今晩の宿は、このタルボチェでテント泊をする。
サガ・ダワの会場から丘を一つ越えたところに広い河原がある。
ここが今夜のテントサイトとなる。
私達がこのテントサイトに行くと、すでに河原一杯にかなりの数の
テントが立てられている。
百張り以上はあるだろうか?
ここからはカイラス山がよく見える。
まるでうち懐に抱かれているような気がしてくる。
インド人の一行はまだ来ていない。
シェルパ達がテントを張りだしたので手伝う。
ドーム形のテントを30張り近く立てなければならない。
テントは4本ポールのテントで、これを2人で使う。
テントのポールを力一杯曲げてテンションを掛けてテントの
端にある穴にセットしていく。
そして自立するようになったテントをペグで地面に固定していく。
これはとても力のいる仕事だ。
でも、この仕事を手伝っていても息が切れなくなっている。
高度順応が進んでいる証拠か?嬉しくなってくる。
テントを立て終わってもインド人の一行は姿を現さない。
彼らはどこへ行っているのか?
私は、テントの横でジーッとカイラス山を見ていた。
雲の動きでカイラス山の表情が変わるのを一人で楽しんでいた。
カイラス山をよく見ていると三角形の真ん中に縦縞があり、
それが鼻筋のように見える。
そう考えてみると横縞が目に見えるような気がして、
カイラス山がスフィンクスの顔のように見えてくる。
これは私だけがそう見えるのかもしれない。
カイラス山の姿を十分に堪能したので、
他のグループのテントサイトへ行ってみる。
全部で4~5グループはあるのだろうか?
その中で、テントの横を歩いていると「日本から来た方ですか?」と
日本語で声を掛けられた。
後ろを振り返りながら見るとネパール人のガイドさんが
話しかけてきている。
私は思わず、「イェース、アイアム、ジャパニーズ!」と
英語で答えそうになって、あわててこの言葉を飲み込み、
「そうです、日本人ですが!」と答えた。
このネパール人のガイドは、リラさんという若い男性だった。
とても日本語が上手で、びっくりしました。
サガ・ダワの会場でも日本人がいないようだということが
分かっていたので、まさか、ここで日本語で話しかけられるとは
思いませんでした。
リラさんの日本語はとても丁寧で発音もイントネーションも
完璧なものです。
「日本語が、とても上手ですね!」というと
とても嬉しそうにしています。
でも、日本には来たことがないそうです。
日本人をガイドしているうちに覚えたと話していますので、
とても勉強家なのだと思います。
リラさんからは、明日のカイラス巡礼をするためのヤクやポーターが
足りないので困っているという話を聞きました。
エコトレックのグループは大丈夫か聞かれましたが、
私には分かりません。
でも、考えてみると、これだけ沢山のグループが一緒になって
しまうと、ヤクやポーターの数が十分にそろわないことはあり得ます。
なぜかというと、この付近のヤクの数にはもともと普段必要な数
だけしかいないと思うし、ポーターだって同じことです。
最大必要数をいつも用意することは不可能です。
そして、仮にヤクなどを集めるにしても、この付近で調達できる数には
限りがあるのも想像がつきます。
さあ、明日はどうなるのでしょうか?
リラさんには、ヒマラヤトレッキングなどでまたネパールへ来ること
があればお世話になりたいと話して別れました。
エコトレックのポーター君達です。
結構、陽気で気持ちのいい子です。
サガ・ダワの会場から丘を一つ越えたところに広い河原がある。
ここが今夜のテントサイトとなる。
私達がこのテントサイトに行くと、すでに河原一杯にかなりの数の
テントが立てられている。
百張り以上はあるだろうか?
ここからはカイラス山がよく見える。
まるでうち懐に抱かれているような気がしてくる。
インド人の一行はまだ来ていない。
シェルパ達がテントを張りだしたので手伝う。
ドーム形のテントを30張り近く立てなければならない。
テントは4本ポールのテントで、これを2人で使う。
テントのポールを力一杯曲げてテンションを掛けてテントの
端にある穴にセットしていく。
そして自立するようになったテントをペグで地面に固定していく。
これはとても力のいる仕事だ。
でも、この仕事を手伝っていても息が切れなくなっている。
高度順応が進んでいる証拠か?嬉しくなってくる。
テントを立て終わってもインド人の一行は姿を現さない。
彼らはどこへ行っているのか?
私は、テントの横でジーッとカイラス山を見ていた。
雲の動きでカイラス山の表情が変わるのを一人で楽しんでいた。
カイラス山をよく見ていると三角形の真ん中に縦縞があり、
それが鼻筋のように見える。
そう考えてみると横縞が目に見えるような気がして、
カイラス山がスフィンクスの顔のように見えてくる。
これは私だけがそう見えるのかもしれない。
カイラス山の姿を十分に堪能したので、
他のグループのテントサイトへ行ってみる。
全部で4~5グループはあるのだろうか?
その中で、テントの横を歩いていると「日本から来た方ですか?」と
日本語で声を掛けられた。
後ろを振り返りながら見るとネパール人のガイドさんが
話しかけてきている。
私は思わず、「イェース、アイアム、ジャパニーズ!」と
英語で答えそうになって、あわててこの言葉を飲み込み、
「そうです、日本人ですが!」と答えた。
このネパール人のガイドは、リラさんという若い男性だった。
とても日本語が上手で、びっくりしました。
サガ・ダワの会場でも日本人がいないようだということが
分かっていたので、まさか、ここで日本語で話しかけられるとは
思いませんでした。
リラさんの日本語はとても丁寧で発音もイントネーションも
完璧なものです。
「日本語が、とても上手ですね!」というと
とても嬉しそうにしています。
でも、日本には来たことがないそうです。
日本人をガイドしているうちに覚えたと話していますので、
とても勉強家なのだと思います。
リラさんからは、明日のカイラス巡礼をするためのヤクやポーターが
足りないので困っているという話を聞きました。
エコトレックのグループは大丈夫か聞かれましたが、
私には分かりません。
でも、考えてみると、これだけ沢山のグループが一緒になって
しまうと、ヤクやポーターの数が十分にそろわないことはあり得ます。
なぜかというと、この付近のヤクの数にはもともと普段必要な数
だけしかいないと思うし、ポーターだって同じことです。
最大必要数をいつも用意することは不可能です。
そして、仮にヤクなどを集めるにしても、この付近で調達できる数には
限りがあるのも想像がつきます。
さあ、明日はどうなるのでしょうか?
リラさんには、ヒマラヤトレッキングなどでまたネパールへ来ること
があればお世話になりたいと話して別れました。
エコトレックのポーター君達です。
結構、陽気で気持ちのいい子です。