井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

チュー・ゴンパ

2006-09-11 22:11:44 | カイラス巡礼・旅行記
ゲリーと二人でチュー・ゴンパへ登る。
久しぶりに歩くのでゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせて歩く。
10分もかからずにチュー・ゴンパに着いてしまう。
身体の方は息切れもせずに登れたので調子はいいようだ。
チュー・ゴンパからマナサロワール湖とカイラス山が見える。

山陰のすぐ上にある建物が今晩の宿です。
その向こうにも大きな宿の建物が見えています。
宿の左下に見えている赤い点がヴィジュヌーで黒い点がグレゴリーです。
二人でチュー・ゴンパへ登ってくるところです。


チュー・ゴンパにはいくつかの建物があります。
マナサロワール湖から左の方を見ると、
その建物の向こうにカイラス山が見えています。
ウーン、思わず見入ってしまいました。


向こうの山の左手を見るとタルチョンがはためいています。
この丘全体にマニ車や塔などいろいろなものがあるので
興味深く見て歩きます。


マニ車とカイラス山、この光景が一番チベットらしいと感じています。


石にチベット文字でお経を刻んだものをマニ石といいます。
ここにはマニ石がたくさん並べられています。
こんなにたくさんのマニ石を見たのは初めてです。


チュー・ゴンパをいろいろ見て歩きましたが、
この丘は風がビュウビュウと吹き抜けています。
寒くなったので宿へ戻るために坂道を下っていると
下の方から僧侶らしいチベタンの老人が登ってきます。
「テシデレ」と軽く右手を挙げて挨拶をすると
「テシデレ」と挨拶を返してくれます。
夕日を受けて顔が黒く光っています。
とても良いお顔だと思いました。

チベットでは「テシデレ」というのが挨拶だと聞いていましたので
よくこの挨拶をしました。
一言交わすだけで、お互いの気持ちが和むのはどこの国でも同じですね。