お昼くらいから胃の右下おなかあたりから痛んできた。 ずっと痛い、なんでだろう。
そのうち直りだろうと思いながら用事をしたが、治りそうな気配が無い。
夕食時も痛みがあるし、気分が悪く食べられない。 食欲はあっても無いなんて滅多とない私だ。
夫が一番に心配した。 「病院へ行けよ、知らんぞ誰も変わってやられへんのやから。すい臓やで、脾臓や」
以前仕事関係の知り合いの方の奥さまが、仕事から帰るなり玄関で倒れられて、翌日病院へ行ったそうだ。
入院すると言う翌日に亡くなったのだ。 普段何か言っていたかも知れないし、症状はあったかも知れないのに、
突然の死のショックと、分かってあげられなかったと言う悔いがいつまでも残って消えずにいて、
夫が電話をしたとき、奥さまのことを話しかけたが辛くなり泣かれて途中電話を切られたことがあった。
以来夫は何度か電話をかけたが、一年ほど通じなかった。 立ち直れなかったのだろうと思う。
今年の年賀状に「たまには、どないにしてるんと電話かけてや」と書かれてあったのでほっとした。
そんな彼の思いが分かるだけに、自分のことでは余程でないと腰をあげないくせに、私のこととなると、
「病院へ行けよ、絶対に行けよ」と言う。 痛くてうっとおしい私を見て「早く寝よ」と言うのでお言葉に甘え、
お子ちゃま時間、８時には寝た。 （翌朝５時まで寝た、９時間も寝たがこんなに寝たのは初めてか）
こう言うときに同居は有難い。 娘達がいてくれるし夫の面倒も気にせずに寝ていられたし。
おとなしく病院へ行こう。 夫だけではない、逆に奥さまの立場を思うと私も怖い、突然は嫌だから。
家族にも迷惑をかける、夫にも友人と同じ思いをさせてしまうし、身辺の整理もしないでは絶対に嫌。
何かあったら怖いなぁ。 寝ながら入院した自分を想像していた。