左手にあるストーブの方へ行きます。
そこには、ヤク使いの人達が7~8人座って休んでいます。
もう一杯機嫌で、楽しそうに話しています。
店の女性からドンブリをもらいインスタントラーメンを
適当な大きさに割って入れてお湯を差してもらいます。
ふたを捜していると、横に座っているヤク使いのおじさんが
インスタントラーメンの袋を指さし、破るような仕草をします。
私は袋の端を手で破って広げドンブリの上にかぶせます。
それを見ていたおじさんが、首を縦に振って私に笑いかけてくれます。
どうやら、正解のようです。
ヤク使いのおじさん達は楽しそうに話をしています。
寒そうにしていると隣に座っているおじさんが布団を
膝に掛けろと仕草で教えてくれます。
布団を引っ張って膝にかけ、インスタントラーメンが
柔らかくなるのを待ちます。
2~3分経ったので丼をかき混ぜると麺が少し柔らかくなっています。
でも、所々シンが堅いところもありますが、しばらくぶりのラーメン
でしたので美味しく?食べました。値段は4元でした。
おそらく、随分高い値段だと思うのですが、
この場所で売っているのだからしょうがないかと思いました。
富士山の山小屋でもいろいろなものは下界の倍以上でないかと
聞いたこともありますので、同じように考えると
やむを得ないかと思います。
ラーメンを食べて身体が温まったと思っていたら、
昨日、ドラプク・ゴンパで話をしたピンク色のコートを着た
中国女性が小屋に入ってきました。
挨拶をしたのですが、私の顔を見て不思議そうな表情をします。
「昨日会いましたね!」と声をかけたのですが、
首をかしげているので席を立ってテントへ戻ります。
昨日会ったことを忘れているのでしょうか?不思議な子ですね!
テントへ戻るとグレゴリーやヴィジュヌーも着いていました。
ジョーもミシェルも着いていたので外国人グループは全員無事に
ドル・マ峠を越えることが出来たようです。
ここまで来れば、明日はこのまま快適な谷間の草原を下っていくだけです。
寝ていると寒さのため目を覚ました。
ゲリーがテントの外を見て雪が降っていると騒いでいます。
この高度ですので雪が降っても不思議はないかと思い、
身体を丸くして寝ていました。ありったけの服を身につけて
寝ていたのですが、時々寒さのため目を覚まし、
朝方はうつらうつらしていただけです。