井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

いよいよマナサロワール湖へ 1

2006-09-07 19:00:06 | カイラス巡礼・旅行記
☆☆ トイレ事情 ☆☆
 サガのトイレもそうでしたがパリャンの宿のトイレも屋外にあります。
屋根はなくて腰ほどの高さの壁しか無く床にはただ長方形の穴が
開いているだけです。
ここに和式スタイルで座ってします。

これがパリャンのトイレです。
左側にWOMENと書いてあります。右側が男性用です。
でも、両方とも同じ構造です。

日本でも昔あったボットントイレを想像してください。
あのトイレに便器が無くて壁が腰ぐらいの高さで屋根がない状態です。
屋外で屋根がないのは雨がほとんど降らない地方だから
それでも支障がないということでしょう。
 日本でも山に登ると「キジを撃つ」などといって、
屋外の適当な場所をトイレ代わりにしていますので、
それを思えば同じようなものです。

でも、今の日本におけるトイレを考えると、このトイレを使うにはち
ょっと勇気がいりますね。


☆☆ いよいよマナサロワール湖へ ☆☆

 6月10日
朝方は気温が下がるので車のエンジンが掛かりづらくなっている。
1台の車はキャブにガソリンが回っていないのかセルは回るが
エンジンが動かない。
おもむろに運転手がダッシュボードを開けて燃料パイプを外し、
そこからガソリンを口で吸い出してコップに移しています。
そのガソリンをエアーフィルターのねじを少しゆるめて
セルを回すタイミングに合わせて少しずつ流し込みます。
そうするとエンジンが掛かりました。
う~ん!かなりの荒技ですがとりあえずエンジンを掛けて
走れるようにしなければお客を運べません。
こんな修理方法も自然と身につけてしまうのです。


今朝は朝食も取らずに7:40分、あわただしく出発する。
チャーを1杯飲んだだけだ。

 サガから走っている道路沿いの5キロごとに「219国道」という
石造りの標識がある。
この道路では、ウェイさんは60キロオーバーで走ることが出来る。
快適なダートコースを疾走する。

 10:20分、家が1軒あるところで朝食となる。
この家は旅館になっているようです。
その向かい側にテントが張られており中を覗くとお店になっている。
飲み物などの他にカップ麺などもおいてある。


チーズサンドにジュースで軽く朝食を取る。

 この時、インド人のおばさん達がグレゴリーを囲んで
「ハッピ、バスデー」を歌い出す。
グレゴリーは今日は50歳の誕生日なのだ。

おばさん達の前でグレゴリーが照れながら帽子を取って挨拶している。
ちょっとほほえましい光景だった。