◆ブルーサルビア 花言葉:尊敬・知恵・燃ゆる心・家族愛
我が家にとって文化と言うのは、親から受け継いだものを子供たちに継承して行く事、
我が家らしき事がらを出来るだけ伝えて行くことだと、そう思っている。
昨日がなつめの100日であったけれど、家の主が泊まりゴルフで不在の為101目の今日。
たまたま文化の日と重なり、なにかゆかしき祝いの日となる。
次女は愛ちゃんや友だちを見習って、母親らしく自分で子供の『お食い初め』の膳をしようと、
ネット検索をしたり、夫婦してもち米や小豆やお惣菜の準備、だから敢えて私は手をかさずにいた。
次女が(みごと)赤飯、酢の物、大根のミンチあんかけのあん作り、お吸い物を作る。
鯛の塩焼きは魚屋さんで。 私は筑前煮と大根を炊いただけである。
この儀式は子供が一生食べ物に困らないようにと願って赤ちゃんに初めて食べ物を食べさせるそうだ。
1、鯛などの尾頭付きの焼き魚 2、すまし汁 3、煮物 4、香の物 5、赤飯
そして丈夫な歯が生えるようにと歯固めの小石と、しわがいっぱいになるまで長生き出来るようにと、
梅干を添えるとか、3個の小石は展くんの役目。 鯛はゴルフ帰りに夫が受け取り、
愛ちゃんのようにケーキは作れなかったので、長女が持参。
始まった『お食い初め』 撮影会が大変。 何しろ初めてで一生に一度の事なのだから。
「なっちゃん」「なっちゃん、こっち向いて」声が飛び交う。
すまし汁のうわずみもごっくん。 (大丈夫? そんなに何度も・・今から味覚えたら太るんちゃう?)
我が家の継承が、古式にのっとり正式の形云々が良いと言うのではなく、膳がいかにあろうとも、
『お食い初め』に込められた古くからの心情は汲みとり、祝う心を大切にしてすると言う事なのである。
そして加えて年中行事や家族の生まれた日、家族のさまざまな記念日等など。
生活に季節の移ろいを取り入れること、生まれてきてくれたことへの感謝や記念すべき日には、
改めて家族で祝い、いつも誰かの事を思っている、そんなことへの心を繋ぐ。
大変な状態で生まれてきたなつめのちょっと鼻は上を向いているけれど、ぱっちりとした大きな目の、
輝きの中に、がんばって育ってくれてありがとう、思いやりのあるやさしい子になるんやで。
次女夫婦には、どうか仲良く初心を忘れずお互いを補い合ってね、それが子育ての基本なのだから、
そう願いを込めながらシャッターを押した。 何十枚も撮った。
お祝いにと、展くん方はスタジオで記念の撮影プレゼント、長女と彼からは輪島塗りのお椀とお箸、
息子夫婦からは、布で作った素敵な絵本、我が家は食器のセット。 なつめは幸せ。
夫が休日だったならば、ひろとも交えてこれ以上ににぎやかにみんなで食事できたのにね。
長女に長女のところと、愛ちゃんにお膳のおすそわけ届けてもらう。 これでみんなが祝いの中に。
文化の日に、『お食い初め』が重なり、改めて継承の大切さを認識出来た喜び。
長女を見送る空には月、そう今夜は十三夜。 中秋の名月の少し欠けた、後の月見。 五日が満月。
と、ここまでは良かった。
パソコンに取り込もうとしたら・・ 一眼レフの方にはメモリーカードが入っていない!!
ギャ~~~!! 私の声は夜空に響き渡った!!
月だけは・・取り直しができたけど。 取り込めたのはコンデジ画像のみ。
私に撮影を託した次女よ、ごめん!