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井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

草原での昼食

2006-09-05 19:13:28 | カイラス巡礼・旅行記
緩やかな丘を縫うように走ってくると緑の草原が広がっている。


 13:20分、昼食のため車が止まる。 
この場所は小さな川が流れているので辺り一面が緑色になっている。
その草を数頭のヤクが草を食べている。

日差しが強いが風も強いので太陽が顔を出しているときは暑く、
雲に隠れると肌寒くなる。

 昼食は、塩味付きのライスにマンゴジュース、
デザートにはフルーツ缶詰だった。
昼食に集まった人を見ていると食欲のない人がかなりいるようだ。
昨夜は高山病の発作で苦しんだ人が随分いたので、
まだ直りきっていない人が多いのだろう。

草原で昼食は気持ちが良いものです。
狭く土埃で息苦しい車内から解放されて青空の下での昼食は
開放感があります。大きく深呼吸をするとホットしますね。

私は、今朝もダイアモックスを飲んでいるせいか、体調は戻りつつある。
ただ、少し動くとまだまだ動悸が激しい。
心拍数をはかると80~90はある。

ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせて歩いていても動悸が
激しくなるなど、目の前に見えるのどかな風景とは違って、
私達のような低地での生活者にとっては過酷な世界なのです。

この草原にはのどかに草を食べるヤクがおり、
さらに遠くには白銀の山々が白く輝いている。
憧れの世界が絵画のように広がっています。

 昼食後、しばらく走っていくと遠くに湖が見えてくる。
その湖の付近には細かい砂山が幾つも重なっている。
鳥取砂丘などを連想させるさらさらの砂山がありその向こうに
群青色に輝く湖が見えている。
さらに、その奥にはヒマラヤの峰峰が白く輝いている。
帰りには写真を撮ろうと思い、今はただその景色を堪能している。

ランクルが国道からはずれて左手にある集落目指して走る。
どうやら今日の宿があるパリャンに着いたようだ。